プロ翻訳者の単語帳

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【転職】英語を使う仕事に変えるべきか

      2020/03/09

職業柄、英語学習者から転職の相談を受けることがある。

英語が大好きで、長年勉強してきた。
でも、今の仕事では英語を使わない。
転職すべきでしょうか。

転職には、ご本人の年齢・資質・諸条件が直接影響する。

よって、一様に返答できないし、正答は人それぞれだろう。

◆ たったひとつ、私が全員にご紹介する持論がある。

実務で使う英語と学習者向けの英語
には、
隔たりがあると思います。

◆ ビジネスのような激しく動く世界で使う英語
と、概して静的な学習用の英語はやはり違う。

実務では、英語はあくまで、コミュニケーション手段
文法や丁寧さは二の次で、スピードが求められる。

職場は学校ではない。
コスト感覚と利害意識は欠かせない。
-ーと

◆ 転職を重ねた結果、私は正社員(正職員)として、
「産学官軍」に従事した。

  • 「産」+「学」= 10年以上
  • 「官」+「軍」= 10年以上

計画したのではなく、図らずも雑多なキャリアが仕上がった。

使う英語は様々であったが、日本の一般学習者
が接するであろう英語とは、程遠かったと感じる。

◆ 端的に言うと、「プロとアマは違う

文法に難があっても、相手に通じればまずOK。

日常業務では、完璧な文法過剰な礼儀
など、期待されない。

そんなことより、スピード優先
それが実務であり、プロの世界。

特殊分野でない限り、どこも似たり寄ったりだろう。

「使える英語を本気で身につけたければ、
英語を年中使う職場に移る方がよいかも
しれません」

英検1級や国連英検特A級などの資格は、私も持っているが、
実務では何の意味もないに等しい。

TOEICで満点を取るよりも
英語の会議などに参加し、

自分の意見を発言できる方が
ずっと価値がある。

私はこう考える。

常日頃から外国人に接し、一緒に仕事したり、遊んだり、
けんかしたりしないと、身につかないことは非常に多い。

英語力もその通りで、日々揉まれる必要がある。

多様性(diversity)に恵まれた職場で、長年働いた経験
をお持ちの方であれば、ご理解いただける話であろう。

   チャンスがあるなら、
ぜひ活かそう。

うかうかしていると、あっという間に年老いて、機会を失う

英語をどう使って残りの人生を過ごすか。

ライフスタイルや人生観への考察も大切。


英語を使わなくても普通に生きていける日本
という国で、真摯に英語と付き合うためには、

<今後の生き方>に思案をめぐらす必要がある。

 

 

【参考】

“conclusive”
https://mickeyweb.info/archives/45701
(決定的な、 最終的な)

 

 

 

 

 

 

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