Give me a hand.
ちょっと、手伝って。
直訳は、「手を貸して」。
日本語と同じなので、覚えやすい。
“Help me.”(助けてください)よりも、気軽である。
ポイントは、冠詞が “a”(単数)であること。
同様に、”Give me your hand.”(やはり単数)
と言うこともできるが、”a”の方が一般的である。
“your”の場合、「片手を差し出して」
と文字通りの意味になることが多い。
“a”では、目の前の「あなた」に相手は特定されない。
単に「手伝って」というメッセージであり、
必ずしも受け手が助っ人にならなくてもよい。
よって、相手に過剰なプレッシャーを与えなくて済む。
もっとも、「手を貸して」と言えば、
受け手その人の手助けを期待するのが普通だという点は、
日本語と同様である。
“Could you give me a hand?”
(手を貸していただけませんでしょうか?)
“Come here and give me a hand.”
(ここに来て、ちょっと手伝って。)