Sort things out
2018/04/12
解決する。対処する。けりをつける。
“sort things out” は、
<3語ワンセット> の決まり文句。
◆ ここでの “sort” は他動詞で、
「片付ける」「整理する」。
“things”(複数形)は、
「事柄」「もの」「こと」。
コンピュータで「ソート」と言えば、
「並べ替え」「整列」。
その “sort” だから、イメージしやすいだろう。
ごちゃごちゃしたものを整理し、きれいにする感じ。
◆ “thing” は名詞のみで、
基本的意味は「物」「物事」。
日本語の「物事」と同様、
抽象的・総称的な意味合いがある。
この用法では複数形 “things” が常。
【関連表現】
“Things change.”
https://mickeyweb.info/archives/3326
(事情は変わる。)
“Things happen.”
https://mickeyweb.info/archives/9323
(こんなこともある。)
◆ “out” は、副詞・形容詞・前置詞・名詞
・他動詞・自動詞と非常に多義。
ここでは、副詞「徹底的に」「最後まで」。
この副詞用法には、次のような表現がある。
- “clean out”(徹底して掃除する)
- “tired out” (疲れきった)
- “burn out”(燃え尽きる)
◆ “sort things out” は中身の漠然とした
<3語ワンセット>だが、
「とにかくけりをつける!」
という強い意思が表現できる。
具体的な対策が未定でも、
実行意思を示せて便利。
この点、以下と同じ。
“talk things out”
https://mickeyweb.info/archives/5615
(徹底的に話し合う)
–
“work things out”
https://mickeyweb.info/archives/9698
(問題を解決する)
–
“get things going”
https://mickeyweb.info/archives/10469
(事を進める)
ビジネス・プライベート問わず、多用される。
対応すべきことのオンパレードな現代社会。
よく使われるのは自然だろう。
“We need to sort things out.”
(私たちは対処しなければならない。)
“Time will sort things out.”
(時間が解決してくれるだろう。)
“I have to sort things out for my son ! ”
(息子のため、けりつけないと!)
【類似表現】
“Get it over with”
https://mickeyweb.info/archives/1142
(けりをつける)
“iron out” ※ 小規模な問題
https://mickeyweb.info/archives/2305
(問題を解決する)
“smooth out”
https://mickeyweb.info/archives/24488
(問題を解決する)
“We can work it out.”
https://mickeyweb.info/archives/685
(なんとかなるさ。)