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Nitty-gritty

      2019/01/09

核心、本質、実態

初めて見聞きすると、スラングか何かと勘違いしそう。
ビジネス会議にも普通に出てくる、真面目な単語である。

発音とスペルに特徴があるので、一度学んでおけば、
次回はきっと自力で分かる。

◆ まず、発音から(クリック)。
繰り返しつぶやき、脳みそに刷り込んでしまおう。

【発音】 nítigríti

ティ リティ」などと聞こえる。

軽やかに韻を踏んでおり、心地よい。

“nitty-gritty” は、最後の “tty” が韻を踏む
「脚韻(きゃくいん)」(end rhyme)。

逆に、最初で韻を踏むのは「頭韻(とういん)」。
(head rhyme、alliteration

例えば、

◆ 次いで、”nitty-gritty” の中身をチェック。

語源サイト “Online Etymology Dictionary” が、
すっきり説明してくれる。

語源(etymology)を調べる上で、重宝する英文サイト。

nitty-gritty (n.)

“basic facts,” 1961, knitty-gritty,
American English, 
said to have been
chiefly used by black jazz musicians,

perhaps ultimately from nit and grits
“finely ground corn.”

As an adjective from 1966.

https://www.etymonline.com/word/nitty-gritty

意味は「基本的事実」。アメリカ英語。
名詞の初出は1961年で、形容詞は1966年。
ジャズミュージシャン由来で「粉末状のとうもろこし」
と成り立ちを推定(”perhaps”)する。

語源不詳(”unknown origin”)と記す英英辞書もある。
例えば、OALD9(オックスフォード)。

“the nitty-gritty”
singular (informal)
the basic or most important details of
an issue or a situation.
(OALD9)

この辞書のように、”the” つきで項目立てする
英英辞典も多い。
LDOCE6、CALD4、Macmillan など。

“singular” とは「単数名詞」を指す。
単数形で使われるのが一般的な名詞のこと。

“informal” とは、非正式なくだけた表現。
今回調べた全6点の英英辞書に “informal”
表示があった。うち3点に “singular” 表示。

具体的な用途は、「核心」「本質」「実態」の
いずれか。どれも「基本的事実」の範疇。
主な同義語は、”core”、”essence”、”focus”、
bottom line“、”reality”。

名詞も形容詞も、これ以外の意味合いで使われる
ケースはないに等しい。

そのため、次の代表例を押さえておけば、基本はOK。
使用場面により、「核心」「本質」「実態」で代替可能。

  • “the nitty-gritty of the issue”
    “the nitty-gritty of a matter”
    (問題の核心)(問題の本質)(問題の実態)
  • “the nitty-gritty details”
    (核心となる詳細)(本質的な詳細)
  • “the nitty-gritty question”
    (核心となる質問)(本質的な質問)
  • “get down to the nitty-girtty”
    “get into the nitty-gritty”
    (核心に迫る)(本質に迫る)
  • “get to the nitty-gritty”
    “get at the nitty-gritty”
    (核心を突く)(本質を突く)

少ない語義。個性的な発音と字面。

特に難しいことはない。
割と容易に身につく “nitty-gritty”。
覚えないと損である。

“I hope to get into the nitty-gritty of English learning.”
(英語学習の核心に迫っていければと思います。)

 

 

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