プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

My door is always open.

      2022/07/27

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いつでも歓迎します。

直訳は 「 私のドアは常に開いています 」。

なんだか、 不用心で物騒な感じがするが、 そうではない。

◆  趣旨は、 歓迎の意  を表明すること。

 ◇  いつでも ( 相談等に ) お越しください   


こうした思いやりが込められている。

主に、 人の上に立つ役職やアドバイスする立場の人物・組織が使う。

職場  に個室を有する身分が目立つ印象。

文字通り 「 私のドアは ~ 」 ということになる。

いつでも  いらっしゃい!

 


◆  人称代名詞の所有格 ” my “( 私の ~ ) は、単数の1人称。

組織・部門など、 使い手が複数となる場合は、
複数の1人称  ” our “( 私たちの ~ ) となる。

したがって、

” Our door is always open. “


直訳は 「 私たちのドアは常に開いています 」。

” door ”  の語源は、 古英語「 扉 」( duru )。

【発音】  dɔr   (1音節)

 

◆  抽象的な意味合い  の 「 ドア 」 なので、 複数の扉
が存在しても、 この用法なら単数形  ” door ”  が一般的。

和訳の言い回しを例示すると、

  •  弊社はいつでも歓迎します。
  •  弊社にいつでもお越しください。
  •  弊社にお気軽にご相談ください。
  •  当部門にいつでもご相談ください。
  •  当部門にお気軽にお問い合わせください。

「  いつでもどうぞ  」  の趣旨は共通する。

◇  「 人称代名詞 」の解説は、 こちらが秀逸  ↓
——ちょいデブ親父の英文法 「 人称代名詞 」


◆  トップマネジメントのスピーチ和訳を担当すると、
かなりの頻度で出てくる常套句。

では、 実際にドアは常に開いているかと言えば、
それは人それぞれである。

そもそも、「 いつでも歓迎 」 など、 通常ありえない。

直属上司を飛び越えての相談も然り。

< 組織 > とは、 そういうものだろう。

それを知悉しつつ、 通訳翻訳官としては、
「 いつでも歓迎します 」 と訳さざるを得ない。

まったくもって歯がゆい思いだ。

 

 

【関連表現】

 

 

 

 

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