Time constraint
2024/07/29
時間的制約
理由を「 時間不足 」に帰する時に、 欠かせない表現。
最も頻出の表現と考えられるのは、
due to time constraints –
時間的制約により ~
- 時間の都合で ~
- 時間の関係で ~
このように和訳されることも多い。
–
◆ “ time ” には、名詞・形容詞・他動詞・自動詞 がある。
【発音】 táim (1音節)
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語源は、 古英語 「 時 」「 時間 」( tīma )。
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圧倒的に使われるのは名詞 ( noun )。
不可算 ( countable ) と 可算 ( uncountable )を兼ねる。
基本的知識は、 以下の通り。
–
◇ 「 時 」は、 個数として数えられないので、
無冠詞の 「 不可算名詞 」 が基本。
この場合でも、「 この時間 ・ あの時間 」 など
「 区別 」する場合は、 可算名詞。
何時何分、 何月何日など 「 出来事 」 の時間
を示す場合も、 「 可算名詞 」 が原則。
次の差異が分かるだろうか。
-
–
Do you have time ?
–
( 今、お時間ありますか ? )
-
–
Do you have the time ?
–
( 今、何時でしょうか ? )–
現在の時刻 ( current time ) を他者に尋ねる英語表現として、” What time is it ? “ と学校では学んだりするが、
これは実は相当ぶしつけな尋ね方。
「 今、何時 ? 」 同然の響き。
露骨でむき出しゆえ、 いきなり聞かれた側は不快かも。
赤の他人やさほど親しくない人に時間を聞くには、 先述の
” Do you have the time ? ” ( 今、何時でしょうか ? )
–
名詞 “ time ” については、 いかなる辞書を調べても、
不可算が優先 されている( uncountable noun )。
よって、 「 ” time ” の基本は不可算名詞 」 と覚える。
” time constraint ” でも、 不可算名詞。
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ー
◆ ” constraint ” は、 名詞のみの単語。
【発音】 kənstréint
【音節】 con-straint (2音節)
2音節で、後半の第2音節に強勢(アクセント)を置く。
「 音節 」( syllable、シラブル )とは、発音の最小単位。
→ 音節の差異が顕著な日英比較は、” integrity
ー
「 制約 」を意味する 不可算名詞 が、” constraint “。
他動詞 ” constrain “( 強いる )の名詞化されたもの。
主な同義語は ” restriction ” 。
【発音】 ristríkʃən
【音節】 re-stric-tion (3音節)
制約要因は複数あるのが普通なので、
複数形 ” constraints ” が多用される。
名詞 または 形容詞を頭に付けて、こうした熟語をなす。
- ○○ 制約
- ○○ 制限
–
◆ 代表例を7つ挙げる。
赤字下線は、 メディアの出番が多め。
- budget constraints
( 予算制約 )
– - cultural constraints
( 文化的制約 )
– - environmental constraints
( 環境的制約 )
– - financial constraints
( 財政的制約 )
– - legal constraints
( 法的制約 )
– - political constraints
( 政治的制約 )
– - time constraints
( 時間的制約 )
–
- “The meeting has been cancelled due to time constraints.”
(時間の関係で、会議は中止されました。)
– - “I had to complete it within pressing time constraints.”
(厳しい時間的制約の中で完成させねばならなかった。)
– - “They are facing a time constraint.” –※ 単数形もある
(彼らは時間的制約に直面している。)
– - “We need to take out several paragraphs
due to time constraints.”
(時間の都合で、数段落を削除する必要がある。)
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time constraint
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–
時間的制約
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【関連表現】
■ time conflict
■ schedule conflict
( 時間の衝突、 予定の衝突 → ダブルブッキング )
上記では、名詞の ” conflict “( 争い、 衝突、 矛盾)
【発音】 kɑ́nflikt
【音節】 con-flict (2音節)
語源は、ラテン語「 ぶつかり合い 」( conflīctus )。
動詞の ” conflict “( 衝突する、矛盾する )とは、
アクセント( 強勢 ) が異なる。
動詞 ” conflict ” は、自動詞 ( intransitive verb )のみで、
他動詞 ( transitive verb )はない。
【発音】 kənflíkt
【音節】 con-flict (2音節)
–
名詞 ” conflict ” は、可算・不可算兼用。
可算扱いされている例が、こちら。
- “We had to cancel the event due to a time conflict.”
(時間が重なってしまったため、
そのイベントを中止しなくてはならなかった。)
– - “We need to push back the meeting 30 minutes
due to a schedule conflict.”
(時間が重なったので、会議を30分遅らせる必要がある。)
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■ time-sensitive
( 時間的制約のある )
【発音】 time-sen·si·tive
” sensitive ” ( 敏感な )は、形容詞。
【発音】 ˈsen.sə.t̬ɪv
【音節】 sen-si-tive (3音節)
したがって、” time-sensitive ” も形容詞。
ハイフン入りの 複合語 ( compound word )である。
- “This is a time-sensitive issue.”
(この問題は時間に余裕がないのです。)
「 叙述的用法 ( predicative use ) 」 の形容詞では、
実務ではハイフン抜きの使われ方も目立つ。
- “This password is time sensitive.”
(このパスワードには有効期限があります。)
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見出し・項目名でも、 ハイフン抜きが一般的。
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–
すぐ確認せよ
◆ 英語学習者である以上、 ハイフンの基礎知識 は
押さえておきたい。
【発音】 háifn
【音節】 hy-phen (2音節)
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【参考】 ※ 外部サイト
- 英語の形容詞の用法は2つ
→ 「 限定的用法 」 と 「 叙述的用法 」
– - 日本語の形容詞の用法は3つ
→ 「 限定的用法 」 と 「 叙述的用法 」 と 「 副詞的用法 」
※ 「 用法 」 の直前の 「 的 」 が抜けても同義
–
詳細は、 ” Please be aware that – ” でご案内している。
■ time-consuming
( 時間のかかる、 時間を食う )
【発音】 ˈtaɪm.kənˌsjuː.mɪŋ
■ time-intensive
( 時間の非常にかかる、 ものすごく時間を食う )