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Buckle up

      2020/01/04

(シートベルトを)締める

何十年も昔、助手席に着いた途端、
バッカーラッ」
と運転手に言われ、固まった覚えがある。

「いきなりバカって。 なんなんだ?」

これが “buckle up” との出会いだった。

◆ “buckle” は、ベルトの「バックル」。

語源は、ラテン語「ヘルメットの頬あて」(buccula)。

名詞・他動詞・自動詞がある。

  • 名詞「バックル」「よじれ」
  • 他動詞「締め金で留める」「(熱・圧力で)曲げる」
  • 自動詞「締め金で留まる」「(熱・圧力で)曲がる」

【発音】bʌ́kl

◆ ここでは他動詞 “buckle“。

副詞 “up” を伴い、句動詞「バックルを締める」。

この副詞 “up” は、「完全に」「すっかり~してしまう
を意味する強意の副詞。

open up“、”screw up“、”shake up
と重なる用法。

シートベルトが最頻出なので、
“buckle up” の2語のみでも、普段は
「シートベルトを締める」を意味する。

もっとも、シートベルトに限らず、例えば
ヘルメットのあごひもを締める際にも使える。

イギリス英語では “belt up” とも言う。

◆ 車社会のアメリカでは、”Buckle Up” は
国民的スローガンのように使われている。

1990年代以降、DUI と等しく、ポスター
や公共広告(public service announcement)
を通じて盛んに喧伝されている。


“Buckle Up for Safety
その結果、運転席はもちろん、助手席(passenger seat)
においても、シートベルトを着用する習慣が浸透した。

◆ 日本では、2020年9月以降の新型車から、
下記のような警告灯「シートベルトリマインダー
を全席対象に義務化する運びとなった。
(国土交通省 2016年11月18日発表)

 

◆ ちなみに、アメリカでは <助手席は最上席>
が一般通念。

助手席を勧められたら、厚遇されていると考えてよい。

日本では <運転席の後ろが最上席、助手席は末席>。

大きな違いなので、要注意。

【類似表現】

“Please wear your seat belt.”
(シートベルトを着けてください。)

“Fasten Seat Belt”
(シートベルトをお締めください)
※ 飛行機内の掲示。

最近は下記のような電光サインが多い。

 

【関連表現】

“Buckle down
(仕事・勉強などに専念する。)

– I need to buckle down to study.
(勉強に専念しなければならない。)

 

【関連表現】  ※ 車関係

“Pull over the car.”
https://mickeyweb.info/archives/284
(この車を止めてください。)

“under the influence”
https://mickeyweb.info/archives/286
(酒または薬に酔った状態で)

“at the wheel / behind the wheel”
https://mickeyweb.info/archives/1239
(1. 車を運転する 2.舵取りをする)

“raise awareness”
https://mickeyweb.info/archives/8831
(意識を高める)

 

 

 

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