プロ翻訳者の単語帳

Professional Interpreter / Translator at Government Agency

【転職】一緒に働きたいと思ってもらうこと

      2024/11/21

・ Estimated Read Time ( 推定読了時間 ): 9 minutes

前回の転職記事  にお問い合わせをいただいたため、
このトピックを続けてみたい。

◆  30年以上に渡り、
公務  →  民間  →  公務  →  民間  →  公務
と職を変えてきた。

転職については、 20歳代から相当準備してきた。

日本の官公庁 ・ 外資系 ・ 零細企業 ・ 中小企業 ・
ベンチャー企業 ・ オーナー企業 ・ 外国政府 ( 現職 )
などにお世話になっている。

転職だらけのキャリアパスは、 あらかじめ計画したものではない。

将来を見据えて決断を重ねた結果、 こうなってしまった。

【参照】   ” Spin one’s wheels

 

◆  20歳代から30歳代の頃は、
先行き不安を強く感じていたため、
手当たり次第にキャリア関連の書籍を手にした。

30年余りで仕上げた日英の履歴書・経歴書は3桁、
ざっと目を通した日英のキャリア本は4桁の数に達した。

◇  職務経歴書は、現在も随時更新
救い 」となった習慣  ↑ おすすめ
    ※  後述


◆  とりわけ定評のあった当時の転職本は、 ほとんど読破したと思う。

希望職に転職できたので、 読書経験は役立ったと考えている。

だが、 今振り返ると、 肝心な指摘が抜けている本が少なくなかった。

すなわち、

採用する側に
「 一緒に働きたい 」
と思わせることができるか


若手の 「 ポテンシャル採用 」 に比べ、

中高年の中途採用 の場合、 特に 重要な視点

と考える。


◆  一般的に、最終面接に近づくほど、
職歴やスキルをアピールする必要性は  下がる

書類選考・筆記試験・初期面接において、

検証済み  であるからである。

にもかかわらず、 この期に及んでも、
業績のプレゼンを説く本が目立った。

 

◆  「 最終段階では、 それよりも、

■  我が組織に入れても大丈夫か
■  我々とうまくやっていけるか
■  無用な波風を立てる人でないか


こうした側面から、 チェックされている可能性が高い。

★  焦点は、 スキルではなくて、 人物像

 

相性が合うか、 最後の品定め


矯めつ眇めつ 観察されている


「 コミュニケーション能力 」 が試される
とは、

こういうことだろう。

そんな中、 自分の実績を一方的にまくし立てたらどうなるか。

担当面接官の心証は、 容易に推察できる。

役員クラスの面接官なら、 なおさら厳しくなるに違いない。

50歳代に入ってからも、 私が正規職員として採用されてきたのは、

格別優れたスキルを具えているからではない   と断じて言える。

同程度のスキルの持ち主なんぞ、 無数いる。

そうではなく、

「 私と一緒に働くと面白く、
なおかつ、お得 ですよ 」


こんな雰囲気をあえて漂わせ、
終盤の面接に臨んだからだと信じる。

最終的な決定打は、 過去の業績ではなかった。

また面接中、 余計なことは口にしなかった。

■  面接官の質問に神経を集中させ、

1) 具体的に

2) 分かりやすく

3) 心を込めて


丁寧に答えた。


◆  「 私を雇って 」 と相手にリクエストしている。

本気で職を求めるならば、 誠実な心構えが大事。

組織の規模や面接官の国籍にかかわらず、
これらの戦略で通じた。

無論、コアとなるスキルと 必要な資格 を取得
しておかなければ、 書類選考すら通過しない。

中途採用である以上、 当然だろう。

しかし、最終面接に至れば、スキルや経歴のダメ押しアピールよりも、

「 ぜひとも、あなたと働きたい! 」


親近感
  共有感   を自ずと抱いてもらうことの方が大切と考える。

共感  共鳴   が生まれると、 勢いと弾みが芽生える。

◆  希望業種や職種によって状況は若干異なるものの、

■  どんなに優秀であっても、

一緒に働きにくそうな人は

敬遠される


この「  組織の常識  」も併せて押えておきたい。

採用側に立てば、 もっともな論理。


◆  面接が1回完結の企業でも、 以上の戦略は有効だった。

やはり、 書類選考と筆記試験で検証されたはずの
事細かい内容はくどくど述べず、

私を採用したら、お得 です

 

というメッセージを面接でアピールした

 

御社にとって、私は
お買い得 な人材 です

 


やや品に欠ける印象を帯びるかもしれないが、 ズバリこれが趣旨。

殊に民間企業は、 高い収益をもたらせる人をしきりに求めている。

採用募集中の相手に 「  私を雇って  」 と切実に要求する行為。

さほど行きすぎた言い分でもあるまい。

◆  上記の長方形枠の中身は、< 転職の基礎知識 > だと考える。

特別なことは、何一つ書いていない。

ご自身の気質に照らして、すべて腑に落ちないのであれば、
おそらく「 組織 」向きではないだろう。

◇  素質的に「 組織に 雇われるタイプ 」ではない

自分の資質に合わない生き方は、行き詰まりやすい。
↓   ↓   ↓
若い時分はよくても、  中年期以降に大きく挫折しがち

その結果、心身を病み、不幸を招く。

別のキャリアを選ぶ方が、きっと幸せになれる

一昔前と違い、 現在は驚くほど多様な働き方が存在する。

普段からアンテナを広げて、 いろいろ調べてみるとよい。



一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

フリーランス白書 2021 」 p.5.
※  PDF 全51頁、 1.3MB


【参照】  英語を使う仕事に変えるべきか

 

◆  50歳代の転職活動中、 朝昼晩欠かさず、 静かに

自分に言い聞かせた  ” pep talk ” ( 叱咤激励 ) は、

 

疲れたら寝る
下手に焦るな
行動がすべて
悩まないこと

 

 

若い頃の数限りない失敗から得た戒めである。

実経験から悟ったから押しつけがましくない。

若者にない利点で、 落ち着いた感情といえる。

 

◆  転職活動のストレスを軽減することは成否を分ける。

すなわち、 自己コントロールできるかが明暗を分ける。

即時に自分宛にメールする習性は、 私を守ってくれた。

同じ内容をノートにも大書し、 精神安定を図っていた。

不安を含む困り事は、 すべて自分宛にメール。

多い日には10本以上、 毎日その場でGmailしていた。

仕事しながらでも、 短文メールはだいたい飛ばせる。

すぐ吐き出すことで、 頭の中にとどめないようにした

「 きつい 」 「 つらい 」  ひと言愚痴でも飛ばした。

乱れがちの心中、 こうして平穏を保つよう心がけた。

試練に直面したら、 頭から取り出しメールする流儀。

【参照】   「Gmail」で作る単語帳

 

どれも個人的ではあるが、 確かな効き目がみられた。

さらに、 こちらの 「 確信 」 もどこかにあった。

 

 

やるべきことを

しっかりやれば

必ず転職できる

 

 

積み重ねた肥やしが積年の力量。

ずさんな仕事はしてこなかった。

若い人にはない、 中高年の特権。

きちんとやれば、 きっとできる。

 

◆  売れるスキルがないと自認する中高年の場合、 採用されづ

らい現実を潔く認めて、 考え方をすこぶる大胆に変えてみる。

 

今さらジタバタしても無意味と達観し、 横並びの思考を捨てる

いじけることなく、 堂々と開き直り、 我が人生の活路を見出せ。

恥はかき捨てて、 なりふり構わず、 知見と人脈をフル活用する。

過去を否定してもしかたがないので、 後悔せず元気に前進する。

 

技能・資格などのハードスキル以外で勝負したり、 世間一般に

知られていなかったり、 敬遠されたりする穴場的な職も検討する。

 

未知の分野の資格取得を目指す前に、 実務未経験の中高年が通用

するのか調べ、 手間暇・コストを投資する必要があるか判断する。

資格商法 の手口は悪辣で、 無職の中高年は狙われやすいとされる。

頑張って資格を得ても、 まともな収入に結びつかない可能性がある。

若ければ取り返しがきくが、 私たちは引っかかってはならない。

 


 

【参考】    ※  外部サイト

<  シニア世代向け  求人サイト  >


 

<  シニア世代向け  転職関連記事・動画  >



【参照】   ” disgruntled “、  ” walk out

 

しんどい …

◆  人事のプロに試験 ( 書類選考・面接 ) していただける機会は、
中長期的な視座より眺めると、 貴重なチャンスに他ならない。

なぜなら、 「 適性 」 と 「 世間 」 を知る好機となるから。

今まで見えていなかった内面や、 社会の一隅をかすめたりする。

光と影が織りなすような、 不可測の事態に遭遇するかもしれない。

世渡り能力は、 特定の組織に 「 しがみつく  」能力とは、 別物 と感じる。

両方有するに越したことはないが、 実際のところ、どちらが心強いか。

渡世を送る上で、揺るがぬ自信になるのは、 応用の効く前者であろう。

見知らぬ人々と接触していく過程で、 得られる気づきはすさまじい。

全力を尽くして、 就職活動・転職活動をしてみれば分かる。


視野が開け、 新たな能力が身につき、 世を見る目が確実に変わる。

落とされた面接であっても、 面接官とのやり取りで自身を知れる。

冷静になって回顧すれば、 圧迫面接ですら大事な学びを得ていた。

捨てる神あれば、 拾う神あり 」 そして 「 地獄に仏 」。

これらの意味を肌で味わうことになる。

よく聞く格言が腹に落ちて、 まさに至言だわと感じ入る。


きちんと動けば 案外どうにかなる


この理解が訪れる。

私もそうだった。

 

葛藤する中で浮かび上がる景色には、 お金に換算しかねる価値が潜む。

直接体験 ( firsthand ) なので、 本物の自信を築く絶好の時機となる。

自信構築の偉力からして、 ひょっとすると資格取得より価値あるかも。

座学で高得点を狙うテストと違い、 人品骨柄と経歴を精査熟察される。

なんといっても、 形式的でない 生々しい緊迫感と痛みがそこにはある。

見知らぬ人々と接触していく過程で、 得られる気づきはすさまじい

全過程の実体験そのものが、 自ら獲得した力強い重要スキルとなった。

ずいぶん後に知ったことであり、 死に物狂いで苦闘する間は分からない。

己の未来に直接つながるから、 逃げずに正面から向き合う覚悟を決める。

それだけの価値は充分すぎるほどあるのだが、 真っ最中には感知不能。

10年後、20年後の自分は、 そもそもこうした経験ができるだろうか。

今より格段にチャンスは乏しくなっていると考えるのが自然だろう。

私たち中高年が見知る先輩方の現状を見れば、 おおよそ推測できよう。

それゆえに貴重なんです。

 

◆  幾度も転職を繰り返し、 ようやく私が 学んだ教訓 のひとつは、

◇  準備するプロセス自体 が、
またとない 人生の転機 になっている


この自覚である。

あれほど、 必死なもがきは、 安穏な日常風景に生じにくい。

離職したり、 無職になったりして、 生活の光景が一変したからこそ。

当たり前だった消費が、 急に贅沢品になり、 我慢を強いられる情けなさ。

なんとかしなければと、 しゃかりきに知恵を絞り、 頭をフル回転させる。

家計と職歴に直結する以上、 採用されることが肝要なのはもちろんだが、
採否がどうであれ、 まさしく 「 無駄にならない努力 」 の好例と思う。

これまで従事した仕事の 「 棚卸し 」 にとどまらない効果を生む。

今後どう生きていきたいか、 自問するきっかけとして、
この上ない契機となるのが、 経歴の整理と履歴書作成。

 

間違いなく、 分水嶺となる。

無駄の入り込む余地はない。

やがて一切合切が財産と化す。

こうしたことは後から分かる

◆  たとえ、 今回はご縁がなかったとしても、

不採用分を「 たたき台 」にすることで、
次回の履歴書・経歴書 ( オンライン含む )を、
もっと洗練された応募文書に仕立てられる


決して 「 没 」 で終わらせない。

ご自分にぴったりな相手に、 これから出会う  のだから。

蓄積した自作資料は、今後も末永く活用できる「 宝物 」


一生、応用できる 「 商売道具 」 



「 没 」 履歴書は 「 宝物 」

 

よりよい未来を引き寄せ、 見守ってくれる、 人生最強級の味方。

これほど役立つツールは、 市販されていません。

提出書類に、 手を抜くなんて、

もったいない。

 

怒った、 焦ったり、 否定している場合じゃありません

そんなことは、 内定してからやればよい。

 

今は、 クリエイターになりきって、 応募資料の作成に集中しましょう。

 

場数を踏めば、 どんどんどんどん楽になっていきます。

度重なる不採用にめげず動き続けると、 以前にない新鮮な感触が芽吹く。

恐怖・面倒くささ・嫌気が薄れてきて、 なんとなく自信が芽生えてくる。

転職は 「 慣れ 」 の要素が強く、 提出物はたいてい楽になる。

良いこと悪いこと、 振り返りつつ、 静かに受け入れ、

ひとつひとつ、 心を込めて、 作ってあげよう。

 

 

会社のため 」

 

よりは

 

近い将来の

 

「 自分のために 」

 


中高年の皆様は、 組織所属の良し悪しはとっくに把握されているはず。

私を雇って 」 と相手にリクエストつつも、 結局は自分のため

と位置づける方が実は健全で、 意欲が保てるのではないだろうか。

 

新卒・若手の転職と異なる動機と気合であり、 一致しない方が普通。

数十年に渡る 「 キャリアの集大成 」 と踏まえ、 どっしり構えながら、

情報収集を兼ねて、 呼ばれた面接には必ず赴き、 経験を積んでおく

私もそうした。

 

落とされても、 「 これも経験 」 とかわし、 そう落ち込まないことだ。

模試・シミュレーションとみなし、 さっと分析して反省すべきは改める。

チャンスはどこに転がっているか分からないのだから、 こまめに動く。

適切に動けば、 目標にじりじり近寄るわけで、 焦りと不安は和らぐ。

転職は 「 慣れ 」 の要素が強いと前述したが、 実行すれば感づく話。

 

 

◆  人生メンテナンスの一環に、 組み込んでおくとよいのが、

職務経歴書を手入れしておく  習慣。

目下、転職予定がなくても、 折に触れて、アップデートしておく。

年に1度、気が向いた時に、ざっくり箇条書きし、自分宛にメールする。

たったこれだけでも、 心丈夫で大助かり。    ※  後述

いざという際に、 有力な「 武器 」になってくれる強みは、 前記の通り。

ちょっとした 「 自己PR 」 や 高齢期の再就職時にも、 楽々使い回せる。

大量にこさえた応募書類の数々は、 後々思いがけない場面で役に立った。

 

デメリットは事前 に見えメリットは事後 に知る  傾向が試練の特色。

◆  ” career highlights ” となりうる成果は、「 単語帳 」同様、 メールでも保存。

主要な課題の完了直後に概略をメモし、 自己に向けて送信するのが私の常。

記憶が鮮明に残っているので、 思い出す手間が減り、 ずっと気楽にできる。

 

ただでさえ、 煩わしい心配事が次々と押し寄せるのが転職活動。

在職中、 次に向かって行動を起こしている人は時間が足りない。

あれもこれもやらないと、 と焦りでいっぱい、 パニックが襲う。

 

平時のささやかな工夫が、

将来の我が身を救う。

その都度メールするだけで、

簡単にできる。

 

実に簡単だから、 私は推奨している。

早めに習慣化 ( 後出 ) しておくとよい。

 

ちなみに、 語彙採集 も同じやり方で定着した。

 

【参照】   「Gmail」で作る単語帳

 

◆  50歳代の転職時も、 こつこつGmailに書き溜めた一覧を利用。

そのまま コピペ  し、 少々加筆修正するだけで済んだ。 

土台が自動的にできあがっており、 これは安心の源となった。

揺れる心と荒ぶる魂をなだめるのに、 どれほど助けられたか。

過去の自分に感謝しても感謝しきれないと断言するしかない。

 

経験上、 かなりのストレスを伴うのが 思い出す手間

上掲のように、 記憶が残っているうちにメールする習慣

継続しておけば、 心が軽くなって大いに救われる。

一から新規作成でなく、 実質手直しでOK、 心労から解放される。

「 あとはメールのコピペのみ 」 と思うと楽になれた。

 

スムーズで無理のない履歴書作成の流れを大雑把に説明すると、

Gmailを職務経歴書に 全文コピペ し、 それを編集していく。

目を引きそうな実績は肉付けし、 応募先に訴求しない項目は削除。

いわば都合のよい情報を選び、 まず経歴書から履歴書へ盛り込むだけ。

既に目の前に必要材料がそろっており、 苦吟しなくても仕上がる。

資料が手元に勢揃いしている状態は、 極めて頼もしい安心材料となる。

精神的・時間的負担が激減するのが、 ご想像いただけるのではなかろうか。

 

コピペは一瞬で終わる。

それを編集するのみ。

ハードルは低く、 軌道に乗りやすい。

 

英語が少しできるなら、 ついでに海外仕事サイトにも登録する。

LinkedIn などは履歴書をアップすれば、 AIが調整してくれる。

世界市場はチャンス満載。

情報の窓口・チャンネルを増やして、 仕事への導線をつなげる。

 

題目は他ならぬ自分自身の身上調査で、 キャリアは終盤。

先述の 「 棚卸し 」 として大局的に見通していくためか、

「 終活 」の要素が匂い立つ、 整頓の効用を感じ取った。

若き日の就職・転職とは、 これまた全然違う感覚である。

一見似通う苦しさだが、 世間知らずの青二才と完全異質。

 

◆  自身のキャリアや生き方を、 否応なしに見つめ直さざるを得なかった、

ひどく孤独で、 きつかった時期が、 成長をもたらした


何年も過ぎ去ってから、 やっと気づいた。

「  つらかったあの頃、 次のステージに進んでいたんだ …  」

やっぱり人生に無駄はないかもしれない。

 

転職前後は、 なにかと不安定で、
みじめな思い をする場面が多い


特に、 中高年の場合、 骨身に染みる。

中高年の転職は甘くないケースがほとんど。

古往今来のあらゆる懸念が去来し、 脳内をぐるぐる駆け巡る。

むやみやたらに忙しくなり、 リラックスできない日々が続く。

「  この先、 どうなるんだろう …  」

私もそうだった。

塗炭の苦しみ。

本当に苦しい。

終生忘れられない、 涙の堪え場である。

かつての手書き履歴書の頃に比べ、 労力は概ね 「 1/100 」 以下に減った。

一字一画の書き損じも許されなかった苦労を思えば、 作業は楽ちんですぞ。

その上、 生成AI を使い、 半自動的に下書きや推敲することも可能な時代。

これも一瞬で終わる。

 

よく寝て よく動き、   日夜せっせと応募し続ける毎日。

 

内定をいただくまでは、 このような規則正しいパターンで暮らしていこう。

決まったリズムで過ごす方が、 心身が楽で、 不安に見舞われにくくなる。

飲酒・喫煙・過食・夜更かしは控え、 朝は起き上がり、 軽く散歩に出よう。

こんな単調な生活でも、 慣れてくると、 気分がしっとり落ち着いてきます。

生活習慣が狂うと、 体調がおかしくなりやすく、 暮らしが灰色になっていく。

こうなるとメンタルをやられて、 動けなくなり、 もう転職どころでなくなる。

そこからの回復は並外れて大変なので、 絶対回避するべく生活リズムを守る。

無職期間が長引くと不利になり、 選考に通りがたくなるのは言うまでもない。

◆  就職・転職活動には、 健やかなエネルギーを要す。

無職時の不摂生は非常に危険で、 地獄の入り口に通じる。

一直線に急降下していく未来像は、 誰でも嫌だろう。

自暴自棄になりそうな衝動を抑えて、 ひたすら自重する。

採用側にとって、 健全な人物が望ましいのが一般的。

次の仕事がスタートするまで、 しばらくは健康生活を保つ。

 

★  今は、 くだらないことにエネルギーを使わずに、


疲れたら、 さっさと寝てしまえ。


考えすぎ
overthinking ずに、 体力と英気を貯えるとよい

 

悩むより寝る    起きたら応募書類の作成    疲れたら寝る    応募書類

こういったスタイルを、 ご自分なりに作ってみて、 心身の健康を維持する。

まあまあ禁欲的だが、  こんなのが永遠に続くわけないことは、 これまでの

長い人生経験から明らか。 仕事が決まったら思いっきり好き放題やることだ。

 

 

【参考】    ※  外部サイト

 


意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。

意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。

自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。


 「 規則正しい生活 」 の特筆すべきメリットは、

習慣パワー 」 を最大限に発揮できること。

「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。

なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。

楽々( effortlessly )できるようになってすごい。

※  気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない


  不規則な生活の恐ろしいデメリットは、

やることなすこと自覚的な努力を要すること。

葛藤に激しく抗って、エネルギーを消耗する。

いちいち決意する労力が必要で疲れがたまる。

頭を振り絞らないとろくすっぽ動けなくなる。

日常がハードモードな生き地獄と化してしまう。



【時間管理】視覚化して脳を安心させる  より

【参考】    ※  外部サイト

 

◆  悩むよりは、 「 とりあえず応募してみよう 」 くらいの気持ちで。


未来は誰にも分からない   のだから、 とにかく 前向きに動いて みたい。



  どうにか、 こうにか、 自分を見捨てることなく

正しく、 真剣に取り組めば、

必ず、救いがやってくる

天は見ている。

God is My Witness.

 

 

 

Go where the water is warm.

( 心地よいと感じる方向へ進め。)
( 歓迎してくれるところへ行け。)


【参照】   No need.

 

そう焦らず、

やるべきことを、

しっかりやる。


中高年なら、できるはず。

『 道をひらく 』  松下幸之助 (著)
PHP研究所、 1968年刊
<出版社HP>    <アマゾン>    <楽天>

※  松下電器産業( 現 パナソニック )
の創設者( 1894-1989 )

 

 

 

 

 

 

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