サイトアイコン プロ翻訳者の単語帳

Disgusting

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 3 minutes

非常に不愉快な、 うんざりさせる

日常的によく聞く、 口語中心の形容詞。

状態だから、 形容詞  ( adjective )。

小学生から高齢者まで、幅広い層が使用する。

プライベートでも職場でも、激しく飛び交う。

総じてネガティブな場面で、大人気の言葉。

 

◆  胸に湧き上がる、何とも言えない不愉快さ。

それををずばりと表す。

非常に嫌な気分に襲われ、あたかも反射的に
口から飛び出す言葉。

生理的な反応に近い 感がある。

まさに、 「 苦虫を噛みつぶしたよう 」。

文字通り、吐き出すように発言する人が多い。

 

 

【発音】  disgʌ́stiŋ
【音節】  dis-gust-ing  (3音節)

あえてカタカナで表すと、「 ディススティング 」。

しかし、興奮気味に息を吐いて発声するため、
濁音 ではなく、 「 ディススティング 」 と聞こえる。

 

disgusting

1. extremely unpleasant and making you feel sick.
2.  shocking and unacceptable.
( ロングマン、LDOCE6 )

※  下線は引用者

【発音】  disgʌ́stiŋ
【音節】
  dis-gust-ing  (3音節)


◆ 中高生の ” It’s so disgusting ! ” なら、

社会人の “It’s so disgusting ! ” も、
情動( emotion )面は学生と大差ないだろう。

ただ、大人の自制が加わるため、
和訳には工夫が必要となる。

もっとも、感情表出の手段と程度は、個人差が
激しいため、絶対でないのは言うまでもない。

 

◆  ” disgusting ” は、 形容詞 ( adjective )のみ。

名詞を直接修飾する 「 限定的用法( attributive use )」 に比べて、
「 叙述的用法 」( predicative use ) が目立つ。

「 名詞+動詞 」の後、または「 名詞 」の後に来て、 名詞を説明する。

※  「 用法 」の直前の「 的 」が抜けても同義

先の  ” It’s so disgusting ! ” も、 「 叙述的用法 」 である。

もともと ” disgust ” から派生した。

” disgust ” には、 他動詞・自動詞・名詞がある。

語源は、中期フランス語 「 嫌いな味である 」
( desgouster )。

■  ” disgust”  の基本的意味

–  他動詞 「 むかつかせる 」 「 うんざりさせる 」
–  自動詞 「 むかつく 」   ※ まれ
–  不可算名詞 「 嫌悪 」「 むかつき 」

” disgust ” と ” disgusting ” は、それぞれ
16世紀と18世紀から使われている。

品詞は違うが、 大意は重なる。

英語学習上の重要度は、
” disgusting ”  >  ” disgust “

後生の派生語が、本家を抜き去った。

ともに、 第2音節に強いアクセント( 強勢 )。

 

■  自動詞・他動詞  “ disgust ”


■  形容詞  “disgusting”

” disgusting ” <トップ3000語以内> と
” disgust ” <トップ9000語以内> の差は侮れない。

また、” disgusting ” は、 話し言葉の使用頻度でも、
< トップ2000語 >入りしている。
( ロングマン、LDOCE6 の表記より )

冒頭で 「 大人気 」と記したのは妥当と考える。

 

 

形容詞  ” gross ”  は同義語の筆頭格であるが、

” disgusting ” の方がより強めの不快 とされる。

 


【類似表現】    ※   軽めのうんざり

 

 

 

 

 

 

モバイルバージョンを終了