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Out of date

      2023/11/13

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期限切れの、  時代遅れの 、  無効の 

「 期日が過ぎた 」状態が、 ” out of date “。

  •  副詞   ” out ” ( 外れて )
  •  前置詞   ” of ” ( ~ から )
  •  名詞   ” date ” ( 期日 )

「 期日から外れて 」  →  「 期日が過ぎた 」


「 期日が過ぎた 」 とは 「 期限切れ 」 の状態。

となれば、  状況によっては 「 無効 」。

また、 旬が過ぎ、 時代の傾向から外れてしまい、
時代遅れ 」 とも考えられる。

以上が、 ” out of date ”  の概要。

素直な流れで分かりやすい。

意味もシンプル。

公私問わず、 普通に出てくるのは、 容易に想像できるだろう。

青字の和訳とほぼ同じように使えるため、
学びやすい表現である。

◆  上記青字は  <状態>  を表す。

青字の内容が、 名詞を修飾する場合が 「 形容詞 」。

名詞でないものを修飾する場合が 「 副詞 」。

※  「 修飾 」( modify  または  qualify )とは、
意味を説明したり、 限定したりすること

” out of date ” は、 形容詞にも副詞にもなる ということ。

名詞を飾る形容詞の場合、 ハイフンを入れて  ” out-of-date ”
と表記するのが原則。

「 複合修飾語 ( compound  modifier )」 の種類のひとつで、
「 複合形容詞 ( compound adjective ) 」 と称される。

私たちは英語学習者であるから、 ハイフンの基礎知識
押さえておきたい。

【発音】  háifn
【音節】  hy-phen (2音節)

副詞として使う場合は、ハイフンなしが多い。

ところが、 副詞用法は、英和辞典と英英辞典でも論が分かれている。

副詞の表記が一切なく、 形容詞のみとする辞典も少なくない。

例えば、 形容詞のみ記載する 『 ジーニアス英和大辞典 』 は、

叙述的にはハイフンなしで、 out of date

と記す。

ハイフンなしの用言も形容詞、 ということ。

◆  一方、 叙述的な使い方を、 副詞 扱いするのが、 コリンズ。

次のように、 形容詞と副詞を同列に記載する。

out of date  in British “

adjective
adverb  ( out-of-date when prenominal )

no longer valid,  current,  or fashionable;   outmoded.

Collins English Dictionary, 12th Edition

※  ” prenominal ”  =  名詞の前に置かれる


それでも名詞を飾る時に、 ハイフンを用いる点は他の辞書と同じ。

2語以上の語が他の語を修飾する場合、 ハイフンでつなぎ、
「 複合修飾語 ( compound modifier )」にする。

ハイフネートの原則 」 通りである。

 

3大学習英英辞典の  “ LDOCE ”、 ” OALD ”、 ” CALD ” を含む、
次の5つのオンライン英英辞典では、形容詞のみ記載する。

コリンズを含む合計6点のうち、 ” out-of-date ” と
ハイフン入りで項目立てされていたのは、 次の3点。

残りの3点は  ” out of date ”  だったが、  コリンズ  以外に
「 副詞 」の表示はなかった。

形容詞と副詞の区分について、 辞書間で説が異なることは
それほど珍しいわけではない。

特に、 ” out of date ”  の場合、 副詞扱いでも用途・用法に
差が出ることは考えづらい。

そう目くじらを立てるべき問題ではないだろう。

  •  英語の形容詞の用法は2つ
    →  「 限定的用法 」 と 「 叙述的用法 」
  •  日本語の形容詞の用法は3つ
    →  「 限定的用法 」 と 「 叙述的用法 」と「 副詞的用法

※  「 用法 」 の直前の 「 的 」 が抜けても同義


◆  名詞の前に置くのは 「 ハイフン入り 」。

この点、 調べた8冊の辞書に争いはなかった。

それ以外ではばらつきが見受けられたため、 便宜上、
ハイフン抜きを基本として、 以下説明していく。

既記の通り、 表題は素直な成り立ちのシンプル表現である。

  • 副詞  ” out ” ( 外れて )
  • 前置詞  ” of “( ~ から )
  • 名詞  ” date “( 期日 )

副詞 ” out “( 外れて )に、 分離の前置詞  ” of “( から )
で  ” out of –  “( ~ から外れて )。

広義の  ” out of ”  の日常用例を挙げると、

  •  out of balance
    ( 不均衡 )
  •  out of business
    ( 失業した、 廃業した )
  •  out of character
    ( 柄にもない )
  •  out of compliance
    ( 規制に従っていない )
  •  out of control
    ( コントロールできない、 手に負えない )
  •  out of context
    ( 文脈から切り離して )
  •  out of court
    ( 法廷外で、 示談で )
  •  out of danger
    ( 危険から脱して )
  •  out of doors
    ( 屋外で )
  •  out of fashion
    ( 時代遅れで )
  •  out of focus
    ( 焦点がずれている )
  •  out of hand
    ( 手に負えない )
  •  out of mind
    ( 正気を失った )
  •  out of money
    ( 金がない )

  •  out of office
    ( オフィスにはいない、 不在中 )

  •  out of order
    ( 故障した、 不適切で、 順序がばらばらで )
  •  out of place
    ( 場違いの )
  •  out of pocket
    ( 自腹を切って )
  •  out of public view
    ( 公の場から姿を消して )
  •  out of print
    ( 絶版の )
  •  out of proportion
    ( つりあいがとれていない )
  •  out of question
    ( 疑いがない )
    →   out of the question
    ( 問題外である、  不可能である )
  •  out of reach
    ( 手が届かない )
  •  out of season
    ( 季節外れの )
  •  out of service
    ( 使用不能 )
  •  out of sight
    ( 見えなくなる )
  •  out of stock
    ( 在庫切れ )
  •  out of the loop
    ( 蚊帳の外に置かれて )
  •  out of the mainstream
    ( 主流から外れて )
  •  out of the picture
    ( 無関係である )
  •  out of touch
    ( 実態を把握していない、 無関心、 音信不通 )
  •  out of town
    ( 不在の )
  •  out of work
    ( 失業した )
  •  out of sync
    ( 同調しない )


ここでの  ” date ”  は、  可算名詞「 期日 」。

target date ” ( 目標期日 ) と同じ。

語源は、 ラテン語 「 与えられた 」( data )。

手紙の冒頭に、 「 与えられた( = data ) 」 場所や時を
添える役目だった句が、 日取り自体を指すようになった。

◆  3語とも、 英単語として最頻出かつ最重要。

  • 重要:最上位 <トップ3000語以内>
  • 書き言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
  • 話し言葉頻出:最上位 <トップ1000語以内>
    ( ロングマン、 LDOCE6  )

すべて、 最高ランクの位置づけにある単語ばかり。

「 期日から外れて 」  →  「 期日が過ぎた
——————————– ———-
———————- –「 時代遅れ 」  「 無効 」


この流れについても、 先に触れた。

” out of date ”  の初出は1628年。

語釈をまとめると、

” out of date “

1. old-fashioned or without the most recent information
and therefore no longer useful.

2. no longer valid.

( オックスフォード、 OALD9 )


1.   期限切れの、  時代遅れの

2.   無効の

【同義語】    ※  形容詞

1.  outdated

【発音】 àutdéitəd
【音節】  out-dat-ed  (3音節)


2.  invalid

【発音】 ìnvǽləd
【音節】  in-val-id  (3音節)

 

< 発音注意 >

名詞  ” invalid “( 病人 )  は、 前に強いアクセントが来る。

【発音】 ínvələd
【音節】  in-val-id  (3音節)

  • “This driver is outdated.  Please update it now.” 
    (このドライバーは最新ではありません。 すぐ更新してください。)

  • “The most dangerous vulnerabilities are hidden in outdated drivers.” 
    (最も危険な脆弱性は、 更新していないドライバーに隠れている。)

    【発音】  vʌ̀lnərəbíliti
    【音節】  vul-ner-a-bil-i-ty  (6音節)

もう食べられない

 

  • “Don’t eat that out-of-date meat.”
    (消費期限の切れたその肉を食べるな。)
  • “My passport is out of date.”
    (私のパスポートの有効期限が切れている。)
    (私のパスポートは無効だ。)
  • “Your approach is out of date.”
    (あなたの手法は時代遅れだ。)
  • “I think this policy has gone out of date.”
    (この方針は時代に合わなくなったと思う。)
  • “She only has an out-of date driving licence.”
    (彼女は期限切れの運転免許証しか持っていない。)
  • “We don’t need such out-of-date technology.”
    (そんな時代遅れの技術なんていらない。)
  • “Your skills are outdated.”
    (あなたのスキルは時代遅れ。)
  • “This hat looks so out of date.”
    (この帽子はすごく時代遅れに見える。)
  • “The information here is out of date.”
    (ここにある情報は最新でない。)
  • “He gave me an out-of-date map.”
    (彼は最新でない地図をくれたの。)
  • “Tell me if it becomes out of date.”
    (それが最新でなくなったら、教えてください。)

 

【参照】      ※  外部サイト

・  「 賞味期限 」 と 「 消費期限 」 の違い
・  「 賞味期限 」 の英語表現 

 

 

 

 

 

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