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Take action

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行動を取る、   行動を起こす 

颯爽と行動する姿はかっこいい。

あれこれ理由をつけて、 実行しない輩が大勢いる中、
果敢に動ける気っ風は痛快で、 見ていて気持ちよかったりする。

腰が重く、 屁理屈をこねてばかりの人々に比べれば、
行動する者の方が、 概ね得るものが大きいと考えられる。

これを裏付ける言葉の一例。


There are risks and costs to action.
But they are far less than the long range
risks of comfortable inaction. 

( 行動にはリスクとコストが伴う。
しかし長期的に見れば、 なにもしない安逸より、
リスクもコストもはるかに低くなる。)

John F. Kennedy ( 1917-1963 )
ジョン・ケネディ  第35代米国大統領



◆  先日、偶発的な作業を終えてみて、改めてそう感じた。

訳あって、早朝に出勤したところ、通路口の廊下に、
なにやら黒い物体が転がっている。

なんだろう

近づいてみると、犬のフンのよう。

どこかのワンコの置き土産らしい。

一般向けの行政用語として、よく ” dog waste ” と称される。

ペット全般のフンであれば、” pet waste “。

◆  waste ”  は可算名詞でもあるが、 この用法では  不可算名詞

それに対し、可算名詞  の代表例は、 ” a waste of – ” ( ~ の無駄 )。

語源は、 中期英語「 荒廃した 」( wast )。

成り立ちにふさわしく、 どれも暗くネガティブな語調。

【発音】  wéist
【音節】  waste  (1音節)

不可算名詞  の代表例は、


◆  機械などを拭くボロ布 「 ウェス 」 も、” waste ”  由来。

犬・ペットの出す「 廃棄物 」みたいな「 排泄物 」なので、
dog waste ”  と  ” pet waste “。

「 汚物 」 と総称されるもの。

より身近な名称は、 ” dog poop ” ( 犬のうんち )と
pet poop ” ( ペットのうんち )。

【発音】  púːp
【音節】  poop  (1音節)

poop ” は、 ” poo ”  ともいう。

【発音】  puː
【音節】  poo  (1音節)


犬のうんち処理袋は、 ” dog poop bags “。

dog waste bags ”  の方が上品ではある。

犬の愛称を用いて、 ” pooch bag ”  ともいう。

” pooch ” は 「 ワンコ 」 「 ワン公 」 に似た態。

【発音】  púːtʃ
【音節】  pooch  (1音節)

 すすめの  ” poop bags “

( 人畜共通 で使える逸品 )



育児・介護に、 きっと役立つ心強い味方。

急に トイレが詰まった 時や  ゲロ袋  としても、便利。

本当に臭わなくて、 助かります。

 

◆  「 うんち 」 用途の  ” poop ” も、 不可算名詞

語源は中期英語の ” powpen “( 音を出す )とされる。

◆  ” dump ” も、 俗語で 「 うんち 」 「 うんこ 」 を意味する。

語源は諸説あり、 古ノルド語 「 崩れ落ちる 」( dumpa )
もそのひとつ。

ドバっと  排便するイメージか。

幼児語の ” poop ” は、 大人にとっては 婉曲 的な立ち位置。

” poo ”  も同様。

一方、 ” dump ”  は下品で、「 卑語 」表記する辞書もある。

例えば、ランダムハウス英和大辞典 第2版 』。

【発音】  dʌ́mp
【音節】  dump  (1音節)


もし 「 卑語 」 なら、 「 くそ 」となる。

こちらは  可算名詞  となり、 ” take a dump ”  で 「 くそをする 」。

表題  ” take action ” と同じく、 他動詞  ” take ” ( 実施する、講じる )。

これほど乱暴な物言いをする保護者はまずいない。

他動詞  ” take ”  を使いたいなら、 次の 婉曲表現 がよい。

職場で私も使ってる。

◆  ” LDOCE6 “( ロングマン ) の名詞  ” waste ” は、 以下全文。

「 うんち 」が明示されていないのが意外だが、 語釈 「 4 」に該当する。



LDOCE6 ( 書籍版 ) p. 2055.
(Pearson Education 2014).


【 英英辞典 の 基本凡例 】

・  n  =  noun  =  名詞
・   =  uncountable  =  不可算名詞
・  singular  =  síŋgjulə  =  単数名詞
—-→  通常、単数形で使われる名詞
・  plural  =  plúərəl  =  複数名詞    ※  後述
—-→  通常、複数形で使われる名詞
————————————
・   =  countable  =  可算名詞
・  v  =  verb  =  動詞
・  T  =  transitive  =  他動詞
・  I  =  intransitive  =  自動詞

 

◆  コスパ 最高の健康のバロメーターで、 ありがたい自然の恵みなのに、

UNWANTED MATERIALS ” ( 不要な物質・物体 ) なんて、ひどい。

と思ったら、 語釈 「 4 」専用の  Collocations ( コロケーション = 連語 )

が設けられており、下欄には  ” human waste ”  としっかり書いてある。

先述に倣う と、 人間の出す「 廃棄物 」 みたいな 「 排泄物 」「 汚物 」
なので、 ” human waste “。

「 うんち 」  のみならず 「 尿 」も含むのが、 不可算名詞  ” waste “。

◆  ” dump waste ”  も目を引くが、 「 くそうんち 」 ではない。

こっちの  ” dump ”  は 他動詞 「 捨てる 」 ゆえに、「 廃棄物を捨てる 」。

「 捨てる 」  用途ならば、 卑語ではない。

ダンプカー( a dump truck ) につながる  ” dump ”  の語意である。

「 ダンプカー 」  は和製語。

無造作に 「 ドバっと投げ捨てる 」  感じで、 前掲の語源、
古ノルド語 「 崩れ落ちる 」( dumpa ) に忠実な意味合い。

仕事を ドバっと丸投げ し、 押し付けるのは、 ” dump the job on – “。

異性をふる行為は、 ” dump him “、 ” dump her ”  で、 一方的に
ドバっと 「 捨てる 」「 拒む 」「 退ける 」。

データを出力するダンプ( dump ) や  ダンプリスト ( a dump list )
についても、 ドバっと出力 して 「 吐き出す 」 「 放出する 」 流れから、
どうにか連想できよう。

【発音】  dʌ́mp
【音節】  dump  (1音節)

【活用形】  dumps – dumped – dumped – dumping

 



『 小学うんこ英単語1500 』
古屋雄作 (著)
文響社、 2020年刊

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◇  文響社 「 うんこ学園 」 「 うんこドリルシリーズ

※  実際の英語では,  うんこは  poop  などと言いますが


この通り、 的確な脚注を添えている。


P.3.

–  
ちょっと違う気がするが …

 

▲  他動詞  ” do ” を用いて 「 うんこする 」 は、 やや不自然。

あえて言えば、 日本語的な発想で、 強引に英訳した印象。

どうしても  ” do ”  を使いたいなら、 次の 婉曲表現 がよい。

職場で私も使ってる。

無論、 れっきとした英語で、 辞書 にも載っている。

うんこペン

 #2 = number two =んこ
= poop = poo


Your #2 Pen !  =  あなたの うんこ ペン !

 

◆  先に触れたように、 他動詞 を用いた 「 うんこする 」 も
確かに存在する。

けれども、 こと 「 うんこする 」 については、
自動詞 1語 を用いる方が、 より一般的な気がする。

◆  もっとも、 明け透けに 「 うんこする 」「 排便する 」 ではなく、
英語においても  「 トイレに行く 」  辺りが、 無難な社会常識。

「 うんこする 」 なんて、 直接耳にする機会はめったにない。

「 うんこする 」 と他者に対して発言する場面も想定しにくい。

まあ、 当然だろう。

 

◆  庭の poop を片してもらう  ” poop scooper ” は、主に学生バイト。

” poop ”  をすくう( scoop ) 人だから、 接尾辞 “er” 付きの ” scooper “。

” scoop ” は、 他動詞 「 すくう 」 に加えて、 可算名詞 「 スコップ 」。

小型シャベル 「 スコップ 」 はオランダ語( schop )で、 英語は ” scoop “。

” scoop ” の語源もオランダ語で、 同源の 「 ひしゃく 」( schōpe )。

「 ひとすくい 」 の単位も報道機関の特ダネの 「 スクープ 」も、  ” scoop “。

【発音】  skúːp
【音節】  scoop (1音節)

1音節( one syllable ) なので、 一気に ゲロする 凄みが出る。

「 音節 」( syllable、シラブル ) とは、 発音の最小単位

この 「 発音の最小単位 」 に切れ目がないのが 「 1音節 」。

日本語は、 原則として 「 仮名一字が1音節 」。

そのため、 音節を意識する機会は乏しい。

音節の日英比較は、” integrity ”  で事細かに取り上げている。
( 図入り、 動画入り )

 

◆  後始末を強いる規則、 通称 ” Pooper Scooper Laws ”  も実在する。


Commonly termed as the Pooper-Scooper Laws, the regulation cites
that all pet owners must remove or clean up all fecal waste deposited
by their dogs on the public and private property.

https://www.dogpoopsigns.com/pooper-scooper-laws-signs


fecal ” は、 形容詞 「 糞便の 」。

【発音】  fíːkəl
【音節】  fe-cal (2音節)

医学用語  ” feces ” ( 複数名詞 plural、 前述 ) と同源。

「 排泄物 」 「 大便 」 の意。

【発音】  fíːsiːz
【音節】  fe-ces (2音節)

イギリス英語では、 ” faeces “。

【発音】  fíːsiːz
【音節】  fae-ces (2音節)

” feces ” の同義語の筆頭は、 ” excrement “。

【発音】  ékskrəmənt
【音節】  ex-cre-ment (3音節)

” feces ”  も  ” excrement  ” も堅苦しく、 あまり出てこない。

経験上はそんな印象だが、 元来そうそう飛び交うわけない語義。

現に上掲 ” LDOCE6 ” の指標でも、 両語とも全項目ノーマーク。

 




poop-filled river

Olympics is ‘stupid’ for pushing athletes into poop-filled River Seine
https://www.thesun.co.uk/sport/29356084/2024-france-olympics-seine-river-athletes-ceremony-health/

2024年7月20日付

※  2024年8月12日 アクセス


うんこまみれ  のセーヌ川 ( Seine ) でオリンピック選手を泳がす

パリ五輪の愚かさ ( insane ) を揶揄して、 ” INSEINE ”  だと。

正気  ” sane ” とセーヌ川の発音は同じ。

【発音】  séin
【音節】  sane  (1音節)
【音節】  Seine  (1音節)

造語 ” INSEINE ” と ” insane ” の発音も同じと推断でき、 お見事。

 

◆  飼い主に後始末を促す標識は、住宅街の至る所に散見される。





通称 ” dog poop “ 

 

公共うんこ箱



まさか  …  なんで、こんな場所に? 

人影なく閑散としている始業時刻前の我が職場。

うららかな初夏の空気が心地よいはずのオフィス。

誰かが踏んづけたら大変。

ぷうんと悪臭が立ち込めたら最悪。

生ものだから、放っておくと腐るかも。

ああ、 どうしよう。

これぞまさに、 今そこにある危機

私は、 第一発見者なのだ。

知ら存ぜぬでは済まされない。

私たちの 職場環境 を守らなければ


Get action.  Seize the moment. 

( 行動を起こせ。 きっかけをつかめ。)

Theadore Roosevelt ( 1858-1919 )
セオドア・ルーズベルト  第26代米国大統領


天啓のごとく舞い降りた名言。  

そうだ、  自分できれいにしよう。

いつやるか   今でしょ。

頭に渦巻く焦りを抑えつつ、 トイレのモップを勝手に拝借してくる。


Take action to clean up dog poop



モップを洗い、 デスクに戻り、 素知らぬ顔して終日従事した。

なんだか不思議なくらい、 気分爽快。

その日は、 驚くほど仕事がはかどった。


Action is eloquence. 

( 行動は雄弁である。)

William Shakespeare ( 1564-1616 )
ウィリアム・シェイクスピア  劇作家


こうは言っても、 変に知れ渡ると今回は困る。

とりわけ、 早番出勤の 朝イチ の仕事として、

と業務報告するのは、 ちょいとはばかられる。

結局、 皆に黙っていたものの、 勇を鼓してやってよかった。

【参照】   “「Gmail」で作る単語帳

 

 

I did good job !



◆  行動を起こすには、 目的や動機を要する。

活動の源となる、体力・気力などのエネルギーも欠かせない。

意欲があっても、 ある程度の条件が整わない限り、
身動きできない難関が降って湧くのが人生。

制約要因は、 資力と時間ばかりでない。 

それゆえか、 万難を排して 前進する 人は評価される。

行動には、ありとあらゆる要因が作用し、 もたらす影響は様々。

本人の資質に左右されるケースも少なくない。

とにかく行動を起こせば、 座視 では得がたい、 なにかを吸収できる。

たとえ、 失敗したとしても、 気長に構えれば、 人生の糧となる。


◆  行動を推奨する言い回しは、 数多く存在する。

ふつふつたぎるエネルギーがほとばしる、 威勢のよい英文。

リズム感にあふれ、 和訳するのは差し出がましい気がする。

中級学習者であれば、 ひと目でさっと読み取れるだろう。

表題の  “ take action ”  は、 これらの要約に近い。

行動力が放つ前向きな気概を、 2語で一挙に示す印象。

定訳は 「 行動を取る 」 または 「 行動を起こす 」。

take action

to do something;
to act in order to get a particular result.

( メリアム ウェブスター )
https://www.merriam-webster.com/dictionary/take%20action


◆  ” take ” には、他動詞・自動詞・名詞がある。

【発音】  téik
【音節】  take  (1音節)

語源は、古ノルド語「 つかむ 」「 取る 」( taka )。

「 なにかをつかみ取る 」という意味合いの 他動詞 こそ、
” take ” の最も基本となる語義。

他動詞  ” take ” は、数ある英単語全体から見ても、
最頻出かつ最重要。

【活用形】  takes – took – taken – taking

” take ” は、どの品詞も極めて多義であり、語源にとどまらず、
幅広い分野に存分に派生した語。

◆  表題の  ” take ” も他動詞。

ただし、語源そのままの「 なにかをつかみ取る
よりは、「 手段を 講じる 」がここでは適切。

  こうじる【講じる】

「 講ずる 」に同じ。
( 広辞苑 第七版 )

〈 考え / くふうし 〉ておこなう。 はかる。
( 三省堂国語辞典 第七版 )

  こうずる【講ずる】

考えをめぐらせて行う
方法・手段を考える。
( 広辞苑 第七版 )

問題を解決するための手段・方法を考えて
実施する
( 大辞林 第三版 )

※  語釈該当引用


◆  下記の他動詞  ” take ” と同じ用法。

下線部「 講じる 」は、すべて「 取る 」に置き換えることができる。

語源通りの「 なにかを つかみ取る 」ではなく、実施する「 講じる
とはいえ、” take ” で「 取る 」だと、
日本語と重なるため覚えやすい。

【参照】   ” take a stand


◆  ” action ” は、名詞及び他動詞。

【発音】  ǽkʃən
【音節】  ac-tion  (2音節)

語源は、ラテン語「 行われた 」( āctus )。

act ”  はもとより、 ” actual “、” exactly “、” react “、” agent “、
agitate ” も同源 ( 『 ジーニアス英和大辞典 』より )。

他動詞「 実行する 」は、「 主に商業関係者用語
( 『 ランダムハウス英和大辞典 第2版 』より )。

つまり、普段使いでは名詞用法がほとんど。

ここでもそう。

名詞 ” action ” もまた、最頻出かつ最重要レベルの英単語。

これまた多義だが、他動詞 ” take ” と異なり、
広がりは限定されている。

すなわち、語源の「 行われた 」から想像できる語義中心。

加えて、専門性を帯びる意味は、

感覚的に分かるものが多い。

カタカナ「 アクション 」が根付いているおかげでもある。

「 行動 」「 動作 」「 演技 」を意味するので、矛盾はない。

共通点は活発な動きが顕著な様子。

前出の「 行動力が放つ前向きな気概 」に満ちている。

これらのイメージと相まって、” action ” が
動的な「 行動 」
である点の理解は難しくない。


  演技始め!  



◆  表題の ” take action ” には冠詞がない。

とすれば、” action ” は不可算名詞なのだろうか。

実は、不可算名詞と可算名詞を兼ねる

そのため、” action ” の内容に応じて冠詞の有無が決まる

ところが、この区別が厄介。

判然としないケースが多く、一筋縄ではいかない。

可算・不可算が明記してある辞書に従い、
先ほどのリストを振り分けてみる。

使用辞書は 『 ジーニアス英和大辞典 』 及び  3大学習英英辞典
( EFL辞典 )の  ” LDOCE6 “、” OALD9 “、” CALD4 ” の合計4点。

有力な『 リーダーズ英和辞典 第3版 』、『 研究社 新英和大辞典 第6版
新編 英和活用大辞典 には、可算・不可算は明記されていない。

◆  論が分かれた名詞がいくつかあった。

例えば、法的手段・」は『 リーダーズ英和辞典 第3版
では、可算名詞。

片や、 ” LDOCE6 ”  と  ” OALD9 ”  と  ” CALD4 ” では、
可算及び不可算
( countable, uncountable )。

実例を調べると、確かに両方見られる。

法的手段を取る 」として、可算名詞の  ” take an action “、
” bring an action “、” raise an action ” と表現されている。

誤解を防ぐため、形容詞 ” legal “( 法律上の )を追加して、
” take a legal action”、” bring a legal action “、” raise a legal action “。

しかし、 不可算名詞の ” take legal action “、  ” bring legal action “、
” raise legal action ” も普通に出てくる。

特に、 ” take legal action ” は、 無冠詞・単数 が目立つパターン。

違いを調べたが、 通常の使用では同義扱いされている模様。

となると、 3大学習英英辞典  の両様説に軍配が上がる。

こうして、 錚々たる辞書間でも争いがある場合の珍しくないのが、
可算名詞と不可算名詞の区別。

私たち日本人学習者が不得意とする 「 冠詞 」 に直結するため、
本来であれば表記は欠かせないはず。

単純に割り切れない以上の性質を思えば、 先の有名どころ
英和辞書が、
この記載を避ける一因となっていると推察できる。


◆  上記の調査結果によると、 多用されがちの “action” は、
「 不可算名詞 」
が主流と考えられる。

同時に、

■  ” action ”  次第で、 ” take an action ”  もある

■  ” take actions ”  も、 日常的に見聞きする

 

◆  それでも、ごく抽象的な行動を取る 」は不可算名詞が原則。

同様に、漠然として、つかみどころのない 「 手段を取る 」 も、
無冠詞・単数の  ” take action “。

【参考】    ※  外部サイト

◇  日頃、取り立てて考えることなく用いる
行動を取る 」 「 行動を起こす なら

  take action  


冠詞なしの2語が自然

この場合の ” action ” は、不可算名詞

 



LDOCE6 ( 書籍版 ) p. 17.
(Pearson Education 2014).

【参照】   in place “、  “ paperwork “、  ” acting


◆  何度も述べるように、 ” take action ” は 能動的な 行動を表す2語。

その力強さを、 さらに感じ取っていただければと思う。

次の回覧は、 典型的な行政用途。

台風への備えに必要な用品を紹介し、 事前準備を促している。

 


 

 

◆  情報セキュリティ関連の警告にも使われる。

 

 

 

Take action to secure your
compromised  passwords.


◆  これまでは、行動することの大切さをご案内してきた。

けれども、 時には、世間一般に対して、「 無行動 」「 不作為
を要請する場面も生じ得る。

例えば、 凶悪犯の指名手配。

「 公衆 」に対する 「 警報 」 で、 ” public alert “。

【発音】  pʌ́blik
【音節】  pub-lic (2音節)

【発音】  ələ́ːrt
【音節】  a-lert (2音節)


今月2019年7月公表の実物がこちら。

否定の形容詞 ” no ” を加えると、” take action ” の逆に

※  顔写真はモザイク加工


◆  次いで、外付けHDD( ハードディスク )の  ” take no action “。

HDDをパソコンに接続した直後に出てくる、操作の選択画面である。

 

操作しない

 


【関連表現】

” Action Required ”
https://mickeyweb.info/archives/3719
( 要行動、 対応必須 )

 

 

 

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