The truth hurts.
2017/07/09
真実とはつらいもの。
ほぼ直訳のまま。
”truth” は名詞のみの単語。
可算名詞と不可算名詞を兼ねるが、
主に不可算名詞として使われる。
ここでも不可算名詞。
基本的意味は、
「真実」「真理」「立証された事実」。
“truth”(真実) は一つなので、
この用法では “the” をつけるのが通例。
もっとも、”in truth”(実際のところ)など、
副詞的に使う場合は無冠詞もある。
“hurt”は、ここでは自動詞「痛みを与える」。
転じて、「つらい」。
“the truth”(唯一の真実)は単数ゆえ、
“s” つけて “hurts”。
少しきざな言葉だが、映画・ドラマ以外でも
耳にすることがある。
自分に言い聞かせたり、人を慰める場合である。
「本当のこと(真実)を知るのは、苦しいこと」。
人生の教訓(life’s lessons)であろう。
現実問題として、真実を知ることは
良し悪しであろう。
相手や状況次第では、知らないままでいる方
がよいことも少なくない。
「真実の苦しみ」を負う必要がなければ、
知らなくても許されるかもしれない。
とすれば、その負担に耐えられる人限定の
言葉かもしれない。
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【関連表現】※ 現実との折り合い
“Things change.”
https://mickeyweb.info/archives/3326
(事情は変わる。)
“Things happen.”
https://mickeyweb.info/archives/9323
(こんなこともある。)
“What goes around comes around.”
https://mickeyweb.info/archives/1038
(因果応報。因果は巡る。)
“It’s always darkest before the dawn.”
https://mickeyweb.info/archives/1963
(夜明け前が最も暗い。)
“rock bottom”
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(どん底)
“It is what it is.”
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(それが現実の姿です。)
“I can live with that.”
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(それで構いません。)
“at peace with”
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(心穏やかでいる、平和でいる)
“fact of life”
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(人生の真実、現実)
“My time is up.”
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(私の時代は終わった。)
”Life goes on.”
(それでも人生は続く)