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Call in sick

      2019/03/16

病気で休むと電話する

“call in sick”
To call one’s place of work and say you will not 
come work because of an illness.
Manhattan Review Smart Business Talk, 2nd Ed.


“to call in sick”

If you call in sick, you telephone the place where 
you work to tell them you will not be coming to work
because you are ill.
(“COBUILD9” コウビルド英英辞典 第9版)

職場などに病気休暇を申し入れる場合の決まり文句。

phone in sick とも言う。

この2つ以外の表現は聞いたことがない。
定番中の定番。

◆ “sick” には、形容詞・名詞・他動詞・自動詞がある。

語源は、古英語「病気の」(sēoc)で、形容詞。

<基本的意味>

– 形容詞「病気の」「病気になった」「気分が悪い」
– 名詞「病人」「吐くこと」※ まれ
– 他動詞「吐く」※ まれ
– 自動詞「吐く」※ まれ

このうち、 圧倒的使われるのは形容詞

形容詞以外は、マイナー用法。


◆ 初めて “call in sick” や “phone in sick” を学ぶと、
日本人学習者の多くは不自然さを覚える。

文法的に妙な気がするのだ。

主な原因は、“sick” を名詞「病気」と誤解している から。

“sick” の名詞用法はまれ。

しかも「病気」そのものを意味しない。

  名詞「病気」

  • ailment
    (慢性的で重度ではないもの)
    可算名詞
  • disease
    (~病、伝染病などの重度なもの)
    可算・不可算
  • disorder
    (疾患、不調)
    可算・不可算
  • illness
    (特定の病気、軽い風邪は含まない)
    可算・不可算
  • sickness
    (病名のはっきりしないもの)
    可算・不可算
  • syndrome
    (一連の徴候のある「症候群」)
    可算

最頻出は “disease”(LDOCE6の表記による)。
日常的には、”disease” と “illness” で間に合う。

“sick” と “ill” の原則は形容詞で、病気である状態

  状態だから形容詞。

【参照】
・ “aware” は動詞でなく、形容詞
・ “vocal” は動詞でなく、形容詞 
・ “dead” は動詞でなく、形容詞

“sickness” と “illness” が、それぞれの名詞形に該当する。

もっとも、”ill” の方は可算名詞「病気」も指すが、”illness”
の方が多用される。

詳しくは、”terminally ill” にて説明した。

ill のほうが sick より形式張った語である。《米》では
両語は事実上区別なく使われているが、《英》では
sick の代わりに ill を使うことはできず、sick は
常に「吐き気」の意を含んでいる。

He is ill.
《英》《米》彼は病気だ

He is sick.
《英》彼は吐き気をもよおしている
《米》彼は吐き気をもよおしている [彼は病気だ]

ただし限定用法・集合名詞的用法に用いる場合には
《英》《米》共に常に「病気の」の意で sick を用いる。

a sick person
病人

a home for the sick
病人の療養所( ill も副詞を伴えば限定的に用いられる:
a seriously ill man 重病人)

以上、『ランダムハウス英和大辞典 第2版』より

  ※ 吐き気(nausea / 発音:nɔ́ːziə

“call in sick” は、句自動詞+形容詞。

  • 句動詞 “call in”(電話を入れる)
  • 形容詞 “sick”(病気になった)
    →「病気になったと電話を入れる」が直訳。

◼︎  自動詞 ”call in” 
自動詞 “call”(電話をかける)+副詞 “in”(中に)

phone in sick” も同様。

  • 自動詞 “phone”(電話をかける)
  • 副詞 “in”(中に)
  • 形容詞 “sick”(病気になった)

次の<動詞+形容詞>と文法的に大差ないのである。

  • feel sick“(気分が悪い)※ 自動詞 “feel”
  • get sick“(病気になる)※ 自動詞 “get”

“sick” は形容詞>が基本

病気である「状態」表すから

名詞>と勘違いすると、
違和感が生じやすい

そもそも<常套句>なので、文法云々より、
この形で使われるものだと考える方がよい。

皆が使っているので、慣れると何とも思わなくなる。

“I called in sick this morning.”
(今朝、電話で病欠を伝えた。)

“I have to call in sick.”
(病欠の電話をかけないと。)

“She intimidated him into calling in sick.”
(彼女は彼を脅して、病欠の電話を入れさせた。)

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【関連表現】

  • sick leave
    (病欠)=病気による欠席・欠勤
    – “She is taking a sick leave.”
    (彼女は病気で休んでいます。)

 

  • on sick leave
  • be out sick”  ※ “out” は副詞(形容詞説もある)
    (病欠中)
    – “He is on sick leave for five days.”
    – “He is out sick for five days.”
    (彼は病気で5日間休んでいます。)

 

 

 

 

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