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「TuneIn Radio」で英語リスニング

      2024/04/01

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 9 minutes

リスニング向上に重宝するのが、 インターネットラジオ。

情報収集を兼ねて、 ラジオアプリの

TuneIn Radio Pro

「 チューンイン  プロ 」

https://tunein.com/

を毎日使っている。

原則無料の  ” Free Internet Radio “。


< iTunes > 
https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio-pro/id319295332?mt=8

< Google Play >
https://play.google.com/store/apps/details?id=radiotime.player&hl=ja


見やすく、使いやすく、シンプルな設定。

日本語表示も可能。

「 バックグラウンド再生 」 と 「 連続再生 」ができるので、

手間なし でリスニングに集中しやすい。

最大の特長は、ワンタッチ録音機能。

受信中の番組を録音でき、 予約録音も可能。

 【 追記 】

2020年10月、 「 録音 」 機能を失った。

同月、 サポート部門に問い合わせると、 法律とライセンス

の制約により、 やむなく録音機能を外したとのこと。 


Unfortunately,  due to applicable law and licensing restrictions,

we have removed the recording feature from  TuneIn Pro.


受信専用のラジオアプリとしても、 優秀であることに
変わりはないものの、 残念な話。

◇  このアプリひとつで、
世界中のラジオ番組 にアクセス可能

100,000以上  のラジオ局


2024年4月 現在



◆  広告入りの 「 無料版 」 もある。

名称末尾に 「 Pro 」 なし。 

▼  使い勝手を試すには、 この無料版で十分


< iTunes >     ※  無料
https://itunes.apple.com/us/app

< Google Play >     ※  無料
https://play.google.com/store/apps

 

◆  お勧めのラジオ局と番組をご紹介してみたい。

「 TuneIn Radio 」 のアプリを開いて検索すれば、
いずれも簡単に見つかる。

アプリがなくても、 検索エンジン ( Google、Yahoo など )
に名称を入力すれば、 たちどころに出てくる。

 

■  移動時間には  ” Associated Press

米国のAP通信社のラジオ局である。


番組はAP News Updates  がよい。

2020年以降はAudioboom  と銘打つ。

ナレーションは、猛烈に速い。

実質 「 速報 」 だから、 当然かもしれない。

この速度を上回るのは、 スポーツ中継くらいだろう。

英語ネイティブのスピードに慣れるのにお勧め。

英語中級者から上級者向け である。

◆  こちらも、 同様の理由でお勧め。

米国のニュース専門放送局である。


Fox News Radio


米国の社会・政治・経済に関する対談が多め。

まさしくネイティブ向けの生の英語が聴ける。

他局に時々見られる途切れがなく、 常に流暢。

終日、 つけっぱなしにするにも、 よい感じ。


■  自宅でじっくり聴くには  ” NPR


NPR ( National Public Radio )は、
米国の非営利ラジオ局。

すなわち、 公共ラジオ放送局。


番組はNPR Program Stream ” をお勧めする。

ナレーションはAPより概して遅め。

標準的な英語 を使っている。

英語初級者から上級者向け である。

 

■  対談番組は  ” Here’s the Thing

豪華ゲストが素晴らしいラジオトークショー。

ホストは、 米国人俳優のアレック・ボールドウィン( 1958- )。

◆  以前、 別稿  ” Here’s the thing ”  で取り上げた。


公共ラジオ放送局 の番組で、
2011年 から毎月2〜4点の新作がアップされている。

有名人へのインタビューを、 ボールドウィンが単独担当する構成。

無料 なのに、 米ショウビズ界を中心とする錚々たる人物が出ている。

本音や裏事情が聴けておもしろい。

Podcasts などのメディアでも楽しめる。

ボールドウィンは、 しゃがれ声の持ち主だが、

発音は非常に明瞭で、 聴き取りやすい。

さすが、 ベテラン俳優である。

彼のきれいな発音は、 一聞に値する。

インタビューを受ける側の英語は自然体。

ネイティブ英語そのものなので、 中級 ~ 上級学習者向け となる。

各インタビューは、20分から1時間程度。


声質はともかく、 発音はあっぱれ。

際どい会話が弾み、 思わず頬がとろける。

ホストが若手であれば、 きっと無理な突っ込みもままある。

円熟の域に達しつつある、 ボールドウィンの面目躍如たる出番。

長寿番組に成長したのは、 順当な結果に違いない。

こんなに濃い内容が、 無料で聴けるのは幸せ。

※  2021年10月、 撮影現場で誤射し、過失致死が発生

アレック・ボールドウィン の今後の動向が注目される。

トランプ元大統領のモノマネでも知られる。
https://youtu.be/3Ar80sFzViw

 

 

◆  著作権切れの  ” pubic domain ”  にある創作物の朗読は、 基本的に無料。

https://tunein.com/audiobooks/

【参照】  ” no need “、  ” public domain

YouTube でも、 英語作品の朗読を提供するチャンネルはごろごろしている。

https://www.youtube.com/results?search_query=read+story+in+english

気に入った作品を録音し、 自習用のリスニング教材を 「 自作 」 してしまえ。

【参照】  自習教材を自作するために使っている道具

 

 

自分で作れば

 

自信 喜び が湧く


◆  お勧め YouTuber ( ユーチューバー ) は、 ” No need ”  でご案内。

ゴムのように伸縮自在な口唇と舌を持ち、 口周りの運動が大振りなため、

舌・唇・歯・呼吸間の相互作用が分かりやすい、 推しの英語ネイティブ。

これほど分かりやすい口元の動きを示す英語話者を、 私は見たことない。

見本にする英語の先生を選ぶ際は、 ベロ出しの有無が目のつけ所のひとつ。

口元を食い入るように見つめ、 運び  を学び取れる点がラジオとは異なる。

平板で均一なリズムの日本語が母語の私たちの口周りは、 こんな風に動かない。

普段は  運び  を意識しないからこそ、  物珍しい眺めでびっくりするはず。

  ” no need ” 加え、  ” integrity ” 、 ” smooth out “、  ” hiatus ”

、 学習着目事細かした ( 図入り、 写真入り )

 

◆  短波放送と米軍放送 FEN ( ~1997年までの名称、 現 AFN )

を聴きまくった学生時代。

次のような本を読んで学び、 1990年代後半まで、

ノイズだらけの短波を熱心に受信していた。


『 BCL実践ハンドブック  国際放送受信入門 』
CQ出版社 ( 1995年刊 )
https://amzn.to/2JeyY7h

◇  BCL ”  =  Broadcasting Listening / Listeners


自宅使用は、 SONYの短波ラジオ「 ICF-SW55 」。

1991年発売。  中古市場では今も人気あるらしい。

FENを聴くために、 年間365日、 肌身離さず、
AMラジオを持ち歩いていた。

SONY 「 カードサイズラジオ 」 はいくつもつぶした。

私の英語はラジオ仕込みなのだ。


インターネットラジオは、 当時の 「 夢 」 の実現である。

便利な時代だ。

今の若者が本当にうらやましい。

 

◆  以下、  ” no need ”  より再掲。


インターネットが普及した現代は、 自分に適した英語を自由自在に選べる。

それ以前の日本社会では、 英語に接するまでに、 手間暇・コストを要した。

英語のケーブル放送を目当てに、 都内のホテルにて自主合宿したもんだ。

自宅では、 高価な 短波ラジオ で、 ノイズにめげずに国際放送を受信していた。

2か国語放送は1980年代、 BS・CSは90年代より徐々に家庭に浸透していった。

英字新聞・雑誌を 定期購読 し、 海外発送分は「 国際郵便為替 」で毎年送金。

やっとこさ手にした大抵の雑誌は  ” cover-to-cover ”  で舐めるように読んだ。

なにかにつけ、 あれやこれやと費用がかさんだ。

選択肢が手薄い当時は、 しくじると浪費に直結したので慎重だった。

一般個人は、 こうもしないと、 生の英語までたどり着けなかった。

( 中略 )

1990年代までは、 ラジオは主にラジカセで録音していた。

映画は、 ビデオデッキから、 オーディオケーブル1本で音声出力。

VHSからカセットテープに音声入力し、 ウォークマンで音声再生。

インターネット普及後に振り返ると、 なんだか冗談めいた話だが、

私にとっては、 なんの変哲もない学習習慣で、 久しく定着していた。

◆  ご紹介したラジオ局 ・ 番組 は、

  有料アプリを買わなくても、

ウェブページ または 無料アプリ経由 で手軽に聴ける。

 各ウェブページ内の 矢印  や  ” Listen “( 右上など )をクリック

そもそも、” TuneIn ”   のキャッチフレーズは、” Free Internet Radio “。

AP Audioboom > 旧称 : AP News Updates

Fox News Radio > 

NPRProgram Stream

Here’s the Thing

https://tunein.com/podcasts/Arts–Culture-Podcasts/Heres-The-Thing-with-Alec-Baldwin-p460956/


× 」 をクリック


↑   アプリをインストールしなくても聴ける   ↑

【 ご注意 】
本稿でご案内した 「 ニュース番組 」 は原則無料

繰り返すと、 ” TuneIn ” の正式キャッチは、

Free Internet Radio


◆  販売促進・マーケティングの常として、

  • Start Free Trial
  • Try It Free
  • 1 Month Free
  • Try Premium for 30 days

といった、 紛らわしく扇動的な ポップアップ 表示が目立つ。

 

右上か左上の「 × 」をクリック

すれば、 この表示はすぐ消える


× 」 とは、 画面を「 閉じる 」 ( close ) で罰点の印。

× 」 の代わりに、 ” Close ”  と明記してあることも。


◆  さらに、 「 Skip 」 で 「 飛ばす 」。

一切関わらずに、 無視する行為。

軽く跳びながら進む 「 スキップ 」 と同一単語の ” skip “。

  • Skip Trial
  • Skip Premium


◆  動詞  ” Dismiss ”  は、「 退ける 」。

【発音】  dismís
【音節】  dis-miss (2音節)

語源は、 ラテン語 「 追い出す 」 ( dīmissus ) だから、

「 失せろ 」 「 却下 」  くらい。


アプリ起動のたびに、 出てきたりするから、 確かに厄介。

” Free ” に目を奪われ、 心を惑わされる

× 」 や  ” skip ” など、クリックすれば よいだけ

アプリ(ケーション)と ソフト(ウェア)
販促の常套手段
なので、押さえておきたい


世界中の eコマース
ElectricCommerce  =  電子商取引 ) で、

あまねく普及した売り方ゆえ、 「 対策 」 を覚えておこう

↓  ↓  ↓

枠内の「 × 」 をクリック


Close “、” Skip “、” No, thanks “、” Dismiss ”  でもよい。

 ◇  アプリ・ソフト

→  ごく普通に見かける商法


すぐさま、 その場で 処理する

インターネットの販売促進のパターン。

画面上の 「 注意喚起 」 や 「 ポップアップにも共通 

× 」 をクリック

 

▼▼▼  実例  ▼▼▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


↑   アプリをインストールしなくても、あらかた聴ける   ↑

× 」、” Close “、” Skip “、” No, thanks “、” Dismiss

などをクリック

◆  無料で 楽しめるのに、 いきなり「 サブスク 」して

しまう諸氏が、 世界中に大勢いる模様  なので、 要注意。

「 広告なし 」 ( commercial-free ) の特別仕様や、
プロスポーツなどの専門番組を望む場合に限り、

年間契約・月極による 「 有料版 」
(  サブスクリプションsubscription   ※  )
に申し込む方式が、 インターネットラジオの主流。

※  主な和訳は、 「 定額制 」「 定額課金制 」「 継続課金制 」

◆  「 詐欺アプリ 」、 「 悪質 」、  ” fraud “、  ” scam

と低評価を書き込む人々は、 上記のからくりに気づかずに、

サブスク契約を成立させている  ケースが 大半と考えられる。

【例】

よく分からないまま、  つい適当にクリックし続けて

「 プレミアム 」や「 トライアル 」の契約に申込んだ後、

放置してしまう。

→  国際的に多発している苦情


◆  言語は様々だが、 こうしたトラブルに至る流れは重なる。

上掲の実例を見ると、 事前に仕組みをまったく知らなければ、
無防備にクリックしてしまっても、 不思議ではない出来映え。

レビュー欄で、 英語のクレームを読んでみる  と勉強になる

原因は概ね一緒ゆえに、 叩く悪態も世界共通なのが、 やや滑稽。

英語で読み書きできても、 理解しにくいシステム

ということ。

 

◆  販売者にしてみれば、 舞い込む低評価と中傷レビューは理不尽すぎる。

あくまでも利用者側の不注意、 として言い開きをする理屈はもっともかも。

人気商品になると、 地球規模で対応しても、 低評価は不変で徒労に帰する。

2023年頃から、 利用者を安心させるシステムに変更する企業も増えた。


No autocharge after free trial ends.

( 無料トライアル終了後の自動課金はありません。)


https://cloud.google.com/free/docs/free-cloud-features

※  2024年2月14日 アクセス


手動で手続きしない限り、 お試し終了後は自動で課金されないとの旨。

それでも、 本人確認を兼ねてクレジットカードまたはデビットカード

はしっかり入力させるから、 なんとなく不安感がまとわりつく。

 

 


課金が嫌なら

× 」 をクリック


あるいは、

Close “、” Skip “、” No, thanks “、” Dismiss ”   など。


◇  私自身、 2012年9月( TuneIn Radio Pro、v2.8.1 )以来、
間断なく使ってきているものの、 一度も課金されたことはない

 

 

かつて、 短波ラジオを要した世界中のラジオ局が、
インターネットのおかげで身近になった。

 

◆  日本語母語話者にとって、

英語の発音は動物の鳴き声に近い。

日本語で表記しがたいのは言うもおろか。

犬猫の声と一緒で、 そもそも日本語では書き起こし

きれないのに、 英語音を無理くり邦文で表現しようとする。

等しく不条理だからアプローチを変える。

口周りをまじまじと見据えて、 模倣する。

※  やり方は、 ” integrity ”  へ  ( 図入り、 動画入り )

【参考】    ※  外部サイト

 

 

相性のよさそうな

発信者や番組を見つけて、

がっつり食らいつく。

 

  日本人学習者を主たる顧客と想定した素材は、

長期的にはあまり望ましくないと私は考える。

中級学習者  が潜在能力を引き出し上達するには、

日本人相手ではない番組を中核に据える方が名手。

【 主な理由3つ 】

日本語母語話者向けに、 ほどよく加減され、

念入りに作り込まれた印象を受ける番組が多い。

登録者を増やすためか、 販売促進のためか、

どうしても視聴者におもねる調整が欠かせない。

理由は3つのデメリット。

(1) 漫然と視聴しただけで、 会得したと勘違いし、 英語学習した自己満足に陥りがち

(2) 自分の頭や口を動かさずに時間を使い切り、 成長しそびれているのに気づけない

(3) 手入れ後の日本人受けする英語なので、 そう自然ではない状態の英語が目立つ

一般向けの素材に慣れ親しんできた学習者であれば、

割合すぐ見透かせると思う。

 

散歩 や 筋トレ では、 骨伝導ヘッドホン
耳が疲れにくい

( Shokz  OpenMove

 

古いスマホを活用して、 浴室でも英語を流している

 

室内でゆらゆら、 ぼうっとリスニング

【参照】  単語の覚え方

 

 

【参考記事】    ※  外部サイト

 

 

 

 

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