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Up to speed

      2020/01/04

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(1) 軌道に乗って (2) 精通して

副詞用法で使われるフレーズ。
口頭が多いが、文章でも使う。

  • 副詞 “up“(上がる)
  • 前置詞 “to“(~へ)  ※ 状態の変化
  • 名詞 “speed“(速さ)  ※ここでは不可算名詞

直訳は「速さへ上がる」
つまり「速さに達した」
よって「軌道に乗った」
さらに「精通した」

「軌道に乗る」
仕事などが計画どおり順調に運ぶようになる。
(広辞苑 第六版)

◆ 期待されるスピードに達し(=軌道に乗る)、
ひいては熟達して知り尽くしている(=精通した)。

そんな状態が “up to speed”。
物事が順調に進み、良好な現状を示している。

(1) と (2) のどちらを意味するかは、
状況や文脈から判断する。

上記のとおり、好調なイメージは共通しており、
どちらにしても大きく外すことはないだろう。

 

 

 

◆ “up to speed” には定訳がなく、
文脈に合わせて様々な表現を用いて和訳する。

  • “Our managers are up to speed. ”
    (マネージャーたちは期待に応えている。)
    (マネージャーたちは精通している。)
  • “I’m trying to get up to speed.”
    (早く軌道に乗れるように努めています。)
    (一人前になれるよう努力しています。)
  • “Keep every employee up to speed with our business.”
    (従業員一人ひとりに我が社の業務について十分理解させよ。)
  • “I want to get him up to speed.”
    (彼を一人前にしたい。)
    (彼を軌道に乗せたい。)
  • “Get Up to Speed with the Blockchain & Start Building the Future”
    (ブロックチェーンを理解し、未来構築に着手せよ)   ※ 広告見出し

◆ 他動詞 “bring”(至らせる)を先に加えると、
<(1) や (2)の状態に至らせる>ゆえ、「教える」「教育する」に。

和訳は相手との関係を考慮しつつ適切に行う。

  • “I want to bring you up to speed. ”
    (あなたが一人前になれるように教えたい。)
  • “Let us bring you up to speed about the information.”
    (その情報について皆様にお伝えさせていただきたいと思います。)

 

 

【類似表現】

“get off the ground”
(離陸する、軌道に乗る)

 

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