What's the point ?
2018/01/29
それに何の意味があるの?
この3語で完結する場合もあるが、
“point” の後に、その内容が続くことも多い。
“What is the point?” の短縮形。
“point” とは「要点」で、
日本語でも普通に使われている用法。
「その要点は何ですか?」が直訳。
他意なく素直に聞いている場合と、
相手を試すような「反語」用法の場合がある。
「反語」=
(3) 断定を強めるために、言いたい内容の肯定と
否定とを反対にし、かつ疑問の形にした表現。
「そんな事知るものか」の類。
「反語法」=
強調のために反語(3)を用いる表現方法
(広辞苑 第七版)
「反語」の場合、発言者は「それに意味はない。」
(There is no point.)と考えている。
その主張を強調するため、反対の内容を疑問形で聞いている。
発言者の中で結論は既に出ているため、
相手の回答は重視していない。
(修辞疑問文 “rhetorical question”)
反対ならそう言えばよいものを、
わざわざ「反語」を使うタイプの人間は
少なからず存在する。
すなわち、「反語」(irony)の好きな
「皮肉屋」(a cynic)。
反語の趣旨は、日本語とほぼ共通している。
対応次第で、その後の成り行きが左右される。
相手にとっては、何とも居心地の悪い状況だったりする。
“What’s the point in doing it?”
(そんなことして、何の意味があるの?)
“What’s the point of this?”
(これは何の役に立つの?)
【参照】※ 反語的
- “What’s the use of – ? ”
(~なんて、何の役に立つのか?) - “What do you know? ”
(あなたに何が分かるの?) - “Who benefits ? ”
(誰が得するの?)