Please be advised that -
2020/01/04
~をご承知おきください。
公的な事務連絡でしょっちゅう目にする。
「ご承知おきください」「ご了承ください」
と日本語で書く文書の多くで使える英語フレーズ。
「ご承知おきください」同様、堅い表現。
いわば「お知らせします」の堅めバージョン。
かつては<注意書き>や<免責事項>などの告知
として、法律・商業・役所文書中心に使われた。
このフレーズによって、かっちりした表現に仕上がる。
そのため、現在は社内メールにも多用されている。
なぜなら、
「注意喚起」には、お堅い文体が有効だから
ただし、口頭使用はまれ。
堅苦しくて、不自然すぎる。
【参照】
“It is imperative that – ”
(~は不可欠である、~は必須である)
“to the extent possible”
(可能な限り、できる限り)
◆ “advise” には、自動詞と他動詞がある。
ここでは他動詞「~を通知する」。
“be advised” は文法的に受動態(受け身)。
文法云々より、ビジネス慣習としてこの形で使われる
ものだと考える方がよい。
社内・社外の両方で使え、ウェブサイト・
メール・手紙など、文書媒体は問わない。
- “Please be advised that
we don’t accept credit cards.”
(クレジットカードはお取り扱い
していませんのでご了承ください。)
– - “Please be advised that
we don’t accept returns.”
(返品はお受けできませんので
ご承知おきください。)
– - “Please be advised that
we do not accept any liability whatsoever.”
(我々はいかなる責任も負わない
ことをご了承願います。)
– - “Please be advised that the seminar will be
postponed until this Friday.”
(セミナーは今週金曜日まで延期されましたので、
ご了承ください。)
ー - “Please be advised that the retirement ceremony
is scheduled as follows.”
(退職式は下記の通り予定されていますので、
ご承知おきください。)
【類似表現】
“Please advise.”
https://mickeyweb.info/archives/243
(ご意見をお願いいたします。ご教示ください。)
“Please be aware that – ”
https://mickeyweb.info/archives/3559
(~にご留意ください。)
“Please note that – ”
(~にご注意ください。)