プロ翻訳者の単語帳

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Thank you for waiting.

      2020/10/22

お待たせしました。

電話・対面で頻出のシンプル表現。

文面(メール、レター等)でも使える。

待ってもらったことへの感謝を端的に伝えられる。

接客時に、少々待たせることは日常茶飯事。

通常の待ち時間であれば、相手も予期しているはず。

一般的には、

◇  待たせたことへの「謝罪」よりも、
「感謝」を伝える方が、お互い気持ちよい


◆  英語対応で、心がけたい姿勢のひとつは、

余計な詫びより、お礼を優先

すること。

< 日本人の典型応対 2つ >

I’m sorry to have kept you waiting.
I’m sorry to keep you waiting.

お待たせして、申し訳ございません。」の英語版。

文法的には適切で、折り目正しい。

英語ネイティブも使う言い回しである。


◆  ここで、次の2つを比較してみる。

(1)  “I’m sorry to have kept you waiting.”
(2)  “Thank you for waiting.”

ご自分が「2分間」待たされた客であれば、
どちらの第一声が心地よいか。

(1) は7語。  受動態で、まだるっこい感じ。

  “sorry” の詫び言で、空費した待ち時間を想起しがち。

→  こらえていた不満を刺激し、怒りをあおる。


(2) は4語。  すっきり快活で前向きな雰囲気。

  ネガティブ感情の生じる余地が少ない。

→  「ありがとう」と言われると、反発心が削がれ、
軽めの腹立ちなら「まっ、いいか」と鎮まったりする。

ありがとうございます

 

< 無難に謝っておこう >は、日本ではOK。

しかし、国際的な視点からは心許ない。

無防備に “I’m sorry” と言わない

 【 グローバル時代の原則 】 として、ぜひ押さえておきたい。

【参照】  “It won’t happen again.

 

◆  若干の手落ちが、当方にあったとしても、

その後の展開や相手の心情を推察し、

さりげなく、

◇  お礼に置き換えてしまう

その方が丸く収まったりする。

後ろ向きな “sorry” よりは、明るい “thank you
の方が、気分が上向く人が多い。

【参照】  “I hope you understand.


状況にもよるが、私の経験では、

◇  不要な謝罪より、感謝表現を重視

すると、英会話はもっとスムーズに弾む。

【参考】     ※  外部サイト

「謝罪」と「お礼」の黄金比  
https://toyokeizai.net/articles/-/296906?page=3
2019年8月14日付


◆  もっとも、非常識に長く待たせた場合は、この限りでない。

例えば、1時間も放置された挙句、
やっと戻った担当者が、しれっとした笑顔で

“Thank you for waiting.”

とのたまったら、頭に来るだろう。

これは明らかな失態

淡白すぎて無礼。

正式な謝罪も、接客の基本である。

【関連表現】

“Thank you for your time.”
https://mickeyweb.info/archives/716
(お時間をとっていただき、ありがとうございます。)

“Thank you for caring.”
https://mickeyweb.info/archives/1986
(お気遣いありがとうございます。)

“Thank you for having me.”
https://mickeyweb.info/archives/3387
(招いていただき、ありがとうございます。)

 

 

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