プロ翻訳者の単語帳

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I’ll let you go.

      2021/01/04

(電話中) そろそろ切ります。

電話を切る意思を示す常套句。

切るタイミングをつかみにくい時は、
この決まり文句が便利。

  •  主格  “I” (私は)
  •  助動詞  “will” (します)
  •  他動詞  “let”  (させます)
  •  目的格  “you” (あなたを)
  •  自動詞  “go” (行く)

だから、直訳は「私はあなたを行かせます」。

転じて、「あなたを 解放する」「あなたを 手放す」。

◆  電話中であれば、話し終えることで相手を解放する。

多くの場合、”now”(今すぐ) を加えて、

  •  “I will let you go now.”
    ( そろそろ電話を切りますね。)

常套句ではあるが、電話でも対面でも、
目上の相手には使わない 方が無難だろう。

本来の意味が、相手を「解放する」「手放す」なので、
目下に言われると、不快に感じても不思議ではない。

電話で使う場合が圧倒的に多いが、対面でも使える。

対面なら「そろそろ終わりにしましょう」くらい。

◆  “this time”(今回は) を添えると、概ねこんな具合。

  •  “I will let you go this time.”
    ( 今回は見逃してやる。)

直訳は「今回はあなたを解放する」「今回はあなたを手放す」。

すなわち、とがめるはずのことを、大目に見て「 見逃す 」。

見て見ぬふりをするから、「 目溢し 」である。

  めこぼし 【目溢し】

1.  とがめるべきことを故意にとがめないこと。
見のがすこと。

(広辞苑  第七版)

※  語釈の該当項のみ引用

 

◆  労使紛争や契約更改の場面で、上役が口にしたら、解雇宣言。

  •  “I will let you go.”
    ( あなたを解雇する。) ( 契約解除する。)

「あなたを手放す」で「 クビ 」。

同じ「解放」でも、こちらは深刻。

 

 

 

【類似表現】

“Let it go.”
https://mickeyweb.info/archives/3216
(放っておく。手放す。諦める。)

“Let’s call it a day.”
https://mickeyweb.info/archives/1799
(今日はここまでにしましょう。)

“I’ve got to run.”
https://mickeyweb.info/archives/1966
(もう行かないと。)

 

 

 

 

 

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