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As it turned out

      2020/01/03

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蓋を開けてみれば

通常、事の顛末を説明する文章の頭に置く。
びっくりな結果が続く場合が多い。

この表現を文頭に置くと、受け手も心構えができる。
まさに「蓋を開けてみれば」という内容である。

人称代名詞の主格 “it” は「事の顛末」の「事」を指す。
総称的な役割なので、通常訳出しない。

 

<総称的な “it” 例>   ※ 普通は訳出しない

turn out” は非常に多義の句動詞である上、
自動詞及び他動詞で意味がだいぶ異なる。

ここでは「結局~になる」で、自動詞の句動詞(句自動詞)。
turn out” の中でも、頻出用法である。

“as it turned out”(蓋を開けてみれば)は、
発言時点で「結果」が既に出ているので、
過去形(”turned”)になる。

さらに、これに続く動詞も過去形になる。
この点は日本語と同じ(結局~だった)。

口頭・文面は問わない。

  • “As it turned out, the thief was his son.”
    (結局、泥棒は彼の息子でした。)
  • “As it turned out, I was wrong.”
    (結局のところ、私は間違っていました。)
  • “As it turned out, ‘she’ was a man.”
    (蓋を開けてみれば、「彼女」は男だった。)

 

 

【類似表現】

“At the end of the day”
https://mickeyweb.info/archives/2498
(最終的には)

“The thing is”
https://mickeyweb.info/archives/17132
(要するに、実際には)

“When it comes down to – ”
https://mickeyweb.info/archives/24356
(~ということになれば、~となると)

 

 

 

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