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Booze

      2021/02/23

アルコール飲料、  大酒を飲む 

洋画やドラマでも見聞きする名詞・動詞。

字面から意味を推測することは不可能に近いので、
事前に学んでおく必要がある。

そのため、こちらで取り上げてみる。

◆  手始めに、実物2点をご覧に入れたい。

氷の微笑 』 と 『 永久に美しく… 』。

ともに、1992年日米公開のアメリカ映画。

- How's the booze? - Haven't had a drink in three months.

- You're a broad! - You're a tragic, boozy, flaccid clown.

後者の “boozy” は、”booze” を形容詞化したもの。

「大酒飲みの」「酒浸りの」の意。

【発音】   búːzi
【音節】   booz-y  (2音節)

同じく後者の “flaccid” は、当時の字幕版と吹き替え版では
「ふにゃちん」と和訳された。

無論、男性器 を示す。

◇  “flaccid”  =  たるんだ、ふにゃふにゃの (形容詞)

【発音】   flǽksid
【音節】   flac-cid  (2音節)

数年後、地上波で放送された際も「ふにゃちん」のまま。

日本テレビ「 金曜ロードショー 」の吹き替えが忘れられない。

この、 ふにゃちんが!  ふにゃ~!  ふにゃ~~!!

「 あのメリル・ストリープの罵倒が、ものすごい … 」 と話題を呼んだ。

1990年代の日テレの吹き替えは傑作揃い。

ふにゃちん呼ばわりされた夫役は、ブルース・ウィリス。

米国でも、驚きをもって迎えられた名場面である。

◆  “booze” の発音と語感は特徴的。

破裂音の子音 “b” から始まる(頭子音) 。

【発音】   búːz  (1音節)

[b] は、英日共通破裂音 (はれつおん)。

具体的には「 有声両唇破裂音 」。

bombshell” で詳しく触れた。

ブーイング 」「 ブービー賞 」「 ぶーたれる 」
などを想起し、ネガティブな感じが漂ってくる。

“booze” には「お酒」関連の意味しかないので、まんざら外れてない。

今回調べた英英辞典6点すべてに “informal” 表示がある。

よって、「非正式」「くだけた言い回し」なのは確実。

俗語・スラングの雰囲気を帯びる語感だが、そうではない。

“informal” でも、単語自体に下品さはなく、使用上失礼はない。

ただし、「アルコール飲料」と「飲酒」を指すため、
使用場面は限定される。

 

 

語源は諸説あるが、有力説は中世オランダ語
「飲み過ぎる」(būsen)。

名詞と自動詞があり、徹頭徹尾「飲酒」に関連する。

“booze” 

■  noun [singular, uncountable]
informal
alcoholic drink

■  verb [intransitive]
informal

to drink alcohol, especially a lot of it.

(ロングマン、LDOCE6)

【発音】   búːz  (1音節)

英英6点とも酷似する語釈ばかりで、個性はない。

– 不可算名詞「アルコール飲料」
– 自動詞「大酒を飲む」

中身はこれだけ。

唯一の違いは「単数名詞」(singular)の表記の有無。

単数名詞単数形で使われるのが一般的な名詞

上記のうち、LDOCE6のみに記載があった。

  “booze” =「酒」

と覚えておけばOK。

何かと印象的な単語なので、さほど難なく銘記できるだろう。

<不可算名詞>

  • ”Bring some booze for the party.”
    (パーティーに、お酒持ってきて。)
  • “He has been on the booze for a week.”
    (彼は一週間も酒浸りです。)
  • “Take it easy on the booze.”
    (アルコールは少々控えて。)
  • “Just stay off the booze.”
    (とにかくお酒を辞めなさい。)
  • “I smelled the booze on her.”
    (彼女からアルコールの臭いがした。)
  • “They served desserts spiked with booze.”
    (彼らはアルコール入りのデザートを出したの。)

 

【頻出のペア表現】

  • booze and gambling (賭け事)
  • booze and cigarettes (たばこ)
  • booze and drugs (薬物)
  • booze and chips (おつまみ)
  • booze and self-pity (自己憐憫)

<自動詞>

  • “She went out boozing.”
    (彼は飲みに出かけた。)
  • “I quit boozing altogether.”
    (完全に断酒した。)
  • “They had been boozing all afternoon.”
    (彼らは午後ずっと飲酒していた。)
  • “I’d rather booze myself to sleep.”
    (それよりは飲酒して眠りたい。)
  • “I almost boozed myself to death.”
    (アルコールで死にかけた。)

【関連表現】

  • “booze-up”
    (どんちゃん騒ぎ)   ※  可算名詞
  • “boozer”
    (大酒飲み)(飲み屋)   ※  可算名詞

 

◇  ” alcohol ”  = 「アルコール」の英語発音は、

ǽlkəhɔ̀(ː)l

ルコホー 」 または ルカホー 」

などと聞こえる。

al-co-hol  (3音節)

3音節で、最初の第1音節に強勢(アクセント)を置く。


◇  ” alcoholism ”  = 「アルコール依存症」の英語発音は、

ǽlkəhɔ̀lìzəm

ルコホーまたは ルカホー

などと聞こえる。

al-co-hol-ism  (4音節)

4音節で、こちらも初っ端の第1音節に強勢(アクセント)。

◆  音節(syllable、シラブル)とは、発音の最小単位。

平板で、均一なリズムが、日本語の持ち味

アクセントも音節も異なるカタカナ発音では、どちらも
英語母語話者(ネイティブ)には、ほぼほぼ通じない語。

日本語の場合、原則として「仮名一字が1音節」。

日頃、音節を意識する機会はなきに等しい。

→  音節の差異が顕著な日英比較は、”integrity” 参照

 

 

 

 

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