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Premature

      2018/10/25

時期尚早な、早期の、未熟児

“premature” は形容詞。発音は prìːmətúər 。
定訳は「時期尚早な」。これに加えて「早期」。
この2つの意味を覚えておけば、基本はOK。

日常使用でも、ビジネス場面でも、ニュース用法でも、
この2つを押さえておけば、概ね用が足りる。

名詞もあり、「未熟児」「早発砲弾(軍事)」を表す。
しかし、いずれも高度に専門的。

「未熟児」であれば、”a premature baby
と形容詞で表す方が日常用途にふさわしい。

現に<名詞>を記載しない辞書も多い。
3大学習英英辞典(EFL辞典)にもなし。

次の常用辞書には記載されていた。

だが名詞は、判で押したように「未熟児」「早発砲弾」。
先述の通り、”a premature baby” と表す方が一般的。

したがって、普段は
【premature = 形容詞】
と考えて差し支えない。

語源は、ラテン語「早すぎる」(praemātūrus)。
この語源に忠実な意味合いしかない。
使い勝手のよい形容詞である。

英単語全体からみた頻出度・重要度は、
大したことはない。

  • 重要:<6001~9000語以内>
  • 書き言葉の頻出:3000語圏外
  • 話し言葉の頻出:3000語圏外
    (ロングマン、LDOCE6 の表記より)

それでも、これから見ていく用例では、
決まって使われている形容詞である。

日常的に頻出の2パターン

1. be動詞に続く「時期尚早な
2. 名詞に続く「早期〇〇」

2パターンを、用例とともにそれぞれ見ていこう。

1. be動詞に続く「時期尚早な

じきしょうそう【時期尚早】
名詞、形動
ある事を行なう時機としては、まだ早すぎること。
また、そのさま。
(精選版 日本国語大辞典)

“premature” =
done too early or too soon.
(LDOCE6、ロングマン)

happening or made too soon.
(OALD9、オックスフォード)

【発音】prìːmətúər 

※ 下線は引用者

下線部をご覧いただきたい。
両英英辞書に共通する “too soon” は、
国語辞典の「まだ早すぎる」にぴったり。

とっつきにくい語感も似通っており、
互いに定訳とされる。

国語辞典にある「形動」とは、「形容動詞」の略。
日本語の品詞のひとつで、用言である。
形容詞と同じく状態を表すが、活用は異なる。

本来は名詞だが、意味的に形容詞の要素があれば、
形容動詞として作用する。
「時期尚早」の基本は名詞だが、形容詞的に用言
として使えるということ。

◆ 一方、形容詞 “premature” は、be動詞に続く
のが最多パターン。

※ be動詞 = be、am、was、been、
will be、is、were、are。

この理由については、“aware” で詳述している。

be動詞以外では、自動詞 “seem“(~のように見える、
思える)がよく使われる。

  • “I was premature in saying goodbye.”
    (さよならを言うには時期尚早だった。)
  • “It would be premature to point the finger at him.”
    (彼を名指しで非難するのは時期尚早であろう。)
  • “It might be premature to file a complaint.”
    (苦情を申し立てるのは時期尚早かもしれない。)
  • “It is premature to talk about failure at this point.”
    (現時点で失敗について話すのは時期尚早である。)
  • “It’s premature to speculate about the cause.”
    (その原因を推測するには時期尚早だ。)
  • “Their predictions seem premature.”
    (彼らの予測は時期尚早に思える。)
  • “It seems premature to upgrade the software.”
    (そのソフトをアップグレードするのは時期尚早
    に思える。)

be動詞及び自動詞 “seem” を下線で示した。

◆「時期尚早な」の “premature” が名詞に続くことも
ある。形容詞として見分けがつきやすい用法である。
代表例は次の3つ。

  • a premature conclusion(時期尚早の結論)
  • a premature judgment(時期尚早の判断)
  • a premature decision(時期尚早の決定)

2. 名詞に続く「早期〇〇」

“premature” =
happening before the natural or proper time.
(LDOCE6、ロングマン)

happening before the normal or expected time.
(OALD9、オックスフォード)

※ 下線は引用者

「早期の」「早めの」との意味合い。

形容詞 “premature” を冠する場合、
ほぼ例外なく「早すぎる」を意味する。

特に症状の名称に目立つ。
私たち一般人が理解できるものを挙げると、

  • premature aging(早老)
  • premature graying(若白髪)
  • premature baldness(若はげ)
  • a premature death(早死)
  • premature ejaculation(早漏)

早まった様子は、この5つでイメージできるだろう。
どれも常用語に近く、普通に通じる。

◆ 記述の “a premature baby”(未熟児)関係
については、別項で説明している辞書が多い。

“premature” =
a premature baby is born before the
usual time of birth.

(LDOCE6、ロングマン)

happening or being born before the normal
length of pregnancy has been completed.

(OALD9、オックスフォード)

  • 「早産」premature birth
  • 「早期分娩」premature delivery 
  • “My son was five weeks premature.”
    (息子は5週間早く生まれました。)
  • “I was born premature.”
    “I was a premature baby.”
    (私は未熟児でした。)

以上をまとめると、「時期尚早な」及び「早期〇〇」、
プラス「未熟児」関係を頭に入れておけばよい。

ラテン語「早すぎる」が語源であることを思えば、
見事な一貫性である。

 

 

 

 

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