Knock, knock.
2020/01/04
(入室直前に)失礼します。
“knock” とは「ノック」のこと。
【発音】 nɑːk
「コンコン」とドアを叩く擬音語でもある。
擬音語(onomatopoeia)とは、実際の音を真似た言葉。
「擬声語」とも言う。
【参照】 “tingling sensation (ASMR)”、“ring a bell”
◆ “Knock, knock.” の相手は、親しい間柄か同僚・部下が普通。
茶目っ気のある、若干くだけた言い回し。
日本では「失礼します」と一声をかけて入室するところ、
「コンコン」と自ら述べるのだから、妙と言えば妙。
職場で “Knock, knock.” シーンを見る度に、
内心笑ってしまう。
「失礼します」と同じく、相手の注意を引くのが趣旨。
ドアでなく、ブースなどの仕切り内にいる人にも使う。
“Knock, knock” の発声と同時に、ドアか壁を叩く人もいるが、
擬音語として口頭だけで済ます人の方が多いようだ。
本来であれば、相手の回答を待ってから進むが、
“Knock, knock.” と言いつつ入ってくる輩も少なくない。
この点は「失礼します」との共通点。
< 日本語「失礼します」との相違点 > —※ 私見
- 在室者が入室を認識していれば不要
- フォーマルな場面にふさわしくない
- 初対面の客や目上の人には一般的でない
【類似表現】
“My door is always open.”
https://mickeyweb.info/archives/1304
(いつでも歓迎します。)
“Am I disturbing you ? ”
https://mickeyweb.info/archives/4177
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