プロ翻訳者の単語帳

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Kind of.

   

まあね。ちょっとね。

“kind of” の主な意味は2つで、どちらも日常的に頻出。

1)~のようなもの・人(冠詞 “a” がつく)、
~のたぐい、~のような(冠詞なし)

2)ちょっと、なんだか、やや、まあ(冠詞なし)

“kind” の原義は「生まれ」で、性質を同じくするものだから「種類」。
“kin”(血縁) “kindred”(親類)と同語源。

“kind of” の直訳は「~の種類」。
転じて、1)「~のたぐい」「~のような」。
日本語で「~のたぐい」というと、一般的に
「わけ分からない正体不明なもの」で印象はあまりよくない。
“kind of” にもその傾向がある。

“‘He is a kind of teacher.”
(彼は先生みたいな人なんだ。)

1)の「正体不明なあいまいさ」は、2)の婉曲表現につながっている。
2)は、言い方を「あいまい」にして、遠回しに言うための口語。
断言することによるトラブル回避が主な趣旨である。
これまた「ちょっと」等の日本語と共通する用法である。

“She was kind of angry.”
(彼女はなんだか怒ってたよ。)

2語完結の表現 “Kind of.” の場合、
1)と 2)のいずれもありうるが、
質問への回答なら 2)が普通。

“Do you like me?” ”Kind of.”
(私のこと好き?)(まあね。)
“Are you busy?” “Kind of.”
(お忙しいですか?)(ちょっとね。)
“Isn’t he handsome ?” “Kind of.”
(彼ってハンサムじゃない?)(ああ。)

つかみどころのない回答が “Kind of.”。
和訳も多様になる。

また、1)と 2)の両方とも、大抵の場合、
“sort of” に置き換えることができる。

 

 

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