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Misjudge

      2017/12/04

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判断ミスをする 誤った判断をする 

英和辞典で軽視されているきらいがあるが、
ニュース、ビジネスともによく出てくる。

“misjudge” には、自動詞と他動詞がある。
意味は「誤った判断をする」で共通。

接頭辞 “mis”(誤って)+
自他動詞 “judge”(判断する)
で「誤った判断をする」。

◆ “misjudge” のニュアンスは「判断ミス」に似ている。
もっとも、日本語の文法面で微妙な「判断ミス」と異なり、
“misjudge” は、れっきとした由来の堅めな表現である。

<当初の判断は誤りだった>
こんな気づきを一語で示せるのが “misjudge”。
気づいた主体が、自分か他者かを問わない。
深刻な内容から冗談まで幅広くカバーする。
「判断ミス」と互角の応用力である。

◆ 日常的には、
勘違い」「誤解」「思い違い
見込み違い」「見当違い

も “misjudge” で大まかに表現できる。
その結果、反省の弁で起用されたりする。

—————————————-
誤った判断であることは<事後>に判明するため、
過去形 “misjudged” で使われる場合が圧倒的に多い。

  • “I guess I misjudged him.”
    (私、彼のことを見誤っていたみたい。)
  • “The leader misjudged their skills.”
    (そのリーダーは、彼らのスキルについての判断を誤った。)
  • In hindsight, my boss misjudged the situation.”
    (後から考えると、私の上司は状況判断を誤った。)
  • ”I was late because I misjudged the time.”
    (時間を勘違いしていて、遅刻しました。)
  • “The teacher allowed the student to continue
    his behavior under the misjudged assumption
    that he would improve soon.”
    (生徒が改善すると間違って仮定し、
    その先生はその態度を続けさせた。)
  • Allegedly, the manager misjudged
    the priority of the complaint.”
    (マネージャーは、その苦情の優先順位の
    判断を間違ったらしい。)

◆ 名詞は “misjudgment” で、接尾辞 “ment” をつけたもの。
可算名詞と不可算名詞を兼ねる。

“misjudgment” を用いて、上掲太字を名詞で表せる。
イギリス英語では “misjudgement” と綴ることもある。
堅い表現であり、あまり出てこない名詞。

  • “There was a series of misjudgements.”
    (判断ミスの連続だった。)

 

 

 

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