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Bear with me.

      2018/03/08

ご辛抱願います。

日本の辞書にはあまり紹介されていないようだ。
長い会議で時々耳にする。

「ご辛抱」同様、少々堅い表現である。

“bear” には、自動詞と他動詞がある。
古英語由来で「産む」が原義。

Inline image 2 —“bear”(熊) は、語源の異なる別物

自動詞も他動詞も非常に多義。
しかも、どれも意味がかけ離れている。
なかなか厄介な動詞である。

ここでは他動詞「我慢する」で、
比較的マイナー用法。

直訳は「私に我慢して」。
性質的に「お願い」であるから、
“please” を前か後につける場合が多い。

「我慢する」の意味で他動詞 “bear” を使う場合、
文法上は否定語を伴うのが通例。

だが、”Bear with me.” ではそうでない。
「我慢する」自体がマイナー用法であるから、
<決まり文句>の一種と考えられる。

“bear with” に続く人称代名詞は目的格。
“me” に限らず、”him”、”her”、”them” でもよい。
固有名詞もありうる。
だが、<決まり文句>として “me” 中心。

“Please bear with me for a moment as I explain this.”
(この件を説明する少しの間、ご辛抱願います。)

“Just bear with me while I talk to you.”  ※ 冗談っぽく
(私が話す間、ちょいと我慢しておくれ。)

“Please bear with me even if you don’t want to.”
(嫌でもあっても、どうぞご辛抱ください。)

“I am new here, so bear with me for a while please.”
(私はここに来たばかりなので、しばらくご辛抱いただければ幸いです。)

【関連表現】
“bear in mind”
(心に留める)

 

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