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Foreseeable future

      2019/06/18

近い将来

「近い将来」と言いたい時は、
near future” または “foreseeable future
のいずれかで間に合う。

使用場面は、日本語の「近い将来」とほぼ重なる。
そのまま置き換えできるので、難しくはないだろう。
文面・口頭ともに多用される。

直訳は「予見できる将来」。
冠詞は “the” が通例。

“foreseeable” は形容詞のみ。
他動詞 “foresee”(予見する)+ 接尾辞 “able”(~できる)
で「予見できる」。
【発音】 f`ɔɚsíːəbl

反意語は “unforeseeable“(予測できない)。
“foresee” = fore(前)+ see(見る)
【発音】 ʌ̀nfɔrsíəbəl


◆ “future” には名詞・形容詞があり、
名詞「未来」「将来」が基本。

可算名詞・不可算名詞を兼ね、
通例は定冠詞 “the” を伴う。
無冠詞で使う場合もある(特に英国)。

決まり表現があり、主要3つがこちら。

  • in the foreseeable future
    (近い将来に)
  • for the foreseeable future
    (当面の間)
  • within the foreseeable future
    (見通し得る将来において)

ビジネス用途も、この3つにほぼ収まる。

“foreseeable future” の定訳は、文脈に応じて、

  • 近い将来
  • 当面
  • しばらく
  • 予見できる将来
  • 予知できる将来
  • 見通し得る将来

「将来」は「未来」で代替可能。

「近い」より「見通せる」の方が具体的なため、
ビジネスでは foreseeable future を多用。
プライベートでは near future が一般的な印象。

◆ ただ、両方ともあいまいさが残るため、
数字を求められる場面では不十分な表現。

立場・状況が変わると、「近い将来」や
「見通せる将来」の解釈は驚くほど異なる。

文化・習慣・価値観の異なる外国人なら、なおさら。
この感覚の違いは、弊サイトにて何度も取り上げてきた。

例えば、以下で説明している。

したがって、表題は突っ込みどころ満載の表現でもある。
逃げる余地を残すには都合よい。

未来は誰にも分からない
数値化して、初めて認識に近づける。

他者に納得してもらうには、数字に落とすこと。
これはビジネスパーソンの基礎知識である。

“This will continue for the foreseeable future.”
(当面、これが続くだろう。)

“We will experience a manpower shortage
in the foreseeable future.”
(我々は近い将来に人手不足になるだろう。)

“I can’t see you in the foreseeable future.”
(当面、会うことはできない。)

“The trend will stay for the foreseeable future.”
(この傾向はしばらくこのままだろう。)

“Cancers will be eliminated within the foreseeable future.”
(がんは近い将来に撲滅されるだろう。)

“You are in good hands for the foreseeable future.”
(皆様の将来はしばらく安泰です。)

【類似表現】
“on the horizon”
https://mickeyweb.info/archives/13186
(兆しが見える、近い将来に)

 

 

 

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