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Leftover

      2020/12/10

残り物 ( 食べ残し、売れ残り )

I’m so hungry. 
May I have your leftovers

(ものすごくお腹が空いているのです。
残されたものを、いただいてもよいでしょうか。)

普段遣いの “leftover” は「食事の残り物」を表す。

この用途では、”leftovers” と 複数形で使うのが通例

単数名詞」(singular noun)の反対の
複数名詞plural noun)である。

【発音】  léftòuvər
【音節】  left-o-ver  (3音節)

単に複数形であるばかりでなく、通常は「複数形
でしか使わない名詞」が “plural noun”。

【例】
strings“、“doldrums“、”grounds“、”odds“、
belongings”、”clothes

単数名詞」に比べると地味な存在。

単数名詞とは、単数形で使われるのが一般的な名詞。

英英辞書では “S” または “sing” と略記されたりする。

主要な英和辞典では「通例 leftovers」と記載するだけで、
特に区分していない。

片や、主な英英辞典では [plural] と明示し、
「複数名詞」であることをきちんと説明する。

3大学習英英辞典の “LDOCE”、”OALD”、”CALD”
を含む、次の6つのオンライン英英辞典のすべてが
[plural] と明記する。

複数名詞 “leftovers”「食事の残り物」は、
必ずしも「残飯(ざんぱん)」を意味する
わけでない。

  ざんぱん【残飯】

食い残りの飯。 食べ残した食事。 のこりめし。

(精選版 日本国語大辞典)

“leftovers” も食べ残りには違いないが、
多くの場合、後日再び食卓に出す対象 を指す。

つまり、その時点では食べ残されているが、
最終的には残らないはずの食物。

日本で社会問題になっている<残飯処理>は、
廃棄対象または家畜飼料にするような残り物。

米国などの外食産業では一般的な<持ち帰り>
( “doggy bag” )の習慣が日本にないため、
問題につながっているとの指摘もある。

「残飯」と聞くと、何となくイメージがよくない。

しかし、”leftovers” は再び食すものと考えられて
いるため、「残飯」レベルの暗い印象は少ない。


◆  名詞 “leftover” の主要用途は、複数名詞「食べ残し」

これだけ覚えておけば、日常的には間に合う。

マイナー用法として、
  単数名詞「(時代錯誤の)遺物」
がある

この場合は、可算名詞となる。

「単数名詞」とは、単数形で使われるのが一般的
な名詞であることは既記した。

名詞 “leftover” の特色は、
「単数名詞」と「複数名詞」を兼ねる こと。

数量次第で単複に分かれる、ごく普通の可算名詞
の「単数形」「複数形」との違いに注意。

【例】単数形 “a dog”、複数形 “dogs”

  名詞  “leftover”

  • 残り物
    複数名詞  “leftovers“(複数)
  • 時代錯誤の遺物
     単数名詞  “a leftover”(単数)

  形容詞  “leftover”

  • 残りの
    ・  汁物 (leftover soup)
    ・  飲み物 (leftover drinks)

上記のように、形容詞「 残りの 」もある。

日頃は「 食べ残りの 」「 売れ残りの
で使われることが多い。

 

◆  いずれも「 残り 」の意味合いを貫く。

最も多用される「残り物」さえ覚えておけば、
その他はイメージできる範囲内。

その理由は語源にある。

  •  句他動詞  “leave over” (2語)の
  •  過去分詞  “left over”(2語)が、
  •  形容詞  “leftover” (1語)に転じて、
  •  名詞  “leftover”(1語)に派生

【発音】  léftòuvər
【音節】  left-o-ver  (3音節)

“leave” は「去る」を意味する自動詞・他動詞。

句動詞 “leave over” では、他動詞 “leave” なので、
句動詞の他動詞で「句他動詞」となる。

“leave” の語源は、古英語「残しておく」(lǣfan)。

これに副詞 “over” を伴う句動詞。

◇  ここでの副詞 “over” は、
「 数量を 超えて 」 → 「 余って 」「 残って

カタカナ「オーバー」に通じる。

すなわち、”leave” と “over” の2語とも「余る」意味合い。

そのため、2語を重ねた句動詞 “leave over”(残しておく)で、
なおさら「残す」が強調される。

動詞 “leave” の活用形は、
leavesleftleft leaving

先述の通り、”leave over” の過去分詞 “left over” が
形容詞 “leftover” となり、さらに名詞に派生した。

以上の成り立ちから、”leftover” は語源に忠実で自然な流れ。

「残り」が一貫するので、分かりやすい。

■  複数名詞 「残り物」     ※  最も多用される印象

 

 

  • “I’m having leftovers again.”
    (また残り物を食べています。)
  • “I gave the leftovers to my cat.”
    (その残り物を飼い猫にやった。)
  • Leftovers should be taken home.”
    (食べ残しは持ち帰るべきだ。)

■  単数名詞 「(時代錯誤の)遺物」

  • “It’s a leftover from the bubble economy
    in the 1980s.”
    (これは1980年代のバブル時代の遺物さ。)
  • “He was a leftover from the high economic
    growth era.”
    (彼は高度成長期の名残だ。)
  • “This law is a leftover from the Meiji period.”
    (この法律は明治時代からの遺物だ。)

■  形容詞 「残りの」

  • “I used leftover rice to make lunch.”
    (残り物のご飯で昼食を作った。)
  • “Give me a discount on this leftover car.”
    (売れ残りのこの車を割り引いてよ。)
  • “Let’s clean up the floor with a leftover rag.)
    (余った布切れで床掃除しよう。)
  • Leftover ordnance is regularly found across Japan.”
    (不発弾は日本各地でよく見つかる。)
    ◇  “leftover”(残り物の) +  “ordnance” (兵器)  →  不発弾

 

【参照】    ※  外部サイト

 

 

 

 

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