プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

Unbiased

      2017/08/04

先入観のない 

ニュースやビジネスによく出る形容詞。
多義でなく単純で、自ら使うのも難しくない。

定訳は「先入観のない」「偏っていない」。

先入観の有無はありとあらゆる判断・評価に
影響するため、”unbiased” の大切さが
理解できるだろう。

よって、ニュースでも組織でも年中使われる
のは当然の単語である。

—————————————
“unbiased” =
fair and not influenced by your own or
somebody else’s opinions, desires, etc.
【同義語】impartial
【反意語】biased
(オックスフォード、OALD9)※ 下線は引用者

接頭辞 “un”(~ない)+
形容詞 “biased”(偏った、偏見を抱いた)

◆ よって、”unbiased” は文字通りで、
「偏っていない」「偏見のない」
「先入観のない」。
※「偏見」とは、非好意的な先入観

また、「偏っていない」から、「不偏の」
不作為の」をも意味する。
これも形容詞だが、主に統計で用いるため、
本稿では取り上げない。

◆ 名詞 “bias”(偏見、バイアス)の語源は、
中世フランス語「傾斜」(biais)。
動詞は存在しない(”biase” はない)。

いずれもあまり使われないが、
接尾辞 “ly” を加えると、副詞 “unbiasedly”(先入観なく)。
接尾辞 “ness” で、名詞 “unbiasedness”(不偏性)。

—————————————

◆「先入観がない」ということは、上記OALDの
“fair” や “impartial” が示す「公平」。

私情を差し挟むことなく判断することは
容易でないが、ビジネスでは普遍的な課題
と言える。

だが、”unbiased” かどうかの判断は難しい。
厳格な手順を経て検証される機会は、
日常的にはめったにない。それが現実である。

そのため、”unbiased” の実態は<理想>
に他ならないと考えられる。

生身の人間である以上、先入観はあるのが普通
だし、それを完全に排除するのは無理だろう。

それでも、理想を求め続ける姿勢は大切だろう。
さもなければ、社会の秩序も安定も保てない。

<人間社会に “unbiased” なんてない>
と分かっていながら、苦労してそれを追求する。
これが社会人に求められる基本的姿勢で
あったりする。

【例文】

“His opinion was relatively unbiased.”
(彼の意見は比較的公平だった。)
“We need unbiased information.”
(偏りのない情報が必要だ。)
“It will be difficult to find an unbiased witness.”
(先入観のない証人を見つけるのは難しいだろう。)
“Please give me unbiased advice.”
(先入観のないアドバイスをお願いします。)

 

 

ーー

Sponsored Link




Jetpack

 - 英単語, 英語