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At peace with -

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(1)心穏やかでいる、安心している
(2)仲良くしている、平和でいる

特定の人間や主体の心理状態や様子を表す。
ポジティブなイメージにあふれる。

定訳がないため、和訳は単純でない。
しかし、英文はシンプルなため、
大意は理解しやすい。

状態を示す前置詞 “at”(~の状態でいる)+
不可算名詞 “peace”(平和)+
対象の前置詞 “with”(~に対して)

よって、直訳は「~に対して平和な状態でいる」。

◆ “peace” は、名詞のみの単語。

【発音】 píːs

語源は、ラテン語「平和」(pāx)。

不可算名詞または単数名詞である。

※ 「単数名詞」(singular noun)とは、
単数形で使われるのが一般的な名詞
英英辞書では “S” または “sing” と略記。

表題の用法では、無冠詞で使われるのが通例。

平和」「講和」「治安」「無事
など比較的多義だが、静かで平穏な
意味合いは一貫している。

◆ ここでは「平和」で、日英とも二分できる。

  1.  心の状態
  2.  外部の状態

at peace with” も、これに対応する。

  1.  心穏やかでいる、安心している
  2.  仲良くしている、平和でいる

(1) で最頻出なのは、”with” の直後に、
主語の目的語の代名詞 “-self”(~自身)
を続ける用法である。

(1) は、不可視な内面の描写である以上、
他者については推測となる。

よって、本来なら自動詞 “seem”(~に見える)
などを伴うはずである。

しかし、これなしで断言してしまうケースも多い。
この点、日本語でも同様だろう。


◆ “at peace with” が、「安心」ではなく、
「心穏やか」で使われる場合、
葛藤・確執(emotional conflicts)
の果てに辿り着いた心境
を表すことが多い。

【参照】”comfortable in one’s own skin

もともと安らかで幸せな人を取り上げる需要は、
決して大きくないのが現実である。

他方で、どうにか自分と折り合いをつけ、
万難を排して穏やかな境地に至った人に、
感銘を受け、共感する人は大勢いる。

結果的に、報道価値が認められるため、
この用途が目立つことになる。


(2) は、もっと単純である。

争いのない模様を示す。
より客観的に状況確認できる「平和」「仲良し」である。

既記の通り、”at peace with” には、
定訳とされるものはない。

本稿の和訳も一例である。

シンプルな英語で構成されるので、
状況や心境を読み取りつつ理解すれば、
大きく外すことはないだろう。

【類似表現】

■ “peace of mind”  → “presence of mind” に似る
(心の平和、安らぎ)
無冠詞が通例

■ “make peace with –
(~と仲直りする)

 

■ “rest in peace” = “RIP”
※ “passed away” より再掲

“rest in peace“

  • said to express the hope that someone’s
    spirit has found peace after death.
  • Abbreviation RIP often written on a gravestone.
    (CALD4、ケンブリッジ)

【関連表現】※ 現実との折り合い

“life’s lesson”
https://mickeyweb.info/archives/778
(人生の教訓)

“The truth hurts.”
https://mickeyweb.info/archives/2061
(真実とはつらいもの。)

“Things change.”
https://mickeyweb.info/archives/3326
(事情は変わる。)

“Things happen.”
https://mickeyweb.info/archives/9323
(こんなこともある。)

“What goes around comes around.”
https://mickeyweb.info/archives/1038
(因果応報。因果は巡る。)

“It’s always darkest before the dawn.”
https://mickeyweb.info/archives/1963
(夜明け前が最も暗い。)

“rock bottom”
https://mickeyweb.info/archives/10672
(どん底)

“It is what it is.”
https://mickeyweb.info/archives/3877
(それが現実の姿です。)

“I can live with that.”
https://mickeyweb.info/archives/1872
(それで構いません。)

“fact of life”
https://mickeyweb.info/archives/10864
(人生の真実、現実)

“My time is up.”
https://mickeyweb.info/archives/11257
(私の時代は終わった。)

”Life goes on.”
(それでも人生は続く)

 

 

 

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