プロ翻訳者の単語帳

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Upcoming

      2018/12/11

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今度の、次回の

「これからやってくる」を意味する形容詞。
名詞の前に限り用いられる。

この1語を加えると、「迫りくる」という
軽い緊迫感(プレッシャー)を醸し出せる。

相手に対するさりげない “reminder” としても便利。

“coming up”(やってくる)の語順を転換し、
形容詞にしたのが語源。
形容詞としての初出は、1940年代。

upcoming” 
happening soon.
(ロングマン、LDOCE6)

【発音】ʌ́pkʌ̀mɪŋ

お互い既知の話題についての「今度の」
であれば、冠詞は “the” 。

特定の案件でなく、一般論としての「次回」
を指すなら “an“。

日常的には冠詞の区別が厳密でない場合もあるが、
“the” を伴う方がはるかに多い 印象。

不特定の「次回」よりも、旬な共通話題
用いる “upcoming” が普通だからである。

  • “Please be prepared for the upcoming party.”
    (迫りくるパーティのために準備をお願いいたします。)
  • “Let’s get together for the upcoming event.”
    (今度のイベントのために集まりましょう。)
  • “I would love to see you on the upcoming birthday”
    (今度の誕生日にぜひお会いしたいです。)
  • “Most students are unaware of upcoming tuition changes.”
    (ほとんどの学生は、今度の授業料の変更を知らない。)
  • “Give me a heads-up so I can prep for the upcoming exam.”
    (入試準備したいので注意点をお知らせください。)
  • “I have to study until an upcoming test”
    (次回のテストまで勉強しなければ。)
    → 単純に次のテストを指す
  • “I have to make this for an upcoming busy day.”
    (忙しい日に備えて、これを作っておかなければ。)
    → 特定日でなく、いつか来るはずの多忙に備える趣旨



【関連表現】
“ongoing” ※ 形容詞
(進行中の)
– “an ongoing investigation”
(進行中の調査)

“up and coming”
https://mickeyweb.info/archives/16130
(新進気鋭の、前途有望な)

 

 

 

 

 

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