Too good to be true.
2017/01/18
話がうますぎる。ありえない。うそみたい。
“It’s too good to be true.” の略。
本当と思えないほどすごいことが起きた時の決まり文句。
結果的にそれが本当かどうかは問わない(後述)。
“too good” は、副詞 “too”(~すぎる)+ 形容詞 “good”(良い)
だから「良すぎる」。
“to be” は、前置詞 “to”(~には)+ 助動詞 “be”(なる)で、
「~になるには」。
“true” には、形容詞・副詞・名詞・他動詞がある。
頻出なのは形容詞で、「本当の」「真実の」が基本的意味。
ここでは「本当の」。
よって、「本当になるには良すぎる」が直訳。
何かの話題を指しているので、「話が本当になるには良すぎる」。
転じて、「できすぎた話だ」「話がうますぎる」。
現実は思い通りにならないことが多く、
あまりに円滑に事が進むと、かえって不自然に感じたりする。
誰かが何かを企んでいる気がして、どうも気持ち悪い。
そんな時の発言が “Too good to be true.”
この5語完結の場合、「眉唾ものだ」と疑いを入れるのが趣旨。
希望的観測(wishful thinking)を排し、
普段以上に用心せよの自戒に近い。
酸いも甘いも噛み分けた大人の場合、
こうしたセンサーが無意識に働くようになる。
大抵はその疑いどおりだが、まれに本当だったりする。
この場合も、”Too good to be true.” が使える。
「夢のようだ」「うそみたい」が定訳。
英日ともに「!」を加えて、興奮を表したりする。