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What’s so funny – ?

      2020/01/05

何がそんなにおかしい ? 

3語完結 “What’s so funny ? ” でも使われる口語。

【発音】  fʌ́ni

その後に言葉が続く言い方も、ごく普通。
大抵の場合、関連の前置詞 “about“(~について)
を直後につけて内容を示す。

  • “What’s so funny about that ?”
    (それのどこがおもしろいの?)
  • “What’s so funny about her ? ”
    (彼女の何がおもしろいの?)
  • “What’s so funny about his joke ?”
    (彼の冗談のどこがおもしろいのさ?)
  • “What’s so funny about getting fired?”
    (解雇されることの何がおもしろい?)

“What’s so funny – ? ” の特色

多彩な表情があり、
言い方や状況次第で、

ニュアンスに大差がつく

例えば、

◆ 朗らかに笑いながら
“What’s so funny ? ” と言えば、
「そんなおもしろいか~」

お互い痛快な感じ。


◆ 嫌味を帯びた、ねちねちした口調なら、
「これのどこがおもしろいの?」

どこか開き直った様子。


◆ 舌鋒鋭く詰問する “What’s so funny ? ”
なら、「ふざけんな、なに笑ってんだ!」

本気で怒っている。


どのパターンも多用される。

その場にいる人であれば、判別は難しくない。
雰囲気や発言者の表情から、無理なく分かるはず。

この3文は代表例だが、発言者の感情も意味も完全に異なる。
疑問代名詞 “what“(なに) を用いる疑問文のため、
いずれも疑問符「?」で閉じるのが基本。

what’s は、”what is”、”what has”、”what does”
の省略形。ここでは “what is”「何がある」。

so” には、副詞・接続詞・間投詞がある。
ここでは、程度の副詞「それほど」「そんなに」。

“funny” には、形容詞と名詞(まれ)がある。

<語源> ※ 初出は、1756年
・ 不可算名詞 “fun”(楽しみ)
・ 接尾辞 “y”(形容詞をつくる)

形容詞「おかしい」「おもしろい」が基本的意味で、
ここでもその通り。

“funny”

1.  making you laugh.

(ロングマン、LDOCE6)

【発音】  fʌ́ni

<同義の形容詞>
amusing、hilarious、humorous など

“funny” の意味のうち、押さえておきたいその他が、
次に挙げる「奇妙な」と「疑わしい」の2つ。
真逆に近いが、よく見聞きする用法である。

2.  unusual, strange, or difficult to explain.
【例文】“What’s that funny smell ?

3.  appearing to be illegal, dishonest, or wrong.
【例文】“There’s something funny going on here.

(ロングマン、LDOCE6) ※ 下線は引用者

【発音】  fʌ́ni

“What’s so funny ? ” とだけ文面提示されても、
意味合いを的確に汲み取ることは困難。

「何がそんなにおかしい?」などと和訳するしかないが、
これが必ずしも十分でないことは、先述の説明で理解
できるだろう。

◆ 英語学習中によくみられるのが、次のような現象。

初学者だった頃の方が、質問に対して即答できる。

初級、中級と実力が向上するにつれ、知識量が増し、
同時に迷いも増えていくからである。

以前はたやすく思えた、一見簡単な質問にも疑問ばかり。

徐々に勉強がきつく億劫になり、自信を失い、
ついに学習をやめてしまう。

中途半端な(「挫折した」と表すことが多い)学習者が
やたらと目立つのが、日本の英語教育の特徴と感じる。

しんどい段階plateau努力しても、進歩が
見られない停滞期、プラトー)をどうにか乗り越えれば、
別世界が拓けるのに。

もったいない。

 

【参考】 ※ 外部サイト
成長の停滞時期「プラトー現象」とは?

◆ 本稿の “What’s so funny ? ” を例にとると、
文法的には基礎レベル。

決して難しくない。

初学者であれば、「何がそんなにおかしい?」
と即座に訳すだろう。首をひねることなく。

ところが、中級以上の英語力の持ち主であれば、
多重の意味合いが理解できるため、回答しにくくなる。

つまり、上掲3つのニュアンスをパッとイメージし、
ある種のためらいが生じる。

「そんなおもしろいか?」と「ふざけるな!」では、
言っていることが全然違う。 だから混乱する。

すっきりしないので、精神的にも負担になる。
こんな状態が延々と続き、学習がつらくなってくる。

だが、考えてみよう。

日本語の「何がそんなにおかしい?」でも、やはり
言い方や状況によって、ニュアンスに大差がつく

「きりがない」 それが語学。

言葉は生き物であり、社会の変化に伴い、進化し続ける。

言語やコミュニケーションとは、本質的にそういうもの。

こう 割り切る覚悟 が、「挫折」防止には必要と考える。

英文学に欺かれたるが如き不安の念

夏目漱石『文学論』序(1907年刊)

外国語なら、ますます不安がつきまとう。当然だろう。

むしろ<底なし沼>であるおかげで、飽きることなく、
フレッシュな気持ちで、一生続けられるとも考えられる。

英語に限らず、「学問」全般の性質であろう。

40年以上、毎日英語に触れてきた私は、今も楽しく学んでいる。
プロとはいえ、「きりがない」点も受容しているからである。

【参照】
“try to – ”
https://mickeyweb.info/archives/23268
(~するようにしてみてください。)

【関連表現】
“It’s not funny. ”
https://mickeyweb.info/archives/719
(笑いごとではないのよ。)

 

 

 

 

 

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