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英文法の参考書

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 16 minutes

COVID-19  ( 新型コロナウイルス感染症  ※ ) による自粛期間
に、
集中して英文法を学習する機会に恵まれた。

※  ” Coronavirus  Disease  2019

【発音】  ˌkoʊ.vɪd.naɪnˈtiːn

勤務が不規則になり、 可処分時間がふんだんに生じたためである。

そこで、 新規投稿を 一旦休止 し、 英文法に専念することにした。

普段、 フルタイムで拘束されているせいか、 こう思い立ってしまった。

 


◆  ご参考までに、 今回用いた 21冊 をご紹介してみたい。

2020年3月から8月にかけて通読した英文法書のうち、
中級学習者 に推奨できると私が考える 21冊 である。

どれも市販されており、 全部自費で賄った。

通信教育や英語学校の独自教材は、 本稿の対象外。

また、 純粋の問題集・単語集・熟語集・表現集 も除外した。

◆  2020年3~4月時点において、 日本国内で評判が高い
英文法書をくまなく調べ、 新本で買い求めた。

唯一の例外は、品薄で入手不可能だった 『 キク英文法 』。

当時の売れ筋らしく、 「 ほぼ新品 」 に定価の3倍を注ぎ込んだ。

増補版・補訂版・改訂版が出ていれば、 すべて買い直した。

せっかくなので、 旬の 「 最新版 」 をそろえてみたかったのだ。

もっとも、 従前より所有する本も含むが、 片手で数えられるほど。

最近の有名どころは、 大方網羅したつもりであるが、 どうだろう。

◆  企てはすんなり進行した。

「 プロだし 」 と胸を張りたいところだが、そんな殊勝なものではない。

実は、 所属組織より外出禁止 ( shelter in place ) を命じられ、
いきなり手持ち無沙汰になり、 とことん参っていた具合だった。

通訳と司会の仕事は、 軒並み延期。

否、 中止か。

テレワーク扱いになった翻訳の リクエスト は、 来るのか来ないのか。

急な決定続きで、 正規職員のくせに、 手掛かりが皆目つかめない。

「 どうなってんだ  … 」

次第に、 得体の知れぬ先行き不安がこみ上げてきた。 

「 まずい  … 」

それならばと、 仕事が少ない時は 「 英文法の自習 」。

これを「 課題 」と位置づけることで、 心と生活リズムの安定を図った。

「 課題 」とはいえ、 自己完結するので、 納期限 に気を揉まなくて済む。

常日頃から英語で仕事しているのだから、 さして困難なくできるはず。

宙ぶらりんな 業務上の懸念と暗い世相を打ち消すかのように、
ひたすら没頭した気がする。

英文法のほどよい刺激が、 心身バランスの乱れを防いでくれた。

◆  完璧な理解は求めず、 ざっくり 「 8割主義 」 の心積もりで、
どんどん進めていった。

「 とりあえず、8割でOK ! 」 と割り切り、 勢いよく読み込んだ。

再学習の 必要性 を自覚した箇所には、 後日戻るべく目印を
つけておき、時間をかけすぎないよう心がけた。

結果的に、 自身の英語力の 「 弱点探し 」 になった。

すなわち、 力量が 「 8割 」 に満たない分野を特定できた。

各冊、 概ね 1〜3割 があやふやな感触。

これから、 きちんと勉強して、 知識を整理していこう。

新たな学びは、 弊サイトの投稿記事に反映させていく。

◆  長年実務に従事してきた効果は、 殊の外、 著しかった。

学生時代に比べ、 理解度がぐっと増していたのである。

なにより、 若かりし頃の焦燥感と強迫観念が消え、 格段に身を入れやすい。

「 もしかしたら、 自分の歩んできた道は、 そう間違っていなかった … 」

ふと、 こんな安らぎが浮かんだ。

◆  有力な学説によると、 書き言葉と話し言葉の語彙力は、

60歳代、70歳代まで伸び続ける。



[O]ur vocabulary skills, written and verbal,
require
many more years before they
peak in our 60s and 70s.

https://www.forbes.com/sites/daviddisalvo/2015/03/23/
new-study-shows-that-your-brains-powers-change-as-you
-age-some-peaking-in-your-70s/#7b448dc31ef8

2015年3月23日付

【 当該記事が根拠とする学術論文 】

Hartshorne, J. K., & Germine, L. T. (2015).
When Does Cognitive Functioning Peak?
The Asynchronous Rise and Fall of Different
Cognitive Abilities Across the Life Span.
Psychological science, 26(4), 433–443.

・  https://doi.org/10.1177/0956797614567339
・  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25770099/


とすれば、 まんざら見当外れの妄想でもないらしい。

幾星霜を経て、 なんとか学習を継続してきた「 ご褒美 」なのかもしれない。

 

【参考】  上掲の学術論文が典拠の YouTube 動画 3本


【老化しない人の特徴】
40代50代が老けて行く原因と老けないための習慣とは


https://www.youtube.com/watch?v=VSLzWFbc7uU

2022年4月5日

うわさのゆっくり解説 【 18時30更新 】

※  全長 19分19秒 

 



【ベストセラー】 「 80歳でも脳が老化しない人がやっていること 」
を世界一わかりやすく要約してみた


https://www.youtube.com/watch?v=TGFtLdsj5Ig

2022年9月29日

本要約チャンネル 【 毎日19時更新 】

※  全長 40分7秒 

 


STOP脳の老化! 脳を10分で活性化する10の方法

https://www.youtube.com/watch?v=gvb7v91JXSI

2022年5月2日

ゆっくりは健康になりたい。

※  全長 17分30秒 

( 敬称略 )

晩成型のさらなる話は、 日本語と英語の違い 」  で詳らかにした。
( 図入り )


◆  英文法は、 英語の実力がそこそこ身についてから復習するとよい。

暗記中心だった受験生の時分とは、 かけ離れた印象を受けるだろう。

■  中級学習者  には、

ご自身の英語力を確認する力試しとして、
英文法のおさらい をおすすめしたいと思う。

英語への興味が深まり、 きっと幸せな気分が味わえる。

これまで積み重ねてきた知識の再確認だから、 楽しくないわけない。

◇  中級に達したら、「 単語力 」 以上に 「 多読 」 を優先

  中級学習者の勉強法を、 事細かにご案内 
no need ”、   「 自分の世界 」が広がる英語


■  初学者・初級者  の場合、

英文法の 「 全体像 」 を大まかに把握するため、

定評のある本 の中から、
相性のよさそうなもの を選び、
何度も 何度も 繰り返す。


ご自分自身が   取り組みやすいと感じ取る、
薄めの文法書。 ← ↑ 【ポイント】

「 これならいけるかも … 」  といった、 ぼんやりした感覚で選んでよい。

例えば、 直感的に、 レイアウトが好き、 文字フォントが心地よいなど。

「 ざっと目を通すこと 」 だけを目指して、 最後までめくる。

眺め慣れたら、 少しずつ、 中身を読んでいこう。

かすかに理解できそうな部分から、 ゆっくりと。

難しい部分はパスしつつ、 一通り読んでみる。

どうにか1冊終えると、 言い知れぬ自信がつく。

経験すれば分かる。

その調子で、 もう一度、 読んでみたい。

さらに、 もう一度。

だんだん楽になってきて、 苦痛が減る。

誰しも最初は分からないことだらけ。

理解度が 「 3割 」 なんて普通。

分からない箇所は、 目印をつけて飛ばし、 先に進もう。

それほど神経質にならなくてもよい。

完璧を追求すると、 つらくて続かない   

I shall return. ”  と割り切り、 さっと前進する方がベター。
( 必ず戻る。 )

Trying to be perfect leads to procrastination.
( 完璧を目指すと、先延ばしを招く。 )

そもそも 「 冠詞 」「 時制 」「 前置詞 」 などは、
初級レベルで 真に理解するには 無理がある。


英語の 「 全体像 」 がうっすら見え始めた中級学習者が、
ようやく把握できるようになってくる性質のもの。

私にとっての冠詞・時制・前置詞も、 まさしくこの流れだった。

つい最近まで、 詳しく分かってなかったことを潔く白状します。

長期間あいまいな知識で、 平然と使ってきたわけだが、 初級
レベルで把握できるほど、 浅はかな領域ではないに違いない。

己の理解は、 とんでもない自惚れだったと後から知りました。

40年以上、 文字通り毎日英語を勉強してきても、 このザマよ。


当初は私も、「  深さ50cm、 最深せいぜい2m  」 くらいに見積った。

けれども、 実相は底なしの奈落であることを、 数十年後に知りました。

職業選択を間違ったかも、 と絶望して泣きました。

( 中略 )

何を隠そう、 脳に渦巻く猛烈な焦燥のあまり、 半ベソかきながら、
勉強したり翻訳したりと、 情けないあがきの、 星霜ここに幾十年。

受験が苦しいのは言うに及ばず、 プロになっても、 なかなか大変。

やっと勘所を押さえた、 と喜びも束の間、 新たな疑問がすぐ浮き
上がるから、 いつまでたっても、 輪郭がおぼつかない状態のまま。

英文法の参考書 『 一億人の英文法 』  より


やっても、 やっても、 一向に不明点がなくならない …

そんなの当たり前で、 語学とはそうした学問。

むしろ、 向上すればするほど、 次々と疑問が生じたりする。

それを 「 正常 」 とみなして、 受け入れる方が、 気が楽。

上述の通り、 「 be動詞 」 は 極めて基礎に位置する 英語の必須知識。

議論の余地はないが、 実は「 be動詞 」 を抜いても、 おおよそ趣旨は伝わる。

その証拠のひとつとして、 記事見出し ( headlines )・ 看板 ・ 掲示板 ・
格言 ・ 慣用句 ・ 常套句では、 「 be動詞 」 と 「 冠詞 」 を略すのが一般的

視認性を重視する指示・注意喚起と等しく、 簡潔明快を旨とするため、 英文法
の基本から逸脱する表記が少なくなく、 「 be動詞 」 と 「 冠詞 」 なしが普通

プロの手による文言とはいえ、 「 be動詞 」 と 「 冠詞 」 を省略 して世間一般
公開され、
必要十分な情報伝達ができている。

◇  「 見出し 」 英語の解説は、 こちらが秀逸  ↓
英語ニュースの読み方 ( 見出し編 ) RNN時事英語

「 be動詞 」 がないと絶対通じない、 と神経質になりすぎないことだ。

大意は伝わるから、 学習者は英語の間違いをそんなに恐れないでよい。

日本人はむしろ、 英語を使わずじまいになる損失に、 神経質になるべき。

これこそ深刻な事態、 人生を費やし骨折り損のくたびれもうけに終わる。


Please be aware that – “  より


もったいない。

◆  学校の教材が分かりやすいのなら、 まずはそれに焦点を合わせる

闇雲に着手すると、 混乱を招き、 虻蜂取らず に終わる可能性が高い。

情報量が多すぎて、 ご自分のリソース ( 時間・体力・能力 など )
に釣り合わなければ、 失意の淵に落ちて、 失望したまま挫折する。

その後、 激しい自己嫌悪に襲われたりするのが、 悪しきパターン。

この流れでは、 英語学習がしんどく、 嫌いになるのも無理はない。

 ◇  初期に、 読みにくい本を選んでしまうと、
「 英語嫌い 」 になりがち。


なんとも、 もったいない。

もしも苦手であるならば、


ご自身がやりやすい

教材と方法を、 本気で探し求めることである。

「 これならいけるかも … 」  と感じる手段を手に入れる。

世界屈指の教材大国の日本で、 見つからないことはない。

【参照】  詐欺教材大国の日本

◆  他人ではなく、 自分の視点  が決定打。

 

自分の目で見て、自分で決める

押しつけられた教材では、 嫌になって当然。

やってみてダメなら、 再度吟味すればよい。

自分で選んだものには、 やり遂げようとするエネルギーが強く働く。

うまくいかない状況に、 あれこれと知恵を絞るのも、 勉強の一環。

ああでもない、 こうでもない、 と試行錯誤するのは悪くはない。

失敗は不可避の経験であり、 成功に向かう階段の段板に他ならない。

こういうタイプは、 己に適した方策に出会えば、 急成長を遂げる。

 

◆  なお、 高得点を狙うための受験・資格は、 割り切って勉強する
方が効率的と私は考える。

後述するが、 成績や点数獲得を主な目的とする「 教科 」 の英語は、
点取りに特化した戦略の方が好都合。

残念だが、 大半の 日本語母語話者 は分けて対策する必要がある。

なぜなら、 両言語の性質は雪と墨で、 この上なく相容れないから。

「 教科 」 の英語と生々しい実際の英語はどうやっても乖離する。


時代が今後どう変わっても、 日本語母語話者の困難な側面はそう変わらない。

より学びやすく進化していっても、 言語の本質は変わらず、 相容れないまま。

晩成型の学びであるため、 幸い右肩上がりの上達が期待できる点も変わらない。

素質と力量に合うやり方で正しく続ければ、 老若男女不問でしっかり報われる。

AIの普及で、 英語を自力で使える人と機械頼みになる人の二極分化が加速する。


日本語と英語の違い 」  より

 

◆  活字が嫌で嫌でしかたない方は、 耳から学ぶとよい。

耳から学ぶのが得意な人は、 ” an auditory learner “。

音声教材中心に勉強し、 資格などを取得する人も案外多い。

無縁なものと諦めず、 どうすればいいのかと工夫してみる。

 

【参考】    ※  外部サイト

 

 

◆  私の観察するところ、 成人後の実用英語 ( 初級~中級 ) の習得

の成否は、 中学・高校時代の英語の成績の良し悪しと大して関係ない。

学校教育のせいではなく、 両言語は極度に異質なため、 単語・文法・読解・

リスニング・日常会話・ビジネス会話など、 ばらばら分けるしかないのだ。

日本の学校英語は、 基本的に「 教科 」として教えており、 実用英語とは別物。

この辺りの誤解は根強く、 解明を試みるのが弊サイト  →  日本語と英語の違い

生真面目すぎる日本人の勉強家が伸び悩む原理は、 ” no need ” で深掘りした。

ひと言でまとめると、 「 りんご – くるま 」  の共通点をあくせく探る態。

一部引用する。


根源的に万事が天地で、 互換性を持たない日英は平行線をたどる。

本腰を入れて勉強するほど、 非互換性の本質と永遠に相容れない性質
を見抜いてしまい、 焦りと絶望感に取りつかれて、 神経をやられる。

心はずたぼろ、 自信は粉々で、 もう逃げるしかないから挫折する。

これに対して、

それほど生真面目ではない学習者は、 一筋に思い詰めない。

奥行きも平行線も非互換性も見えないから、 気に留めない。

必要以上に日本語と比較検討せず、 くよくよ思い煩わない。

「 ああ、 英語ってこうなんだ〜 」 くらいに別物として捉え、
ピッチを上げてぐいぐい取り込み、 まっすぐ伸びていける感じ。



no need  より


プロであれば、 好き嫌い抜きで、 強行突破する折が多々生じる。

お金をいただいており、 正式に職責を負うためで、 言うを俟たない。

対して、 アマチュアの英語学習者の場合、 苦手でしんどい課題に、
あまり時間をかけすぎない方が、 好手ではないかと感じている。

強行突破で金稼ぐプロ以上に、 不振に見舞われる危機に立たされる。

( 中略 )

非現実的な 「 理想 」 に執着するよりも、 ご機嫌に続ける方が、
最終的に勝ることは、 おびただしい学習者の挫折を見て学べる。

最初から欲張らずに、 さして無理なく継続できるペースを保つ。

不得手分野は、 そこそこ自信がついてから、 戻ってくればよい。

一旦棚上げにし、 得意分野をきびきび歩む方が、 ぐんと伸びる。

手つかずでも、 影響がなさそうであれば、 後回しまたは手放す。

辞める・病める人間になる前に達成しやすい目標に修正

自己評価が健全で成熟した勇気のある学習者なら、きっとこうする。

no need  より


自分に合わないことは続かない。

再び  ” no need ”  より再掲。


初学者・初級者は、 しっかり教材に従い、 基礎固め

基礎知識は、 常に大事。   基礎力が弱いと、 行き詰まる。

基礎単語と基礎文法は、 今後ますます手放せなくなる宝。

英語学習にとどまらず、 一般教養としても、 欠かせない。

いかなる進路を取っても、 心強い味方になる素養である。

全力を投入しておけば、 人生の支えとなり、 結構尽くめ。

◆  到達水準が基本レベルであっても、 まず無駄にならないのが英語力。

自己によく合う学習法を見つけ出し、 正しく継続すれば、 基本レベルまで
引き上げる 目標は、 大勢にとって現実味を帯びる話であると私は考える。

要は、

やり方さえ 間違えなければ、

何歳でも 実現可能

 

上掲の研究によれば、一部の 言語能力のピークは 70歳代にやってくる。

自宅に居ながらにして、 低コストで達成できる時代は既に到来している。

英語圏の情報にアクセスしやすくなり、 喜びと楽しみの対象が地球規模
まで広がるため、 人生が彩り鮮やかに充実し、 この世を見る目が変わる。

見慣れた日常の光景が、 じわじわ変化していく驚きと快感はたまらない。

日々使う言い回しに、 英語由来の多い事実に気づけば、 母語を意識する。

これほどユニークで、 高難度の言葉を操れるのは、 なかなかすごくない

どこか邪険に取り扱っていた母語の偉大さに感づき、 見直す瞬間が訪れる。

見えていなかった日本語の裏面の姿が、 急に浮かび上がってくる不思議。

まるで、 大好きなペットと会話するような新鮮味があり、 とにかく愉快。

英語の使い手は 15億人 もいるので、 ペットに負けず劣らず、 おもしろい。

英語母語話者( 英語ネイティブ )は、 世界の全人口の 約 5%

つまり、 世界の 95% の人にとって、 英語は母語ではない。

 

◆  国内に友達はできなくても、 外国在住の同好の士にめぐり会えたりする。

相手の方が、 一層ひどい  ブロークン  だったりする。

ブロークン 同士でも、 心は共鳴し、 共通する話題で豊かに盛り上がる。

どうしても届けたいと熱望するメッセージは、 なぜか伝わってしまうもの。

15億人の英語力は様々であることを体感できれば、 気が楽になるだろう。

翻訳機能 ( DeepL など ) を使ってもよいのだ。

私たち日本人が目指すべきは、 AIを味方にする 「  二刀流  」 の合わせ技。

頭と 機械翻訳 がタッグを組む 「 二刀流 」 で、 なんでもチャレンジすべし。

AI を敵視せず、 かけがえのない仲間にして、 大いに助けてもらおう。

頭脳も AIも 駆使する 「  二刀流  」 はかっこいい。

世界がぐっと広がる手応えが、 自宅に居ながら実感できる時代となった。

【参照】   「 二刀流 」のメリット、   AI vs 通訳、   AI vs 翻訳

【参考】    ※  外部サイト

◆  勇気を出して踏み出せば、 たった独りで世界と触れ合える ご時世ですぞ。

「 3時のおやつ 」 みたいに、 学習習慣を挟み込んでいくことだ。

言語習得の決め手は、持続性。


ほどよい弾みが気分を盛り上げ、 心身の不調を遠ざけてくれる。

良くも悪くも心が躍り、 不平不満にかまう隙が消えて、 気持ちが上向く。

知的で心地よいリズムが暮らしに加わり、 生きることが楽しくなってくる。

日本語オンリーの頃には、 夢想だにしなかった新たな視界がぱっと広がる。

英語好きな人に幸せそうな人が多い理由のひとつで、 物事が多重に見える。

これぞ語学の魔力で、 今まで知らなかった活力がみなぎり、 毎日が輝く。

【参照】   「 二刀流 」のメリット、   AI vs 通訳、   AI vs 翻訳


意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。

意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。

自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。


( 中略 )

「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。

なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。

楽々( effortlessly )できるようになってすごい。

※ 気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない


【時間管理】視覚化して脳を安心させる  より


崖っぷちに自ら追い詰めるやり方を、 私はおすすめしない。

一夜漬けの短期決戦はいざ知らず、 長くは続かないからである。

その反動で燃え尽きたり、 得体の知れない疲れが残ることもある。

50年以上生きて振り返ると、 その潜在的な危険性が透けて見える。

なによりも、 心の状態に左右されない仕組み作りが大事 と考える。


「 単語の覚え方 」  より

【参考】    ※  外部サイト


◆  どうすれば、 ご機嫌に学び続けられるのか、 ちゃんと検討してみましょう。

本選びの一助になればと願い、僭越ながら、1冊ずつレビューしていきたい。


※  各レビューは、 別項目に投稿しております。

 


◆  写真は、実物の表表紙と裏表紙を合成したもの。


キク英文法 』 
 

  レビュー  https://mickeyweb.info/archives/57470

一杉 武史 (編著)
アルク、 2007年刊、 【 CD2枚つき( 57分、54分 )】
18.2×13.1cm、 396頁

音声ダウンロード 無料

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


一億人の英文法 』 

■  レビュー  https://mickeyweb.info/archives/58771

大西 泰斗、 ポール・マクベイ (著)
東進ブックス、 2011年刊

A5判、 688頁、【 「アプリ」及び「CDブック」は別売り 】

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


総合英語 エバーグリーン 』 

■  レビュー  Coming soon

川崎 芳人、  久保田 廣美、 他  (著)  鈴木 希明 (編)
いいずな書店、 2017年刊
A5判、 672頁、

音声ダウンロード 無料

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


English Grammar in Use,  5th Edition   

–  with answers and ebook

  レビュー  Coming soon

Raymond Murphy (著)
Cambridge University Press、 2019年刊

26.29×19.51×1.5cm、 392頁、 「第5版」。    日本語表記なし。

  ” CEFR levels :  B1, B2 ” と明記されており、中級学習者が対象

  外観が瓜二つの2冊 「 answers なし 」「 ebook なし 」も存在する

  「 ebook 」とは、別添冊子の形式ではなく、表紙裏面に印刷された、
—–個別のアクセスコードを指す  “ This is your access code:
—–↑  古本購入には、要注意

※  別冊の学習手帳( A5、本文64頁 )がついた「 日本限定版 」
( Japan Special Edition )を購入

→   手帳は「 ジャポニカ学習帳 」風で地味、シールつき
<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

→   別冊の学習手帳なし ( 洋書テキストの中身は同一 )
<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


徹底例解  ロイヤル英文法  改訂新版
 

■  レビュー  Coming soon

綿貫 陽 (改訂・著)   マーク・ピーターセン (英文校閲)
旺文社、 2000年刊
B6判、 896頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


表現のための 実践ロイヤル英文法 』 

  レビュー  Coming soon

綿貫 陽、 マーク・ピーターセン (共著)
旺文社、 2011年刊、【 「暗記用例文」音声CD2枚つき 】
本冊 A5判、  728頁 + 「暗記用例文」別冊 A5判、 48頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法解説  改訂三版 』 

  レビュー  Coming soon

江川 泰一郎 (著)
金子書房、 1991年刊
A5判、 568頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法の核 』 

  レビュー  Coming soon

西 きょうじ (著)
東進ブックス、 2016年刊、【 「例文」音声CD1枚つき 】
本冊 B6判、 420頁 + 別冊 B6判、 60頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


カラー改訂版  世界一わかりやすい英文法の授業 』 

  レビュー  Coming soon

関 正生 (著) 
KADOKAWA、 2018年刊
A5判、 272頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法 TRY AGAIN! 改訂版
(※) 

■  レビュー  Coming soon

山口 俊治 (著)
語学春秋社、 2014年刊
A5判、 572頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

(※) 写真は、2002年刊の「旧版」(A5判、557頁)。
上記は「改訂版」の情報。–  末尾に「索引」が追加され、
用紙がなめらかになった。   頁番号まで完全一致ゆえ、
手持ちの旧版に「改訂版」の「索引」を貼り付けて使用。


英語ライティングルールブック  第3版 』 

  レビュー  Coming soon

デイビッド・セイン (著)
DHC、 2019年刊
A5判、 400頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法用語の底力
 

  レビュー  Coming soon

田上 芳彦 (著)
プレイス、 2015年刊
四六判、 228頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


法助動詞の底力 』 

  レビュー  Coming soon

安武内 ひろし (著)
プレイス、 2017年刊
四六判、 214頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英語の冠詞がわかる本  改訂版
(※) 

  レビュー  Coming soon

正保 富三 (著)
研究社、 2016年刊
四六判、 180頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

(※)  写真は、1996年刊の「 旧版 」。
2016年に「改訂版」が出ていたが、気づかなかった。
上記は
「改訂版」の情報。


aとtheの底力 』 

  レビュー  Coming soon

津守 光太 (著)
プレイス、 2008年刊
四六判、 208頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英語の複数と冠詞
 

  レビュー  Coming soon

小泉 賢吉郎 (著)
ジャパンタイムズ出版、 2020年刊
四六判、 240頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


これならわかる!  英語冠詞トレーニング
 

  レビュー  Coming soon

石田 秀雄 (著)
DHC、 2012年刊
四六判、 197頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


科学論文の英語用法百科 第2編  :  冠詞用法 』 

  レビュー  Coming soon

グレン・パケット (著)
京都大学学術出版会、 2016年刊
菊判、 326頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法「例外」の底力 』 

  レビュー  Coming soon

田上 芳彦 (著)
プレイス、 2018年刊
四六判、 214頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英語の歴史から考える英文法の「なぜ」 』 

  レビュー  Coming soon

朝尾 幸次郎 (著)
大修館書店、 2019年刊
四六判、 268頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英語教師が知っておきたい日本語のしくみ
 

  レビュー  Coming soon

高嶋 幸太 (著)
大修館書店、 2019年刊
四六判、 208頁

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天><レ

 


 

◆  以上、21冊。

今後も、 追加予定です。

めぼしい英文法書を読破しまくる、 飽くなき野望、
もとい 「 ライフワーク 」 に目覚めてしまいました。

 

◇  「 英文法の参考書 」 連載

 

▼▼▼▼▼  追加分  ▼▼▼▼▼

 


真・英文法大全 』  

  レビュー  Coming soon

関 正生 (著) 
KADOKAWA、 2022年刊
A5判、 912頁

音声ダウンロード 無料

<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>


英文法は絵に描きやすいルールでできている 』  

  レビュー  Coming soon

オールライト 千栄美 (著) 
明日香出版社、 2022年刊
A5判、 540頁

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がっちゃん英語 キミに読ませたくて創った文法書 』  

  レビュー  Coming soon

がっちゃん (著) 
KADOKAWA、 2023年刊
A5判、 416頁

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日英の音は、 舌・唇・歯・呼吸間の相互作用が
まったく違います

  英   語 「 息の音 」
  日本語 「 声の音 」


日本語母語話者にとって、

英語の発音は動物の鳴き声に近い。

日本語で表記しがたいのは言うもおろか。

犬猫の声と一緒で、 そもそも日本語では書き起こし

きれないのに、 英語音を無理くり邦文で表現しようとする。

等しく不条理だからアプローチを変える。

口周りをまじまじと見据えて、 模倣する。

 


👄 唇をよく見て 🫦

※  やり方は、 ” integrity ”  へ  ( 図入り、 動画入り )

【参考】    ※  外部サイト

 

◆  以下、 ” integrity ”  より再掲。

 

  ◇  英独仏を含む、 大規模な印欧語族 ( インド・ヨーロッパ語族 ) を
母語とする学習者と異なり、  母語が日本語の私たちは、

  手掛かり・足掛かり が全然つかめない

文字表記発音・音節・アクセント・語順  はほとんど重ならない。

舌・唇・歯・呼吸間の相互作用  が大違いで、 発音時の口周りも異次元。

言語面にとどまらず、 物事の見方を左右する、 文化的な違いも天地。

だから、 「 異文化理解力 」  も身につけなければならない。

 

  母語 = 日本語の宿命を担うと、

  英語習得はやたらと難しくなる。


  母語が 「 踏み台 」 になってくれないから

 

やること多すぎ



母語に比べて、 「 言語系統が別次元 」 とは、 こういうこと。

母語に存在せず、 イメージしづらいことだらけだから、
どうあがいても理解できない。

 

  日本語と英語の違い 」  にきめ細かく記した ( 図入り )



印欧語族同士は 「 りんご – ぶどう 」 、

日英間は 「 りんご – くるま 」 みたいな差。

この雲壌の相違が、 英語習得の難易度の隔たり。


英語に近い言語とは、 立ち位置が違う。

例えば、 「 オランダ人は英語がペラペラ 」。

語順も文法も、 英語に類似する印欧語の代表格が、 オランダ語。

出自が同じだから、 学習上の手掛かり・足掛かりはかなり多い。

初歩から洗いざらい手ほどきを受けなくても、 普段使っている母語との
共通点を見出し、 規則性を汲み取ることで、 ある程度は独力で体得可能。

Both languages share the same root.

 「 オランダ人から学ぶ英語学習法 」

これに類した情報商材が堂々と売られている。

日本語母語話者の悩みを解決するには的外れ。

言語・文化が完全異質ゆえ、 逐一ねじり鉢巻きで勉強して学ぶ日本人。


日本語と英語の違い 」  より


◆  一方、 中国人には英語堪能な方が多いとの反論がある。

確かに、 中国語は日本語と同じく、 印欧語族に属さない。

しかし、 日英に比べれば、 文法と語順が似通っていることは検証済み。

中国語( Mandarin )を大学の第二外国語で学んだ際、 自ら実感した。


 「 動詞 」 が出る前に詰まるから通じない

日本語は語順が違うから、 機械的に置き換えにくい

→  語順を入れ替えないと、 動詞までたどり着けない


ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30 』  pp. 8-11.

板垣 政樹 (著)
秀和システム、 2016年刊
A5判、 248頁

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音声ダウンロード 無料


日本語の動詞は後半に来るから、 語順を全面的に再構成しないと通じない。

むごい試練で、 頭がしっちゃかめっちゃか、 その場で思考がフリーズする。

母語と英語の語順が似ていれば、 ぱかぱか代入するだけで伝わったりする。

 

◆  英語と中国語・日本語・フィンランド語の語順を見比べた図の一例。

英語の動詞 ( to 不定詞 ” want to try ” )  がどこに該当するか目を向ける。

中国語は英語と同じく前半、 ぱかぱかいけそう。

日本語は末尾部に飛ばされ、 頭がこんがらがる。



https://awed-frog.tumblr.com/post/617561392469393408/whoa

※  2024年3月22日 アクセス


最終の  ” Finnish ”  とは 「 フィンランド語 」。

日中同様、 印欧語 ( インド・ヨーロッパ語族 )  ではない。


そのため単語も文法も全く異なります。


https://twitter.com/FinEmbTokyo/status/225793076612972544

※  2024年3月22日 アクセス


ちなみに、 朝鮮語と日本語の語順は酷似するが、 語族は別。

※  言語学では 「 Korean = 朝鮮語 」 が正しく、 「 韓国語 」 は便宜上の名称



https://blog-imgs-101.fc2.com/t/e/s/tesuto93/oXzhjas.jpg

※  2024年3月22日 アクセス

 

◆  英語は 「 印欧語族 」 ( the Indo‐European languages )。

インド・ヨーロッパ語族系統図


画像の拡大

【出典】  小学館 日本大百科全書 ( ニッポニカ ) より



conclusive ”  では、 歴史を振り返りつつ、 世上流布しない
正負の側面を事細かに考察した ( 地図入り )。

 

 

◆  以下、 「 自分の世界 」 が広がる英語  より再掲。

 

語学は < 老化防止 >< 認知症予防 > に効果ありと検証済み。

これを実証する有力な学術論文( 英文 )は次の通り。

2010年発表。

要旨は、

バイリンガルはアルツハイマー病を発症しにくい



Craik & Freedman (2010).

Delaying the onset of Alzheimer disease
Bilingualism as a form of cognitive reserve.
Neurology. 2010 Nov 9; 75(19): 1726-1729.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3033609/

【PDF】
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3033609/pdf/8193.pdf
※  PDF 全4頁、 855KB

 

◆  以下、 ” conclusive ”  より再掲。

2021年夏、 東京オリンピックの最中に、YouTube 動画
のコメント欄にあふれた文言が、

Welcome to Japan ! ”  ( ようこそ日本へ ! )。

選手らを歓迎する真心のこもった、 日本からの呼び掛けである。

このたった3語のメッセージが、 びっしり幾重に連なるコメント
欄をいくつも見つけ、 ある種の迫力とおかしみと感銘を覚えた。

かわいい絵文字や顔文字で差別化していたりする。  ※  後述

ほっこりすると同時に、 日本人の実直さを垣間見た。

コロナ禍の中、 遠路はるばる来日してくれた海外選手たち …
どうしても皆様を称えたい、 励ましたい、 感謝を伝えたい …

こういった大勢の日本人の熱い思いが、 英語でコメントする
勇気を奮い立たせたのではなかろうか。

いろいろ調べて、 やっとたどり着いた英語表現かもしれない。

生まれて初めて書いた英文コメントかもしれない。

使い慣れない英語で投稿する興奮と高揚は、 いかばかりであろうか。

以上は勝手な推量であり、 これらの裏付けはかなわぬものの、
この際、 そんなことはどうでもよろしい。

自発的・内発的な動機や感激が生む、 意欲と行動力のすさまじさを、
ぜひとも力説させていただきたいのである。

やはり、 自ら英語を使ってみたいと思う日本人は、 大人数いるのだ。

国民のやる気を、 無下にあしらっている感のある英語教育を許すまい。

 

◆  以下、 ” shrug off ”  より再掲。

日本発祥の 「 絵文字 」 は、 ” emoji ”   として世界中に普及している。

たくさんの絵文字なら、 名詞の複数語尾  “ s ”  を伴い、 ” emojis “。

【発音】  imóudʒi
【音節】  e-mo-ji (3音節)

「  イ モゥ~  ジ~  」  「  イ モゥ~  ジ~ス  」  と私には聞こえる。

英語に取り込まれる際、 出だしの母音の発音は、  /i/  になってしまった。

/i/ は、 「 イ 」 と 「 エ 」 の中間的な感じで、 短く発音する母音の

短母音( short vowel )。

【参照】  “ emoji ” のスペルが、  拡散を促進

【参考】  UnicodeのEmojiの一覧  ( 外部サイト )

 

 

 

 

 

 

 

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