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Open fire

      2021/07/18

発砲する 

銃撃につきまとう表現が  ” open fire “。

<2語ワンセット>で「 発砲する 」。

本来、この用法は アメリカ英語 とされるが、
現在はニュースで頻用されている。

初めて見聞きすると意味不明かもしれないが、
分かりやすいイメージなので、一度学べば大丈夫。

 

これがイメージ。 

あくまでイメージ。

実際に射撃してみれば分かるが、銃が
こんな派手な火を発することはない。


◆  イギリス英語の  ” open fire ” は「暖炉(の火)」。

可算名詞である。

同じく可算名詞の ” fireplace “(暖炉) の同義語。

【発音】   fáiərplèis
【音節】   fire-place  (2音節)

ニュース用法では、ほとんど「 銃を撃つ 」。

したがって、本稿でも「発砲」中心に取り上げる。

” open fire (on something) “

to start shooting at someone or something.

(ロングマン、LDOCE6)

  ひぶたをきる【火蓋を切る】

火蓋を開けて、発火の用意をする。
発砲する。転じて、戦闘行為を開始する。
戦端を開く。

「 幕を切って落とす 」と混同して、
「 火蓋を切って落とす 」ともいう。

(広辞苑 第七版)

 

◆  成り立ちは「 火蓋を切る 」に似ている。

「火蓋」とは、火縄銃の火種が引火しないための
安全装置カバー。

発砲するには、火蓋を開けなくてはならない。
開けて開始することを「切る」と称する。

「 スタートを切る 」と似通う。

よって、この「切る」とは “open” を指す。

次に説明するように、”open fire” と重なる。

◆  open ” には、形容詞・他動詞・自動詞・名詞がある。

【発音】   óupn
【音節】   o-pen  (2音節)

語源は、古英語「開ける」(open)。

語源そのままの「開いた」「オープン」との共通イメージ
がほぼ一貫しているので、比較的理解しやすい。

ここでは、他動詞「始める」。

開けて開始 する感じ。

◆  fire ” にも、形容詞・他動詞・自動詞・名詞がある。

【発音】   fáiər
【音節】   fi-re  (2音節)

語源は、古英語「火、炎」(fȳr)。

こちらも語源に忠実で、多義であるものの、「火」の
有する激しいイメージを貫くので分かりやすい。

ここでは、名詞「発射」「射撃」。

名詞 “fire” は、可算名詞と不可算名詞を兼ねる。

「発射」「射撃」は、不可算名詞が通例。

したがって、無冠詞で用いられる。

◆  類似表現を挙げる。

  • cease fire ( 射撃をやめる )
    ◇  号令「 撃ち方止め!」
    ◇  可算名詞 “ceasefire” は「 停戦 」
  • return fire ( 撃ち返す )

  • pour fire ( 砲火を浴びせる )

いずれも、他動詞に伴う


◆  ” open fire ” は、
「発射を始める」「射撃を始める」。

端的に「 発砲する 」。

より抽象的に「 攻撃する 」を意味することもあるが、
最近のニュースメディアでは「 発砲する 」ばかりの印象。

これが現実の姿 」というのもはばかれるほど、
近年多発している  ” open fire incidents “(発砲事件)。

特に、アメリカにおける乱射事件( shooting spree )は、
学校及び職場での銃乱射が報道では目立つ。
school shootingworkplace shooting

【参考】     ※  外部サイト

 「 米国の銃問題 」のニュース ( CNN )
https://www.cnn.co.jp/topic/us-gun-violence/


◆  悲しいかな、”open fire” の<見出し>抽出は簡単。

今年2017年に限定しても、無数出てくる。

たった2分の検索で、これだけ採集できた。

< 今年 2017年 ニュース見出し >

  • “XX Forces kill three civilians in an open fire incident”
    発砲事件でXX軍が一般市民3名を殺害)    ※  形容詞用法
  • “Gunmen in Halloween masks open fire
    (ハロウィンマスク姿の銃撃犯が乱射)

  • “Man opens fire in Texas, killing more than 20 people”
    (テキサスで男が発砲、20名以上死亡)

  • “XX Troops open fire on civilians fleeing attacks”
    (XX軍が攻撃から逃れた一般市民に発砲)

  • “Police mistakenly open fire on actor playing bank robber”
    (銀行強盗役の役者に警察が誤って発砲)
  • “Security forces open fire on protesters”
    (治安部隊が抗議者に発砲)
  • “An employee open fire on co-workers”
    (従業員が同僚に発砲)

上記例文からも分かるように、標的には対象の前置詞
on ” が多用される。

目標の前置詞 ” at ” でも代替可能な場合が大半だが、
” open fire ” では ” on ” がより一般的な印象


◇  「見出し英語の解説は、ここが秀逸  ↓
英語ニュースの読み方(見出し編)RNN時事英語

 

【関連表現】

  •  deadly force (殺傷能力のある武器)
  •  deadly weapon (凶器)

◆  最後に、乱射に巻き込まれた際のハウツーをご紹介。

米連邦政府と米軍機関が公式発表した、啓発ポスターのうち2枚。

How to respond when an active shooter is in your vicinity
( 銃撃事件への対応 - 自分の周辺に銃撃犯がいる場合 )

1.  逃げろ     2.  隠れろ     3.  戦え


https://patriot1tech.com/in-the-news/active-shooter-resources-dhs-gov/
2019年発行

 

https://www.msc.navy.mil/sealift/2016/January/activeshooter.htm   (リンク切れ)
2016年発行


職場配布用と想定し、1点目をざっと和訳してみた (参考和訳)。

「 走る 」のが苦手な年配者などに配慮し、” run ” を「 逃げる 」と訳した。

 

「 3. 戦う( Fight )」の  ” throw items at the active shooter “。

最後の手段として、「 物を投げつける 」ことを推奨するとは  …

丸腰でやむを得ないにしても、訳していて、つい笑ってしまった。

 

 

 

 

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