「自分の世界」が広がる英語
2024/10/08
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一般の日本人にとって、 英語って必要 ?
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40年以上に渡り、 しょっちゅう聞かれた質問である。
「 あまり必要ないと思います 」
嘘つくのは嫌なので、 率直に持論を述べてきた。
英語を使わなくても、 普通に生きていける日本で、
—英語を学ぶ必要性は高くない。
–
終生、 日本居住なら、 「 必要 」 に至る可能性は高くはない。
生存戦略上、 絶対なくてはならないものではない。
進学したいなら、 「 合格切符 」 と誓いを立てて頑張る。
仕事で必須なら、 「 報酬獲得条件 」 と覚悟して学ぶ。
どうしても苦手で嫌なら、 「 転職 する 」。
学生時代はともかく、いい大人が貴重な可処分時間を、
不得手で大嫌いなことに費やすのは、 もったいない。
人生の浪費。
本気でこう思う。
嫌いな仕事に従事できるほど、 残りの人生 は長くないのです。
Life is way too short for shitty jobs.
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【発音】 ʃíṭi
【音節】 shit-ty (2音節)
ー
ー
【参照】 ” Test of time ”
ー
◆ 2018年、 訪日外国人旅行者が史上最高を更新した。
前年比 8.7%増で、 3119万 2千人。
( 日本政府観光局 2019年1月16日発表 )
これほど外国人を迎え入れた年は、 いまだかつて存在しない。
主要20市場すべてで過去最高を記録した、 2017年を上回る総人数。
統計を取り始めた1964年以降、 最多となった。
【参照】 海外移住先としても 「 大人気 」 の日本 ( 地図入り )
このようなニュースも、大方の日本人には影響ないはず。
国内に住む限り、 英語ができなくても大きな問題はない。
近年、 数々の < 英語不要論 > が出版されている。
特に話題になった本は、 次の2冊。
いずれも基本的に同感する内容だった。
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祥伝社 ( 2011年刊 )
http://amzn.to/2ipUWXQ
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文藝春秋 ( 2014年刊 )
http://amzn.to/2ipLOm3
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◆ 同様の考えをもつ私だが、 同時に強く願うことがある。
「 もしも 興味があるなら、 ぜひ英語を学ぼう 」
国際的に英語が共通言語となっている分野は多い。
これは現実。
インターネットでは、7割方が英語。
英語を習っておくと、
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「 情報収集 」で、断然強い
リスニング・ライティング・スピーキング
が苦手 だとしても、
読めるだけで、圧倒的な強み となる。
おそらく、
この世を見る目が変わる
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◆ 例えば、大切な人 が難病にかかった時に、
自分で英文記事を調べられる。
–
■ 和訳を待たなくても、 最新情報を自ら取りに行ける。
■ 情報格差 と「 情弱 」化 の回避にも期待できる。
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【参照】 ” hoax ”
–
一般人向けの良質記事は無限に公開されている。
英語で検索すれば、なんでも見つかると言っても過言ではない。
これぞ、 世界のすごさ。
英語人口 15億人。
–
【参考】 – ※ 外部サイト
–
◆ 翻訳ソフト・翻訳サイト ( DeepL など )は便利だが、
ある程度、自力でこなせると 心丈夫である。
うまく併用するとよい。
AIを味方にする 「 二刀流 」 が望ましいと信じるため、
1990年代から、 電子辞書とパソコンを手放さない生活。
我が 「 頭脳のパートナー 」くらいの気持ちで、手なずけている。
分からないことがあれば、これらの相棒がちゃんと教えてくれる。
死ぬまで、 AI と 二人三脚 で生きていこうと、私は目論んでいる。
そのため、 商売道具とAIを連動させる投資 を、多年継続している。
AI化 の一環として、 辞書・書籍を 自炊 し、「 電子化 」 を重ねてきた。
3,000冊以上を既に自炊した。
–
◆ 興味ある対象について、英文を自由自在に読める喜び。
時に投稿にトライしたりと、日常に刺激と楽しみが加わる。
–
◇ 英語を学ぶと 「 自分の世界 」 が一気に広がる。
「 英語って必要 ? 」
こうした議論と次元の異なる、 永続的な喜びと楽しさ を味わえる。
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自分の心から興味あることを
世界中の同志と共有する喜びは
< 生きる支え > となりうる
–
楽しいね …
生まれてきてよかったわ。
こんな喜び。–
お互い提供できる価値があれば、 英語力はさほど問われない。–
15億人 の英語の使い手のレベルは、 実に様々。–
英語母語話者( 英語ネイティブ )は、 世界の全人口の 約 5%。
つまり、 世界の 95% の人にとって、 英語は母語ではない。
相手の方が、 一層ひどい ブロークン だったりする。
届けたいと熱望するメッセージは、 どうにか伝わってしまうもの。
こういう不思議な経験を重ねると、 この世の見え方が変わってくる。
–
■ 国内に友達はできなくても、 外国人の友達は作れたりする。
■ 人間関係が苦手なら、 長い空間的距離感は安心できるかも。
■ こういった感性の持ち主は、 世の中には大勢いる のである。
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海外の同好の士とやり取りする知的興奮 !
日々の倦怠感 や 厭世観の苦しみを 打ち破るよすが。
–
少し勇気を出して踏み出せば、 自宅に居ながらにして
たった独りで 異次元の世界にすっと触れ合える。
–
そんな時代が とっくに 到来している。
–
◆ 英語は、 本来は 「 コミュニケーション手段 」 にすぎない。
このことを忘れた人が多すぎる。
大半の日本人が普通に生きていく上で、 英語は不要。
大多数にとって 「 資格 」 または 「 受験 」 のための存在。
–
非日常そのもの。
■ 普段、 使わないから「 資格 」「 受験 」に直結する印象
■ 日本人にとって、 英語学習は「 不自然な努力 」に近い
「 不自然 」 だからこそ、 必要以上に 要件 に組み込み、
強迫的に 数字に拘泥するようになってしまったと考える。
【参照】 母語が日本語だと、 英語習得のハードルは 恐ろしく上がる
–
- 仕事ではお金をもらっているので、 数値化 は必然
- 学生は勉強が本分ゆえに、 点数を気にするのは当然
–
他方で、 あえて
「 数値化 」 しない英語の取り組み方
があってもよいだろう。
–
◆ 英語が実質不要な方々には、 こんな付き合いをおすすめしたい。
–
興味があるなら、 ぜひ英語と向き合ってみよう。
他人の目 や TOEIC なんか、 どうでもよい。
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- 純粋に 自分のため
– - 自分が ハッピー になるため
– - 人生を より豊かに するため
–
語学は < 老化防止 >< 認知症予防 > に効果ありと検証済み。
これを実証する有力な学術論文( 英文 )は次の通り。–
2010年発表。
要旨は、
「 バイリンガルはアルツハイマー病を発症しにくい 」
–
–
Craik & Freedman (2010).
Delaying the onset of Alzheimer disease
Bilingualism as a form of cognitive reserve.
Neurology. 2010 Nov 9; 75(19): 1726-1729.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3033609/
–
【 PDF 】
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3033609/pdf/8193.pdf
※ PDF 全4頁、 855KB
–
◆ 加えて、 人間の能力のうち、 語彙力のピークは遅め。
書き言葉、 話し言葉とも、 60歳代から70歳代まで伸び続ける
との学説が提示されている。
–
–
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[O]ur vocabulary skills, written and verbal,
require many more years before they
peak in our 60s and 70s.
–
2015年3月23日付
–【 当該記事が根拠とする学術論文 】
Hartshorne, J. K., & Germine, L. T. (2015).
When Does Cognitive Functioning Peak?
The Asynchronous Rise and Fall of Different
Cognitive Abilities Across the Life Span.
Psychological science, 26(4), 433–443.・ https://doi.org/10.1177/0956797614567339
・ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25770099/
–
とすれば、 一生涯を傾けても、 あまりある知的努力に他ならない。
長生きする意義と張り合いを、
「 頭の体操 」 「 舌の運動 」 「 発声練習 」 「 ボケ防止 」
くらい気軽に構える方が、 無理なく続いたりする。
【参考】 上掲の学術論文が典拠の YouTube 動画 3本
–
–
–【老化しない人の特徴】
40代50代が老けて行く原因と老けないための習慣とは
–
https://www.youtube.com/watch?v=VSLzWFbc7uU
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2022年4月5日
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うわさのゆっくり解説 【 18時30更新 】
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※ 全長 19分19秒
–
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【ベストセラー】 「 80歳でも脳が老化しない人がやっていること 」
を世界一わかりやすく要約してみた
–
https://www.youtube.com/watch?v=TGFtLdsj5Ig
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2022年9月29日
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本要約チャンネル 【 毎日19時更新 】
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※ 全長 40分7秒
–
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STOP脳の老化! 脳を10分で活性化する10の方法
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https://www.youtube.com/watch?v=gvb7v91JXSI
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2022年5月2日
–
ゆっくりは健康になりたい。
–
※ 全長 17分30秒
( 敬称略 )
ー
◆ 私自身、口の機能の低下を防ぐ「 口腔ケア 」を兼ねて、
発音練習は毎日欠かさない。
口腔器官の運動は大事。
人体は使わないと衰える。
–
廃用退行 が怖い。
【参考】 ※ PDF 全17頁、 441KB
ー
寄る年波に勝てなくても、構わず続けていくつもり。
ー
お口で発音
もっと気楽にいこう。
疲れたら、休止 してよい。
誰も強制していない。
休んでいても、 英語は逃げない。
ずっとずっと、 待っててくれる。
何十回でも、 戻ってくればよい。
日本人にとって、 ほんと厄介だけれども、
晩成型の上達が期待できる。–
‐
–
ご自身の頭脳と身体の 「 新しい使い方 」 を獲得するチャンス。「 単語 」 単位に限ると、 ネイティブレベルの発音まで到達可能。
きちんと訓練すれば、 大抵の日本人ができるようになる。
自分のベロや唇が、 こんなに動く日が来るなんて … !
我が唇から出てくる発音が信じられず、 ひとしお感無量。
うれしくてうれしくて、 英語音の独り言が日課となる。
ぶつぶつ我知らず独りごちて、 変人扱いされるが、 心は弾む。
–
–「 日本語と英語の違い 」 より
–
◆ ネットに絞れば、お金はそれほどかからない。
無料のメルマガ ( newsletter ) は無数あり、
たやすく登録できる。
解除も簡単。
–
—現在、 錚々たる新聞・雑誌が、
—メルマガを 無料配信している。
–
例えば、
- ニューヨーク・タイムズ ※ 有料版も含む
https://www.nytimes.com/newsletters
– - ワシントン・ポスト
https://subscribe.washingtonpost.com/newsletters/#/newsletters
– - ウォール・ストリート・ジャーナル ※ 有料版も含む
https://www.wsj.com/newsletters#all
– - ボストン・グローブ
https://www.bostonglobe.com/newsletters
– - ロサンゼルス・タイムズ
https://membership.latimes.com/newsletters/
– - タイム
https://time.com/newsletters/
– - ニューズウィーク
https://www.newsweek.com/newsletter/
– - ザ・ニューヨーカー
https://www.newyorker.com/newsletters
– - フォーブス
https://account.forbes.com/
– - ピープル
https://pages.email.people.com/newsletters?source
– - US Weekly
https://www.usmagazine.com/newsletter-signup/
– - USA TODAY
https://profile.usatoday.com/newsletters/manage/
– - CNN
https://edition.cnn.com/email/subscription
– - NPR
https://www.npr.org/newsletter/breaking-news
– - The Globe and Mail
https://www.theglobeandmail.com/newsletters/
– - 1440 Daily Digest
https://join1440.com
– - Insider
https://www.businessinsider.com/subscription/newsletter
– - The Daily Beast
https://www.thedailybeast.com/newsletters
有名メディアから、無料で 英文記事がメールされてくる。
プロの手によるネイティブ向け記事。 本場の英語である。
かつてを思うと、隔世の感がある。
–
Delivered free to your inbox
登録も、解除も、楽ちん
–
◆ 販売促進の常として、 有料かどうか紛らわしい表示もあるが、
基本は無料。
本稿でご案内したメルマガは、 すべて有名どころ であり、
詐欺 などの不正行為は想定しにくいので、 ご心配は無用です。
「 有料版 」 に申し込まなければ、 後日代金を請求されることも
ありません。
1996年から、 日々大量の大手筋の英文メルマガを読み続けていますが、
なりすまし的な請求は、 ただの一度もありませんでした。
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” zip code ” ( 郵便番号 )の入力が必須の場合
もしも日本の郵便番号が通用しないならば、
米国の任意の郵便番号を入力すればよい。
【例】 90001 ( ロサンゼルス近辺 )
https://tools.usps.com/go/ZipLookupAction_input
↑ 米国郵便公社 公式サイト
無料メルマガの場合、参考統計の目的で入力させる
発行元がほとんど。 任意でもほぼ問題ない。
–
◆ YouTubeの コメント や商品 レビュー( アマゾンなど )も、
一般ユーザーが気軽に発した生の英語に触れるチャンス。
お手元に英語素材がなければ、 手始めに コメントとレビューを
から取り掛かるとよい。
玉石混交とはいえ、手近な 教材となる。
旧来の新聞・雑誌の読者欄は言うまでもない。
なにしろ、投稿者の感情がほとばしり、エネルギーにあふれる。
「 コメント回り 」と称し、 めぼしい日英表現を見つけては、
せっせと 単語帳 に登録するのが、 永年の私の日課である。
わくわくしつつ、 こうして語彙採集している。
◇ コツは、 自分の得意で大好きな分野から手をつける こと。
【例】
スポーツ、 芸能、 車、 バイク、 コレクション、 ギャンブル、 ガーデニング、 IT、
旅行、 絵画、 フィギュア、 筋トレ、 ファッション、 ペット、 エロス、 コスプレ、
プログラミング、 ゲーム、 アニメ、 セレブ、 登山、 建築、 プラモデル、 美容、
サバゲー、 軍事、 育児、 インテリア、 釣り、 映画、 音楽、 服飾、 パソコン、
鉄道、 デザイン、 健康、 DIY、 料理、 ガジェット、 キャンプ、 政経、 時事–
–
■ イラストや写真を眺めているだけでも、 幸せな気分に包まれる
■ 心身のストレスが一気に解かれる、 夢見心地の自分だけの世界
–
そこに、 にじり寄るように、 じわりじわり、
–
英語をからめていく
今まで非日常的な存在だった英語を 得意分野経由 で、
「 自分の生活 」「 自分の世界 」「 自分の人生 」
に取り入れてしまおう。
–
◆ ご自分の生活の中に、 学習機会を見出し、 あたかもパズル
みたいに、 巧みに練り込んでいけば、 ストレスかけずに学べる。
ほどよい弾みが気分を盛り上げ、 心身の不調を遠ざけてくれる。
見慣れているはずのいつもの光景に、 趣のある変化が訪れる。
「 3時のおやつ 」 みたいに、 学習習慣を挟み込んでいくことだ。
–
言語習得の決め手は、持続性。
–
–
意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。
自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。
–
( 中略 )
–
「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。
なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。
楽々( effortlessly )できるようになってすごい。
※ 気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない
–
–
【時間管理】視覚化して脳を安心させる より
–
–
崖っぷちに自ら追い詰めるやり方を、 私はおすすめしない。一夜漬けの短期決戦はいざ知らず、 長くは続かないからである。
その反動で燃え尽きたり、 得体の知れない疲れが残ることもある。
50年以上生きて振り返ると、 その潜在的な危険性が透けて見える。
なによりも、 心の状態に左右されない仕組み作りが大事 と考える。
–
–
「 単語の覚え方 」 より
–
【参考】 ※ 外部サイト
- 面倒くさいことを、やる気がなくても自動的に終了させる方法。
https://www.youtube.com/watch?v=tQGT5bAw82k
2024年7月8日付 ※ 動画全長 19分14秒
–
– - 先延ばしは変化を嫌う脳の防衛本能、 過大目標・恐怖・疲労が原因
https://www.youtube.com/watch?v=oicEi-YTMlY
2024年6月24日付 ※ 動画全長 19分53秒
–
– - ベビーステップ、 小さな一歩がもたらす習慣と成功
https://www.youtube.com/watch?v=Qn6lA95UAFE
2024年8月16日付 ※ 動画全長 17分18秒
–
良くも悪くも心が躍り、 不平不満にかまう隙が消えて、 気持ちが上向く。
心地よいリズムが暮らしに加わり、 生きることが楽しくなってくる。
これぞ語学の魔力で、 今まで知らなかった活力がみなぎり、 毎日が輝く。
–
–
–
◆ 試験勉強に勤しむ学生・社会人は別として、
その他の 「 英語が実質不要な方々 」 であれば、
–
早めに好きな分野の英文に取り掛かる。
–
初級なら指導者の手引きに従うべきだが、
中級以降はもっと能動的になってよい。
–
他者のフィルターで、 お膳立てを整えてもらうのでなく、
切望する重要スキルを突き止め、 自ら狩りに行く心意気。
–
初級を卒業し、 基礎単語・基礎文法を修得した中級の大人なら、
つまらないテキストではなく、
–
読みたい内容に早く向かえ。
–
さもないと、
日本で英語を続ける限り、 終始一貫、 教材尽くしで終わる。
教材大国ゆえか、 教本に依存したまま寿命が尽きる、 背筋の凍る未来像。
英語教育産業の思う壺。
–
正しい文法は尊ぶべきものだけれども、
日英の総合的な雲泥の差を加味すれば、
深入りしすぎる前に切り上げないと、
それだけで人生が終わってしまう。
–
–
気に入った作品は執拗に反復し、 暗唱するまで仕上げると、 堅固な支柱が立つ。得意な分野に集中して、 英語の柱を立て並べながら、 基盤を踏み固めていく。
中級の大人は、 大好きな方面の英語をとっかかりにする方が、 楽に成長できる。
子どもと違い、 自分の素質に合う分野はどの辺か、 ある程度は目星がつくはず。
いかにも教科書的な進捗よりは、 得意分野から足場を固める方がスムーズに捗る。
外堀を埋めるのではなく、 造詣が深い専門の牙城に直に切り込む方が実は楽ちん。
英語力は不十分でも、 動機が盤石、 なぜだか話の流れは分かり、 継続しやすい。
英語から遠ざかる隠れた原因は、 砂をかむ教材で、げんなりと意気阻喪するから。
何十年も生きてきた大人が、 学生向けの素材で勉強し続けるのは大儀でならんわ。
基礎力を備えた中高年の中級学習者は、 興味津々な素材中心に進めていくのが吉。
刺激的で飽きず、 持続できて自己肯定感が高まり、 とんとん進展し心が折れない。
–” no need “ より
◆ ご自分に合った 英文法書 と英単語集を、 各1~2冊しっかり学び、
さっさと 得意分野に移る方が、 学習は捗る
と私は確信している。
–
まったく楽しくない教本にしがみついているから、
やたらとしんどく、 全然向上しないのである。
–
–
プロであれば、 好き嫌い抜きで、 強行突破する折が多々生じる。お金をいただいており、 正式に職責を負うためで、 言うを俟たない。
対して、 アマチュアの英語学習者の場合、 苦手でしんどい課題に、
あまり時間をかけすぎない方が、 好手ではないかと感じている。強行突破で金稼ぐプロ以上に、 不振に見舞われる危機に立たされる。
–( 中略 )
–非現実的な 「 理想 」 に執着するよりも、 ご機嫌に続ける方が、
最終的に勝ることは、 おびただしい学習者の挫折を見て学べる。最初から欲張らずに、 さして無理なく継続できるペースを保つ。
不得手分野は、 そこそこ自信がついてから、 戻ってくればよい。
一旦棚上げにし、 得意分野をきびきび歩む方が、 ぐんと伸びる。
手つかずでも、 影響がなさそうであれば、 後回しまたは手放す。
辞める・病める人間になる前に、 達成しやすい目標に修正。
自己評価が健全で成熟した勇気のある学習者なら、きっとこうする。
–” no need “ より
–
–
目標が違うプロ・セミプロの基準は別で、 軌を一にするはずないのが常識。同じ野球でも、 「 プロ野球 」 と 「 高校野球 」 を同水準で論じない。
どちらも食うか食われるかの真剣勝負だが、 同じ土俵で向かい合わない。
あるいは、 草野球を楽しむアマチュア選手にプロ野球の厳しさは不相応。
並々ならぬ犠牲を伴うのがプロの道、 無報酬で立ち入るべき世界でない。
こと英語教育に限っては、 久しく混こぜにしてきた異常さに気づくべし。
–” conclusive “ より
–
–
★ 中級の大人であれば、苦手分野には構わず
相性と力量に釣り合う、 得意分野の「 生の英語 」 に絞り、
–日常にぶち込む
「 人生に残された時間 」 との兼ね合いを考慮すると、
苦手分野に近づかない勇気と決断は大切。
英語で稼ぐプロとは違う。
プロは 「 お金をもらう側 」。
予算も設備も人脈も桁違い。
実力と努力量も当然違う。
「 お金を払っている側 」 の中高年であれば、
暮らしが 「 楽しくなる 」 学習法がベター。
得意分野の英語を突破口にする。
手痛い挫折から逃れられ、 ご機嫌に続く。
–「 日本語と英語の違い 」 より
–
日常にそんな機会はない ?
そう、 だから英語ができない。
ぶち込む機会が平素になければ、 オンライン英会話などで作り出す。
「 ネイティブキャンプ 」 及び 「 レアジョブ 」 を推す。
【 景品表示法に基づく明示事項 】 ↑↑
ご両社とも、アフィリエイトのリンクではありません。
対価 ( 紹介料 ) は一切いただいておりません。
記事の右端と下部の広告欄は、アフィリエイトです。
( 2024年10月 現在 )
趣味を含むライフスタイルを、 可能な範囲で2か国語環境に改造する。
「 英語でなんて言うんだ 」 と調べ、 好きな領域をバイリンガルに。
機会ゼロだと便便だらり身につかず、 英語はできるようにならない。
使い道を作り出し、 速やかに実行して、 一気に脳に焼き付ける。
こうすれば、 自律性・能動性を保ちながら、 ずんずん学習が進む。
どんどん使ってやれば、 新入りも喜び、 ちゃんと定着してくれる。
◆ 初級者だった昔と違って、 なんとなく気乗りしなくなってきている …
教材選びに失敗するとこうなる。
慢性的に 「 退屈している 」 危ない状況を自覚できていない人たち。
一途に市販教材に取り組む 「 勤勉さ 」 が及ぼす危険の典型である。
教材学習がもたらすリスクは、 ” no need ” で大胆に暴き出した。
–
–
さながら、 何十年も本気で日本語を学び続けている外国人の
教材が 『 桃太郎 』 周辺に掛かり切りになる無粋さ。
長らく時間を費やす価値のある中身か、 今一度熟慮されたい。
大人を主力読者として想定していない筋なので、 飽きてくる。
自覚があれば移れるのに、 正しい道と信じ込んでいたりする。
ついに嫌気がさして、 やればやるほど英語嫌いになっていく。
うんざりして当たり前、 空回りする 情熱を思うと胸が痛む。
–
” no need “ より
◆ 中級の大人の場合、 教材も単語帳も自作することを私は推奨する。
むかつく知人が 「 恩人 」 に成り変わる 「 歩く単語帳 ♪ 」 の
作り方は、 「Gmail」で作る単語帳 にきめ細かく記した。
自身と相談しつつ、 自律的な学習態度を養えるのが、 中級レベル。
この安定感こそ、 初学者とは 一線を画す、 実力者の本領なのだ。
与えられた素材ではなく、 自分の頭を使って学習計画を立案する。
うきうきする教材を、 自前で用意すれば、 退屈とは無縁になる。
私はそうした。
–
【参照】 おすすめ YouTuber と着眼点は、 ” No need ” に詳述
( 図入り、 写真入り、 動画入り )
–
–
–
これ1本で、 YouTubeなどの動画と音声をダウンロードし、 保存できる。動画のURLを入力( コピペ )して、 提示された複数のファイル形式から
希望を選べば、 あとは内蔵の動画ダウンローダが保存先にダウンロード。動画の音声のみのダウンロード・保存も楽々できる。
私的利用目的の範囲内で、 「 自習教材 」 を好き放題に作れて楽しい。
自ら取捨選択し編成した素材なので、 市販教材よりも引きつけられる。
MP3で保存した動画音声を、 移動時間などに年がら年中聞いている。
殊に、 リスニング ・ 書き取り ・ 語彙採集 ・ 発音訓練 に有益。
直感的に操作でき、 数百のファイル形式に、 ワンタッチで高速変換。
( 中略 )
音声を聞く iOS アプリは、 2009年から上掲 GoodReader を使う。
–
–
辞書の 「 自炊 」 と辞書アプリ より↑ 自習教材を自作するために使っている道具を記述
–
–
自分で作れば 自信 と 喜び が湧く
–
–
◇ 市販の単語集に いつまでも 執着する
真剣さは、日本人学習者 にありがちな姿
–
他国の学習者に比べると、 かなり不可思議な現象。
正直な話、 なにがしたいのか、 よく理解できない。
あたかも 「 勉強のための勉強 」 といった具合で、
思わず動機を問いたくなってくる。
–
なんだかもったいなく、 ちょっと違う気がする。
英語習得を義務としない、 いわば身軽な立場にある
のだから、 教材は思いっきり自由に選べるだろう。
なんで市販の参考書ばかり、 何冊も読んでいるのよ ?
繰り返すが、 受験生以外は、 単語集は1~2冊でよい。
そんなことよりも、 力量相応の英文に接する機会を増やす。
すなわち、 独力で対応できる難易度 の 「 生の素材 」 を見つけ出し活用。
教本・単語集を読破しまくっても、 リアルな英文を読まねば無意味に近い。
英会話や英作文を通じて、 ご自身で語彙を運用できれば、 なおよい。
長期的には、 単語集は自作の方が役立つと感じている。
学習の歩みと成長の軌跡を反映した、 かけがえのない資産にまで成熟。
手塩にかけて育てれば、 人生がきつい時、 自分を救う知的財産になる。
なんといっても、 何十年も苦楽を共にし、 生涯随伴してくれたのだから。
こういう仲間を、 たくさん作っておけば、 逆境にさらされても平常心。
常日頃、 自分を支える味方作りを心掛けることは、 心強い習慣となる。
どんな状態に置かれた時が自分は心地よいか常々観察し、 心に留める。
平生から意識しておき、 きつい時にその状態を作り出し、 逃げ込む。
具体的な方法は、 ” no need ” 及び 「Gmail」で作る単語帳
で事細かにご説明している。
知らぬ間に逸脱し、 あらぬ方向に突き進みがちな日本人学習者の
痛ましき姿、 そして予防策も、 ” no need ” にて詳らかにした。
→ 主として、 中級学習者 対象の長文 ( 動画入り )
◇ 中級に達したら、「 単語力 」 以上に 「 多読 」 を優先
→ no need
–
–
真面目な日本人学習者にありがちなのは、 単語数を増やすほどに、
英語ができるようになると妄信し、 上級語の暗記に精を出す盲進。
–” no need “ より
–
◆ 私は、こちらを採用した。
■ インターネットで、
自分好みのサイトやメルマガを捜し当てて、
当面、それをテキスト代わりに使用し、
定期的に読み続ける。
–
ただし、 何十年も昔なので、 サイトとメルマガの選択肢はない。
実際には、 有料の週刊誌 ( Newsweek と Time )中心だった。
心構えは、
–
しっくりくる素材を自ら掘り出す
–
「 得意で大好きな分野 」 であれば、 苦痛は覚えにくい。
ひいきの作家や相性のよさそうなライターでもよい。
私の知る日本人以外の非英語母語話者 ( ノンネイティブ ) には、
初級教材を読了早々、読みたい本に向かっていく 学習者が目立つ。
筋トレ雑誌に、エロ雑誌と、それはもう好き放題に楽しんでいる。
日本人に見られる、あの几帳面で生真面目な悲壮感から程遠いのに、
盤石な動機づけのおかげか、あっという間に英語に親しんでしまう。
なにより、 うれしそう。
必死な努力なんて、 どこ吹く風。
得意分野の英文を がんがん読もう–
◆ 日本語母語話者にとって、
英語の発音は動物の鳴き声に近い。
日本語で表記しがたいのは言うもおろか。
犬猫の声と一緒で、 そもそも日本語では書き起こし
きれないのに、 英語音を無理くり邦文で表現しようとする。
等しく不条理だからアプローチを変える。
口周りをまじまじと見据えて、 模倣する。
👄 唇をよく見て 🫦
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※ やり方は、 ” integrity ” へ ( 図入り、 動画入り )
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【参考】 ※ 外部サイト
- 多言語の習得は 「 音 」 から 脳領域特定、 文法理解早く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF251YP0V20C24A2000000/
2024年2月26日付–
相性のよさそうな発信者や番組を見つけて、
がっつり食らいつく。
★ 日本人学習者を主たる顧客と想定した素材は、
長期的にはあまり望ましくないと私は考える。
中級学習者 が潜在能力を引き出し上達するには、
日本人相手ではない番組を中核に据える方が名手。
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【 主な理由3つ 】
日本語母語話者向けに、 ほどよく加減され、
念入りに作り込まれた印象を受ける番組が多い。
登録者を増やすためか、 販売促進のためか、
どうしても視聴者におもねる調整が欠かせない。
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理由は3つのデメリット。
(1) 漫然と視聴しただけで、 会得したと勘違いし、 英語学習した自己満足に陥りがち
(2) 自分の頭や口を動かさずに時間を使い切り、 成長しそびれているのに気づけない
(3) 手入れ後の日本人受けする英語なので、 そう自然ではない状態の英語が目立つ
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一般向けの素材に慣れ親しんできた学習者であれば、
割合すぐ見透かせると思う。
◆ 以下、 ” no need ” より再掲。
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インターネットが普及した現代は、 自分に適した英語を自由自在に選べる。それ以前の日本社会では、 英語に接するまでに、 手間暇・コストを要した。
英語のケーブル放送を目当てに、 都内のホテルにて自主合宿したもんだ。
自宅では、 高価な 短波ラジオ で、 ノイズにめげずに国際放送を受信していた。
2か国語放送は1980年代、 BS・CSは90年代より徐々に家庭に浸透していった。
英字新聞・雑誌を定期購読し、 海外発送分は「 国際郵便為替 」で毎年送金。
やっとこさ手にした大抵の雑誌は ” cover-to-cover ” で舐めるように読んだ。
なにかにつけ、 あれやこれやと費用がかさんだ。
選択肢が手薄い当時は、 しくじると浪費に直結したので慎重だった。
一般個人は、 こうもしないと、 生の英語までたどり着けなかった。
( 中略 )
1990年代までは、 ラジオは主にラジカセで録音していた。
映画は、 ビデオデッキから、 オーディオケーブル1本で音声出力。
VHSからカセットテープに音声入力し、 ウォークマンで音声再生。
インターネット普及後に振り返ると、 なんだか冗談めいた話だが、
私にとっては、 なんの変哲もない学習習慣で、 久しく定着していた。
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便利な時代だ。
今の若者が本当にうらやましい。
英語を使う機会がないと嘆く人は多いが、 ネット時代はそうでもない。
海外発の製品・サービスであれば、 英語情報の方が段違いに充実している。
日本語の情報に依存しまくり、 その圧倒的な質量の格差に気づかないだけ。
もったいないわ。
グローバル展開するサービスは、 各国のプロ・アマの助言が享受可能。
ユーザーは諸国におり、 様々なコミュニティからの教えも吸収できる。
大企業のサービスを導入する強みがここにあり、 英語学習者には最適。
ビジネスレベルの英語力を磨くための、 現実的で手近な一手段となる。
【参照】 「Gmail」で作る単語帳
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プラグインを作った張本人が前面に出てきて、 対応してくれることもある。絶好のチャンスだからと図に乗って、 改善リクエストをお伝えしたりする。
” I have an idea for an enhancement. ”
日本から問い合わせていますとさらりと触れると、 喜ぶクリエイターが多め。
” Greetings from Japan ! ”
ソフトウェアの作り手 ( author ) に直接導かれて、 問題解決できている。
一昔前なら考えられない。
契機は山ほどあふれており、 英語力よか勇気・誠実さ・基礎知識が物を言う。
翻訳機能 ( DeepL など ) を使ってもよいのだ。
私たち日本人が目指すべきは、 AIを味方にする 「 二刀流 」 の合わせ技。
頭と 機械翻訳 がタッグを組む 「 二刀流 」 で、 なんでもチャレンジすべし。
AI を敵視せず、 かけがえのない仲間にして、 大いに助けてもらおう。
頭脳も AIも 駆使する 「 二刀流 」 はかっこいい。
世界がぐっと広がる手応えが、 自宅に居ながら実感できる時代となった。
【参照】 「 二刀流 」のメリット、 AI vs 通訳、 AI vs 翻訳
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辞書の 「 自炊 」 と辞書アプリ より
【参考】 ※ 外部サイト
- 生成AIに仕事を奪われる ? 使い倒し、破壊者となった方がお得
https://reskill.nikkei.com/article/DGXZQOLM187SH0Y4A710C2000000/
2024年9月9日付
◆ インターネットが身近になかった頃、各種雑誌の定期購読のため、
毎年、中央郵便局にて 「 国際郵便為替 」 を組んでもらっていた。
米国から自宅直送の方が、 洋販経由より安かったのである。
1990年代後半まで、これが私の年間行事。
為替発送後の深い安堵感は、今では遠い記憶になった。–
◆ 締めくくりに、 再び ” no need ” より再掲。
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来る日も来る日も教材学習の果てに、 いつの間に 「 万年受験生 」。あたかも 「 勉強のための勉強 」 に堕し、 懐疑にとらわれ、 立ち往生。
「 こんなこと、 いつまでやってればいいのか … 」
学ぶ楽しみは、 とうに失われ、 どうしたいか定かでなく、 惰性に流れる。
心ならずも、 教材にまみれて溺れてしまった学習者は少なくない様相。
TOEIC などにこだわりすぎると、 この運命が待ち構えている。
点数が下がるのが怖くて、 強迫的に受け続けるしかない無間獄。
これはつらい。
みじめだわ。
こうなりたい ?
私の感覚では 「 目を覚ませ!」 とぶん殴りたいくらいの異常事態。
意気地なしなのか、 怠け者なのか、 バカなのか、 わけ分からない。
Life is way too short for such stupidity.
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▲ 記事 内では、 有名翻訳サイト5つにおける、
上記英文の機械和訳を検証した ( 図入り、 実名入り )。
【 結果 】 〇 2サイト × 3サイト
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【参考】 ※ 外部サイト
- 「 TOEIC は実にくだらないですね 」
国立大の “ ギャル准教授 ” が日本の受験制度を破壊したい理由
天文物理学者 BossB 氏 インタビュー #2
https://bunshun.jp/articles/-/68931
2024年2月24日付–
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英語が好きになると人生は100倍楽しくなる
プレジデント社、 2017年刊
https://amzn.to/2VJZQT3