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Don’t judge –

      2018/03/30

~を勝手に判断するな。~を勝手に評価するな。 

Don’t judge people by – 
(~で人を判断してはならない。)

  • Don’t judge people by appearance(s).
  • Don’t judge people by their looks.
    (人を外見で判断してはならない。)
  • Don’t judge people by the color of their skin.
    (人を皮膚の色で判断してはならない。)
  • Don’t judge a book by its cover.
    (外見で中身を判断してはならない。)
    ※ 本に限らず、人を含む森羅万象

米国では、幼少期より言い聞かされる決まり文句の数々。

多様性に富んだ社会で生きていくためには、不可欠な考え方。
幼い頃から学習して身につけておかないと、長ずるに及んで
足をすくわれる危険が高まる。

racial slur” を口にして、地位を追われる役職者は珍しくない。

大概の人間は、本能的に外観から判断する。
だからこそ、学校や家庭などで教育し続けるのだろう。

相手が大人であれば、さらに、

Don’t be judgmental.
(決めつけるな。)

などとたしなめて、当人の自信過剰や傲慢さを突いたりする。
私自身、何度も注意されてきた。

“judgmental” は形容詞で、「せっかちに判断しがちな」の意。
つまり、大した根拠もなく、勝手に決めつける感じ。
【発音】dʒʌdʒˈmentl

自説が正しいとは限らない。検証もなく無邪気に批判
するのは、大人として無責任、くらいの忠告である。

◆ “Don’t judge – ” という言い回しは、ビジネストークでも
使われる。

趣旨は、これまで挙げた例と同じ。
すなわち「勝手に決めつける」姿勢を制すること。

具体的には、

  • Don’t judge customers.
    (お客様を勝手に決めつけるな。)
    → 先入観のない、公平な接客態度
  • Don’t judge one’s choice.
    (誰々の選択を勝手に評価するな。)
  • Don’t judge one’s decision.
    (誰々の決断を勝手に評価するな。)
  • Don’t judge me.
    (一方的に私を決めつけるな。)
    (勝手に私を評価するな。)
    (よく知らないくせに、私を批判するな。)

“one’s” は所有格で、人称代名詞であれば、
my / your / his / her / their / our / its。
具体的な名前でもよい。

– “Don’t judge Mary’s decision.”

“Don’t judge” の後に続く内容が、無限にあること
は言うまでもない。

<押さえておきたい4点>
1. カタカナ「ジャッジ」との違い ※ 後述
2. “Don’t judge – ” の意味   ※ 既述
3. 典型文言(冒頭)  ※ 既述
4. 使い手の気持ち   ※ 後述

◆ “judge” には、名詞・他動詞・自動詞がある。
語源は、ラテン語「審判者」「裁判官」(jūdex)。
原義は「正しいことを言う人」。
基本的意味は、語源に沿う。

– 名詞「裁判官」「裁判官の職責」「審判」
– 他動詞「判決を下す」「裁く」「判断する」「見当をつける」
– 自動詞「判決を下す」「判断する」「見当をつける」

自他動詞の意味はほぼ重なるのが “judge”。
表題では、他動詞「判断する」。

これらの基本的意味は、カタカナとして定着したものが中心である。

ジャッジ【judge】
1. 審判員。審査員。ボクシングやレスリングでは、
レフリーに対して副審をいう。
2. 審判。審査。判定。
(広辞苑 第七版)

広辞苑の語釈は、カタカナ用法の「ジャッジ」を網羅する。
これ以外で「ジャッジ」を用いる場面はほぼない。

実は、第五版までは「2. 判断。審判。審査」だった。
第六版から「2. 審判。審査。判定。」に変更され、
そのまま 2018年1月発売の第七版に引き継がれた。

理由は不明だが、英語の “judge” から一歩下がった語釈に
なってしまった。

“Don’t judge – ” は、通常「~を判断するな」「~を評価するな」。
第5版は参考になったが、最新版の広辞苑からは見えてこない和訳。
第7版を参考にすると「判定するな」となる。

何だか奇妙なので、現実的には使えない和訳である。
<1. カタカナ「ジャッジ」との違い>として、この点を強調したい。

◆ 最後に、”Don’t judge – ” の使い手の気持ちをまとめる。
「勝手に決めつける」姿勢を制するのが趣旨
と先に書いた。

きちんとした知識や検証なくして、思い込みで
判断するのは、あなたの思い上がり。

相手にも周囲にも失礼で、誤解を招きかねない。
ご自分の信用を落とす軽薄な行為ですよ。

この忠言の背景にある気持ちは、こんな具合かと推察する。

状況や言い方にも左右されるが、比較的思いやりのある苦言である。
すなわち、言われて耳が痛いに違いないが、確実にためになる。
“Don’t”(= do not「するな」)と言い切って、それが不心得だと
本人に自覚させる効果が期待できる。

例えば、同様の場面における反応として、

  • “Shut up.”(黙れ。)
  • “You are rude.”(あなたは失礼だ。)
  • “What do you know ? “(あなたに何が分かっているの。)
    ※ 反語または嫌味

これらと比較すれば分かるのではないだろうか。
3つとも、一方通行で終わっている。

表題は、”Don’t be so sure.“(そう決めつけないで。)
と似た忠告方法であり、受け手に思慮を促す。

結果的に、本人の成長につながると考えられる。

【関連表現】

“misjudge”
https://mickeyweb.info/archives/6380
(判断ミスをする、誤った判断をする)

 

 

 

 

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