In place
2021/01/22
(1) 正しい位置に (2) 準備万端に (3) 実施されて
上記3つの「状態」を表す<2語ワンセット>。
「状態」なので、形容詞 の役割を担う熟語。
–
(1) → (2) → (3) と順繰りに派生した。
–
成り立ちは分かりやすい。
この流れをイメージできるよう、どでかく図示してみたい。
–
–
(1) 正しい位置に
手始めに、パズルで例える。
–
目的の場所・位置(place)に、
ぴったりはめこむ(in)状態。
これが “in place” 本来の意味である。
まさに額面通り。
–
続く (2)と(3)は、ここから発展した。
正しい位置に、ぴったり配置
–
こうして、あの手この手で万全の策を講ずるならば、
結果的に用意万端ととのう。
そこから「準備万端に」の意味合いに。
–
–
(2) 準備万端に
準備ばっちり
–
「準備万端」の勢いに乗って、しっかり行動に移すと、
「実施された」「施行された」状態に至る。
かくして、そのまま意味をなすことに。
–
–
(3) 実施されて
The new Reiwa era is now in place.
【墨書出典】 https://www.sankei.com/politics/news/190419———-
–
以上3つが “in place” の主な意味。
–
–
◆ 上図はイメージに過ぎない。
それでも、最初に “in place” の感触をざっくりつかめれば、
話は円滑に進む。 視覚的な手掛かりの一助になればと願う。
さっそく、語義を逐一検討していこう。
(1) 正しい位置に
–
目的の場所・位置(place)に、
ぴったりはめこむ(in)状態。
–
◆ “place“ には、名詞・他動詞・自動詞がある。
【発音】 pléis (1音節)
語源は、ラテン語「広い通り」(plātea)。
– 名詞「場所」「位置」「地域」「土地」「店」
– 他動詞「置く」「任命する」「注文する」
– 自動詞「入賞する」「好成績を収める」
名詞 “place” には、可算名詞と不可算名詞がある。
–
◆ “in place” の場合、無冠詞から推知されるように、不可算名詞。
「 正しい位置に、ぴったり配置 」という 抽象概念–
としての位置だから、「抽象名詞」。
そのため、不可算。
◇ 「 適材適所 」 と似通う表現
→ 特定の場所を、取り立てて指し示す意図はない
■ 「 場違いの 」 “ out of place ” ( 後述 )
■ 「 時間と場所 」 “ time and place ”
と同類の “place”。
ぼんやりして、つかみどころのない「抽象名詞」
なので、「不可算名詞」である。
“time” も “place” も、可算・不可算兼用だが、ここでは不可算。
不可算ゆえに、不定冠詞 “a” はつかない。
–
◆ 一方、”a better place” や “final resting place” は、
用途を特定・限定した 具体的な場所 を指すため、可算名詞
の “place” となる。–
–
こうした視座は、可算名詞と不可算名詞の区別 の要点そのもの。
中級学習者 の実力相応の難易度なので、必ず押さえておきたい。
初学者・初級者 の視点であれば、もっとシンプルに
「目に見えるか」「形があるか」「絵に描けるか」
–
【参考】 ※ 外部サイト
・ 可算と不可算を見分ける簡単なコツ
・ 可算と不可算を兼ねる名詞について
・ 可算と不可算についてよくある質問
・ 不可算名詞は「物質」「抽象」「固有」の3つ
【参照】 “take action“、 “acting“、 “paperwork”
–
こちらも、同様。
◇ I need to find love ! A love that will last forever.
- 1文目の “love”:
ぼんやりして、つかみどころのない「抽象名詞」の「愛」
→ 「不可算名詞」だから、無冠詞
– - 2文目の “love”:
「永遠の愛」として特定・限定した、具体的な「愛」
→ 「可算名詞」だから、”a” つき
◇ 愛 を見つけなければ! 永遠に続く 愛 を。
そんな「愛」は、衆生界では得難いことからも想像つくだろうが、
つかみどころのない「抽象」「不可算」こそ、名詞 “love” の原則。
もっとも、「恋人」を意味する “love” なら、基本は「可算名詞」。
本物の「恋人」かは不問。
一応、可視の生物ということで、可算。
–
【発音】 lʌv (1音節)
–
–
◆ 不可算名詞の “place”(場所、位置) に付随する “in” は、
これまた場所・位置を表す前置詞。
–
「~に」「~で」「~の中に」などと和訳される。
前置詞 “in” の最も基本となる意味である。
“in place” を直訳すると、「場所に」「場所で」。
–
(1)では「 正しい位置に、ぴったり配置 」の文脈で使う。
- “The computers are all in place.”
(コンピュータはすべてそろっています。)
– - “I screwed the lid in place.”
(蓋を正しい場所にねじ止めした。)
–
- “He taped tiles back in place.”
(彼はタイルを元通りに貼り直した。)
–
- “Every hair on her head is in place.”
(彼女の髪はきれいに整えられている。)
–
- “All the necessary parts are in place.”
(必要な部品のすべてがそろっている。)
– - “My dislocated jaw is back in place.”
(外れた顎が元の位置に戻った。)
–
–
◆ “COVID-19” 関連の頻出表現 ※ 2020年8月追記
【発音】 ˌkoʊ.vɪd.naɪnˈtiːn
Coronavirus Disease 2019 (新型コロナウイルス感染症)
【発音】 kəˈroʊ.nəˌvaɪ.rəs
–
2020年3~7月の米国発ニュース見出しをご案内する。
“X” とは、外出禁止令の対象地域。
- “X ordered to shelter in place“
- “X directs all personnel to Shelter In Place“
- “X residents need to remain Sheltered-In-Place“
- “X remains in a Shelter-In-Place posture”
- “Continued Shelter-in-Place for X for 4/1 through 4/5″
- “X discusses extension to shelter in place“
- “X won’t be lifting shelter-in-place orders anytime soon”
- “X will be lifting the shelter in place very soon”
- “X ordered personnel to shelter in place for four hours”
■ shelter in place
■ shelter-in-place
- 外出禁止
- 屋内退避
今回の “COVID-19” のような感染症の拡大や、有害な
化学物質・放射性物質が放出された際に、屋内へ避難すること。
- “Execute your shelter-in-place procedures immediately.”
(屋内退避の手続きを直ちに実行すること。)
– - “Shelter-In-Place order remains in effect
until further notice.”
(別途通知するまで、外出禁止令は効力を有する。)
– - “For now, our Shelter-In-Place order stays in effect.”
(当面、外出禁止令は効力を有する。)
米国の公衆衛生(public health) 用語として確立している。
–
◆ 2020年3月下旬に、私が受信したメール文言をご紹介。
Subject : Shelter-in-Place for X
Residents should remain in their homes
to the maximum extent possible.
Remain in place and wait for further instructions.( 件名 : X地区は外出禁止
住民は、可能な限り自宅にいること。
その場で、次の指示を待つこと。)
行政などによる警告・勧告(warning)は、
■ shelter in place warning
■ shelter-in-place warning
略して、
■ SIP
■ SPW
- 外出禁止令
- 屋内退避令
この用法の “in place” は、(1) 正しい位置に。
(2) 準備万端に としても、概ね筋は通る。
(3) 実施されて でも通じそうだが、本来の意味合いは次の通り。
米疾病対策センター(CDC)の解説から一部引用したもの。
- “Once you and your family are in place,
listen carefully for new information. ”
(あなたとご家族が適切な場所を確保した後は、
最新情報の収集に努めてください。)
https://emergency.cdc.gov/shelterinplace.asp
2020年4月、地球をうねる潮流は「人類みな巣ごもり」か。
- “People around the world are sheltering in place.”
(世界中の人々が外出を控えている。)
–
◆ 加えて、2020年3月発表のニュース見出しがこちら。
- “Lockdown in place until June”
(6月まで都市封鎖を実施)
– - “Lockdown to be in place until at least June,
warns government scientist”
(少なくとも6月まで都市封鎖を実施、政府の科学者が警告)
上記2つの “in place” は、(3) 実施されて。
–
◆ “shelter in place” の趣旨は、
安全な場所を目指して「移動」することではない。
そうではなく、
■ Get Inside, Stay Inside
■ Stay Indoors
現在いる建物から「動かない」こと。
外出時なら、最寄りの屋内が原則。
■ Stay at home
■ Stay-at-home
■ Stay home
現実として、自宅内がほとんど。
■ Stay in place
■ Stay Put
その場から動くな。
じっとしてろ。
–
◇ ここでの “put” は、「静止した」状態。
“put” は、動詞(他動詞、自動詞)が圧倒的。
形容詞用法の “put” は、極めてまれで、
中型英和辞書には載っていないくらい。
出番は、「2語ワンセット」の慣用句
” stay put ” ( じっとしている )
にほぼ限られている。
–
【発音】 pút (1音節)
Simon Winchester, ”The Meaning of Everything: The Story of the Oxford English Dictionary“ Oxford University Press (2d ed. 2018).
–学帽をきっちりかぶる (”academic cap firmly in place“)、
“OED” 編集主幹の James Murray 博士 (1837-1915)独学で言語学を学んだ偉人。 この著作の主人公の1人。
『博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話』(邦題)
1998年に英国で刊行されたベストセラー。
2019年に映画化。
––
■ “OED“ (オーイーディー)= “The Oxford English Dictionary” (オックスフォード英語辞典)
–[公式サイト] → http://www.oed.com/
1884年にイギリスで刊行が始まり、最新版の第2版は1989年刊。
全20巻、2万1730頁、29万1500の見出し語、
62kg。
世界最大の英語辞典である。語義の配列は、頻出順ではなく、発生順の「歴史主義」。
成り立ちを、系統的にたどれる利点がある。
▼ 「縮刷版」及び「CD-ROM版」も発売されている ▼–[両方入手済み] → 辞書の「自炊」と辞書アプリ
–in place
- すっぽりかっちり頭に被さる帽子 … (1) 正しい位置に
- “as a symbol” 以下が帯びる含み … (2) 準備万端に
–
(2) 準備万端に
–
時々、(1)との違いがはっきりしないケースがある。
特に、主体が人間の場合。
例えば、
- “The stage is set, the players are in place.”
- “All the awardees are in place.”
- “With all the performers in place, we are ready to rehearse.”
ざっと読むと、全員が「定位置にいる」のか「準備万端」なのか、
よく分からない。
ばんたん【万端】
- (その事に関する)あらゆる事柄。
また、あらゆる手段。 万般。
(広辞苑 第七版)
– - (1) さまざまのものごと。 一切。
(2) 〔俗〕〔「万端ととのう」から誤解して〕
ととのっていること。 万全。
(三省堂国語辞典 第七版)
一切の準備が整った様子が「準備万端」。
各自が「持ち場にいる」ことが前提となる。
無生物と異なり、正しい位置に配置された効果として、
(2)の「準備万端に」の和訳が多用される印象がある。
とすれば、こんな風に訳せる。–
- “The stage is set, the players are in place.”
(舞台も演者も準備万端だ。)
(お膳立ては整い、人も準備万端だ。)
– - “All the awardees are in place.”
(受賞者の顔ぶれはそろった。)
–
- “With all the performers in place, we are ready to rehearse.”
(すべての演者がそろい、リハーサルの用意ができている。)
(1)も(2)も、英語なら同じ “in place”。
どちらも「正しくそろっている」ことに違いない。
矛盾は生じにくいため、和訳者の解釈に任されたりもする。
この辺りは、そう神経質にならなくてもよいだろう。
その反面、「準備万端に」では不自然になる例はある。–
無生物を主題とする(1)の文例を再掲すると、
- “The computers are all in place.”–
- “I screwed the lid in place.”–
- “He taped tiles back in place.”
- “Every hair on her head is in place.”
- “All the necessary parts are in place.”–
- “My dislocated jaw is back in place.”
ひとつ挙げると、
- “Every hair on her head is in place.”
(彼女の髪はきれいに整えられている。)
頭髪が一糸乱れぬ姿であるが、これを「準備万端」
を用いて訳すとすれば「彼女の髪は準備万端だ。」
きれいに整っている有様は伝わるものの、描写があいまいに。
こうなると「あるべき位置にある」ニュアンスが低減してしまう。
つまり、「場所・位置」としての “place” の存在感が強めなのが(1)。
(1)こそが、”in place” の「本来の意味」かつ「額面通り」と
先述したのは、こういうことである。
(3) 実施されて
–
こちらは(2)以上に、「場所・位置」としての “place” から遠ざかる。
確かに、毛色の変わった意味合いである。
しかし、展開を把握することは難しくはない。
繰り返すと、
「準備万端」の勢いに乗って、しっかり行動に移すと、
「実施された」「施行された」状態に至る。
前出の3つの図を見返していただければと思う。
–
–
◆ ビジネス場面においては、この(3)が際立つ感がある。
「実施された」「施行された」の意味からしてビジネス向け。
じっし【実施】
- 計画などを実際に執り行うこと。
(大辞林 第三版)
– - 実際に施行すること。実行。
(精選版 日本国語大辞典)
–
しこう【施行】
- (1) 実際に行うこと。実施。
(2) 公布された法令の効力を発揮させること。
「執行」と区別するために官庁などでは「せこう」
ということが多い。
(明鏡国語辞典 第二版)
– - (1) ほどこし行なうこと。政策などを
実行すること。せぎょう。じぎょう。
(2) 公布された法令の効力を現実に発生させること。
〔補注〕法律用語としては「せこう(施行)」と読む
慣用もある。
(精選版 日本国語大辞典)
- “The current Reiwa era has been in place since May 2019.”
(現行の令和は、2019年5月から施行されている。)
– - “The new system should be fully in place by next week.”
(来週までに、新しいシステムは完全に実施されるはず。)
– - “This policy was already in place when I got hired.”
(この方針は、私が採用された時点で既に実施されていた。)
–
- “Typhoon Warnings are in place across the Kanto area.”
(関東地区では台風警報が発令されています。)
–
- “Make sure your business continuity plan is in place.”
(貴社の事業継続計画が実施されていることを確認してください。)
–
- “Programs are in place to address students’ concerns.”
(生徒の懸念に対処するため、各種プログラムが実施されています。)
– - “The details of the plan are not in place yet.”
(その計画の詳細は、まだ実施されていない。)
–
- “We don’t have any rules in place to deal with troubles.”
(トラブル対応のルールが何も実施されていない。)
– - “A curfew will be in place between 9 p.m. and 6 a.m.”
(午後9時から翌朝6時まで、夜間外出禁止令が実施される。)
–
- “All the restrictions will still be in place.”
(すべての制限を引き続き実施いたします。)
–
- “I hope to have that contract in place by the end of this month.”
(今月末までに、その契約が実施されていることを希望している。)
–
- “There are no safeguards in place to ensure quality.”
(品質保証のための対策は実施されていない。)
– - “We will continue essential activities with safety measures
in place.”
(安全対策を講じた上で、弊社は必要不可欠な活動を継続します。)
– - “Are rescue procedures are in place in the event of an earthquake ? ”
(地震発生時の救出手順は実施されているか。)–
–
- “What procedures do you have in place to minimize
the spread of infections aboard your ships ? ”
(感染の拡大を最小限に抑えるため、皆様の船上では
どのような手順を実施されておられるのでしょうか。)
–
「実施」や「施行」が、カジュアル会話にそぐわないのは、
日本語でも同じ。
–
先の(1)(2)に比べて、使用場面が限定されることになる。
その結果、(3)はビジネス用法で引き立つことになる。
–
◆ これまで見てきた(1)から(3)は、
4大学習英英辞典(EFL辞典)でどう説明されているか。
各語釈と突合の上、青字で付番してみる。
“in place”
- a) in the correct position. → (1)
b) existing and ready to be used. → (3)
(LDOCE6、ロングマン)
– - 1. (also into place)
in the correct position; ready for something. → (1) (2)
2. working or ready to work. → (3)
3. (North American English)
= on the spot (3) [ = in one exact place,
without moving in any direction.]. 「その場で」 → (1)に近い
(OALD9、オックスフォード)
– - – If something is in place, it is in its usual or
correct position. → (1)
– Organized. → (2)
(CALD4、ケンブリッジ)
– - – If something is in place, it is in its correct or usual position.
If it is out of place, it is not in its correct or usual position. → (1)
– If something such as a law, policy, or an administrative
structure is in place, it is working or able to be used. → (3)
(COBULD9、コウビルド)
※ ハイライト ・ 赤字 ・ 下線 は引用者
英語学習者向けのEFLは、やはり基本に忠実。
一様に 「(1) 正しい位置に」を筆頭に据える。
すなわち、”correct position“。
至る所で見聞きする「日常英会話」レベルの表現。
“out of place” が反意語と書いてある(COBUILD9)。
先ほど、不可算用法の “place” の例として、こう記載した。
■ 「 場違いの 」 “ out of place ”
他方、(2)と(3)は、たいてい仕事関連で接する。
自分がビジネスの世界に身を置くためか、”in place”
と来たら、「位置」云々よりは「準備万端」または「実施」。
“COBUILD9” の下線部、”a law, policy, or an administrative
structure“(法律、方針、管理体制)などの堅めの内容は、
「日常英会話」ではなく「ビジネス英語」に属するもの。
“CALD4” は(3)に触れていないので、兄弟辞典を援用する。
“in place”
- – If plans are in place, they have been made. → (3)
– In place can also be used to talk about something that is
being used now. → (3)
(Cambridge Academic Content Dictionary) ※ 学術用
– - done and ready to be used. → (3)
(Cambridge Business English Dictionary) ※ ビジネス用
和訳時の(1)と(2)と打って変わり、4大EFL辞典を含む
英英辞典の語釈では、(2)と(3)の区別に難儀した。
例文を決め手に分別してみたが、幾分心許ない。
それでも、3語義の大筋を示す趣旨は達成できたと考える。
◆ “in place” は、<2語ワンセット>で「状態」を表すと冒頭で述べた。
–
それゆえ「形容詞の役割」を担う熟語である点にも言及した。
その「状態」とは、図示した3つが中心。
–
(1) 正しい位置に
(2) 準備万端に
(3) 実施されて
形容詞ゆえに、「be動詞」に続くのが基本パターンになる。
本稿で示した例文でも、be動詞(※) の直後の “in place”
が過半数を占める。 ぜひご確認いただきたい。
(※) be、am、was、been、will be、is、
なぜ、形容詞が「be動詞」に続くのかは、”aware”、”vocal about”、
“conclusive” で詳述した。
英文法の基本であるので、ぴんとくることがなければ、
この機会におさらいしていただくとよいかもしれない。
【関連表現】
- ” in place of – ”
(~の代わりに)
【参考】 ※ 外部サイト
- ” in place ” と ” take place ” の比較
http://home.g08.itscom.net/planteng/place.pdf
※ PDF 全2頁、108KB