No need. (1)
2025/08/14
不要です。
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[ NOTE ]
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” No need. ” は、 もともと約10万字の長文ですが、
「 (1) = 本稿 」 と 「 後半 (2) 」 の2つに分割しました。( http 413 )
分割実施日:
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” need ” には、 名詞・他動詞・自動詞・助動詞 がある。
語源は、 古英語 「 必要 」 ( nēd )。
【発音】 níːd (1音節)
” need ” は、「 1音節 ( one syllable ) 」 だから、
腹の底から ゲロする 迫力で、 一気に吐き出し発音。
日英の音は、 舌・唇・歯・呼吸間の相互作用が
まったく違います
–
日本語音と同じ感覚で英語音を発音するから伝わらない。
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👄 唇をよく見て 🫦
–
リスニングばかりで口は置いてきぼりの日本人が多すぎ。
–
英 語 「 息の音 」
日本語 「 声の音 」
に ~ でゆ
「 音節 」( syllable、シラブル ) とは、 発音の最小単位。
「 発音の最小単位 」 に切れ目がない 「 1音節 」 のため、
ゲロの凄みが出る。
「 音節 」 の日英比較は、 ” integrity ” で詳らかにしている
( 図入り、 動画入り )。
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単語学習も発音訓練も、 「 音節 」 を意識することで、 随分と楽になる。見知らぬ単語を前にして、 「 どの部分で切ればよいか 」 見えるからだ。
音節は英単語の奥義であり、 小手先の収拾策ではないため、 常に有効。
ネイティブ児童の発音ルール 「 フォニックス( phonics )」 を取り入れる
英語学習法は、 母語と外語の習得過程を区別しておらず、 日本人学習者には
必ずしも実効がないが、 「 音節( syllable )」 は必ず有益で即効性がある。今、 この瞬間から役立つ。
–( 中略 )
–音節を知らずして、 新しい英単語を記憶したり発音したりすることは、
私にとっては 「 100% 」 あり得ないし、 自分には不可能と言い切る。
未知の英単語に接した時は、 まず音節を調べてから、 発音を練習する。
「 どの部分で切ればよいか 」 分かれば、 暗記も発音もしやすくなる。
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” integrity “ より
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でかでか大書して 脳に刻む
【発音】 fənétiks 【音節】 pho-net-ics (3音節)
【発音】 fənɑ́lədʒi 【音節】 pho-nol-o-gy (4音節)
※ 音声学 ・ 音韻論 → ” integrity ” ( 図入り )
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–
ホワイトボードにも 書きまくる
線を入れ、 番号を振り、 アクセントにマークし、 発音する
【発音】 kɑ̀ːnvəlésənt 【音節】 con-va-les-cent (4音節)
▲ 別稿 「 単語の覚え方 」 より
【音節カウンター】 https://www.howmanysyllables.com/
「 フォニックス( phonics )」 を導入する難点は後出する。
◆ ” need ” の用途は多岐に及ぶが、「 必要 」 という
基本的意味は一貫する。–
” need ” は、 日本語の「 必要 」に比べ、
–
「 感情 」に強く訴えかける単語
–
切羽詰まった「 神経質 」な響き
–
それゆえの < 注意点 > は、 本稿中盤にて詳述する。
【参照】 動詞 ” hope ” と ” wish “ と ” want ” の比較
–
- ” We need to help families in distress.”
( 追い詰められた世帯を助ける必要がある。)
( 苦しむ世帯を救うべき。)
– - ” You need to clean up your act.”
( ご自分の行いを改める必要があります。)
( 今のままじゃ、やばい。)
– - ” We need you to sign in again.”
( もう一度サインインしてください。)
( 本人確認をやり直します。)
– - ” You need to clear out the clutter in your mind.”
( 心の混乱を一掃しなさい。)
( 頭の中を無にせよ。)
–
- ” If you need more time, let me know.”
( 時間がもっと必要であれば、お知らせください。)–
( 時間が足りなければ、教えて。)
–
- ” We need to admit our mistakes to move forward.”
( 前に進むために、自分たちの間違いを認める必要がある。)
( 間違いを認めて、先に進もう。)
– - ” There’s no need to be personal.”
( 個人的にとらえる必要はない。)
( 私情を挟むな。)
–
- ” I need a change of scenery.”
( 居場所を変える必要がある。)
( 新天地を見つけたい。)
–
- ” I need some time to think.”
( 考える時間が必要です。)
( ちょっと考えさせて。)
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- ” You need to go now.”
( 今すぐ行く必要がある。)
( 早く失せろ。)
–
プロの撮影写真は不要 !
–
- ” I need to interpret in public, unscripted and unrehearsed.”
( 人前で、台本なし、リハなしで通訳する必要がある。)
( ぶっつけ本番 でみんなの前で通訳できないとクビなの。)
–
- ” This battery needs to be changed immediately.”
( この電池を、直ちに取り替えなければならない。)
( 今すぐこの電池を取り替えないとやばい。)
– - ” We may need to change.”
- ” There may be a need for a change.” (※) 名詞用法
( 我々は変わる必要があるかもしれない。)
( 変化が必要だ。)
– - ” We need an influencer with a strong social media presence.”
( ソーシャルメディアで強い存在感のある インフルエンサー が必要だ。)
( 強烈な存在感を放つソーシャルメディアのインフルエンサーが欲しい。)
– - ” I need to maximize the chances of receiving a scholarship.”
( 奨学金受給の可能性を最大限にする必要がある。)
( どうにか奨学金をもらわないとやっていけない。)
– - ” Personal growth needs to be a fun experience for me.”
( 私にとって個人的成長は楽しい経験でなければならない。)
( 楽しくない個人的成長なんて、 絶対あり得ない。)
– - ” I need to sit down with you.”
( あなたと話し合う必要がある。)
( 話したいことがあるんだけど。)
– - ” You need to sit down.”
( 座ってください。)
( 座りなさい。)
– - ” I still need more sleep.”
( もっと睡眠が必要です。)
( まだ起こすな。)
– - ” She needs constant attention from everybody.”
- ” She feels the need for constant attention from everybody.”
( 彼女はいつもみんなの注目を必要とする。) ↑ (※) 名詞用法
( 彼女って、 かまってちゃん。)
– - ” Why do you need to compare them ? “
- ” Why do you feel the need to compare them ? ” (※) 名詞用法
( なぜ彼らを比較する必要があると感じるのですか。)
( なんで彼らをわざわざ比べるの。)
– - ” Your device needs to be repaired.”
( お使いのデバイスは修理が必要です。)
( 修理しないと使えません。)
– - ” You need to do better.”
( あなたはもっとうまくやる必要がある。)
( きちんとやれ。)
– - ” I need to prepare my weapon.”
( 武器を準備する必要がある。)
( 丸腰は無理。)
– - ” You need to get going.”
( あなたは急ぐ必要がある。)
( ぐずぐず するな。)
– - ” He needs to be in prison.”
( 彼は刑務所にいるべきだ。)
( あいつを豚箱にぶち込め。)
– - ” You need professional help.”
( あなたにはプロの助けが必要です。)
( 医者に診てもらえ。)
– - ” We need to smooth out differences first.”
( まず差異を解決する必要がある。)
( 最初に温度差を埋めないと。)
– - ” We need your consent first.”
( 最初に同意していただく必要があります。)
( 同意が先です。)
– - ” You need more education.”
( あなたにはさらなる教育が必要です。)
( もっと勉強しろ。)
– - ” You need to write about this experience.”
( この経験について書く必要があります。)
( この経験を書かないなんてあり得ない。)
– - ” If you need help, simply reply to this message.”
( お困りの際は、 このメッセージにお気軽にご返信ください。)
( お問い合わせは、このまま返信してください。)
–
–
- ” We have 24/7 toll–free number for anyone who needs assistance.”
( 支援が必要な方には、フリーダイアルを24時間体制で提供しています。)
( 困った時には、24時間365日いつでも無料電話をおかけください。)
– - ” You don’t need to tell your parents about that.”
( そのことは親に言う必要はない。)
( そんなこと親に言わなくてよい。)
– - ” You need an inner will to change your life.”
( 人生を変えるには内なる意志が必要だ。)
( 覚悟なくして人生は変わらない。)
– - ” I need a distraction.”
- ” I need to distract myself.”
( 気晴らしが必要なのです。)
( このままでは気が変になるわ。)
– - ” We need to push back the party 30 minutes.”
( パーティーを30分遅らせる必要があります。)
( パーティーを30分後にずらして。)
– - ” You need to find your own way home.”
( 帰宅する手段を自分で見つけてください。)
( 自力で帰れ。)
– - ” You need to cancel it.”
( それをキャンセルする必要があります。)
( キャンセルしなさい。)
– - ” I need your address.”
( あなたの住所が必要です。)
( 住所教えて。)
– - ” You need to push them for action.”
( あなたは彼らに行動を迫る必要があります。)
( きちんとやらせろ。)
– - ” You need to check it out.”
( それを確認する必要があります。)
( 見てみて。)
– - ” You need to leave here.”
( ここから退去する必要があります。)
( 出ていけ。)
– - ” You need to fix it.”
( それを直す必要がある。)
( それを直しなさい。)
– - ” All I need is proof.”
( 必要なのは証拠だけです。)
( 証拠を出せ。)
– - ” That’s all you need to know.”
( あなたが知るべきことはそれが全部です。)
( それ以外は教えません。)
– - ” Need I say more ? ” ※ 反語的
( これ以上言う必要ありますか。)
( なんで分かんないの。)
– - ” Do we need them ? ” ※ 反語的
( 彼らを必要としますか。)
( 彼らは邪魔。)
– - ” What do you need ? “
- ” What do you want ? ”
( ご用件は何でしょうか。)
( なんの用。) ( あんた誰。)
– - ” What do you need from me ? “
- ” What do you want from me ? ”
( どうお手伝いしたらよいですか。)
( どうしてもらいたいんだ。)
( 何やって欲しいの。)
– - ” You need to close your browser.”
( ブラウザを閉じてください。)
( ブラウザを閉じろ。)
– - ” You need to RSVP to join. “
( 参加するにはご返信ください。)
( 返信しない限り、参加できません。)
– - “ We need to take a stand for what is right.”
( 正しいことのために、立ち上がる必要がある。)
( 正しいことを守らなければ。)
– - “ We need to rent a fully-equipped meeting room.”
( 完全装備の会議室を借りる必要がある。)
( 備品完備の会議室を借りねばならない。)
– - ” I need to prioritize my workload.”
( 自分の仕事に優先順位をつけねばならない。)
( 仕事にメリハリつけないとやってられない。)
–
–
–
すぐアカウントを確認せよ
‐
” Time Sensitive “
‐
- ” I don’t need your approval.”
( あなたの承認は必要ありません。)
( 認めてくれなくて結構。)
– - ” I need to be stronger.”
( もっと強くならなければならない。)
( 負けるな、自分。)
– - ” You need to back up every day.”
( 毎日バックアップする必要がある。)
( 毎日バックアップしなさい。)
– - ” These are the high-priority items that need
immediate attention.”
( 至急対応する必要のある優先事項はこちら。)
( これらが直ちに対応すべき優先事項だ。)
– - ” I need you to work on this.”
( これに力を入れてもらいたい。)
( これやっておいて。)
– - ” I need you to be there.”
( そこにいてもらいたい。)
( そこで張りついてろ。)
– - ” Something needs to be done here.”
( ここでなんとか対処する必要があります。)
( なにかせねばならない。)
– - ” This needs work.”
( 手直しが必要。)
( ちゃんとやれ。)
– - ” This is good, but needs some tweaks.”
( よくできているが、 微調整がいくらか必要。)
( もっとうまくできる。)
– - ” This needs to stop.”
( これを止める必要がある。)
( こんなこと、もうよそう。)
– - ” I don’t need that in my life.”
( 自分の人生にそれは必要ありません。)
( そんなの人生に不要。)
– - ” This translation needs work on the Japanese side. ”
( この翻訳の和文には手入れが必要です。)
( この翻訳の日本語はまずい。)
– - ” We need to look out for each other.”
( 私たちはお互いに気を配る必要があります。)
( 自分のことばかり考えるな。)
– - ” I need to keep my belongings safe.”
( 持ち物を安全に保管したい。)
( 所持品をしっかり管理せんと。)
– - ” This is what needs to be done.”
( これがやるべきことです。)
( これを仕上げないと。)
– - ” Don’t keep everything you need in one place.”
( 必要なもの全部を一箇所に保管するな。)
( リスクは分散しなさい。)
–
” Don’t put all the eggs in one basket. ” ↑ 似通う中身
( すべての卵をひとつのバスケットに入れるな。)
( 分散投資しろ。)
– - ” You need to pay for traveling expenses yourself.”
( 旅費はご自身で支払う必要があります。)
( 旅費は自己負担ね。)
– - ” I need professional equipment at hand to do my work.”
( 仕事をするためにはプロ用の機器が手近に必要です。)
( 商売道具が手元にないと仕事はできない。)
– - ” We need to ensure integrity and accountability to the public.”
( 国民の皆様に対する誠実さと説明責任を確実にする必要がある。)
( 国民に誠実さと説明責任を示さないと大変なことになる。)
– - ” You need to treat all the staff in a fair manner.”
( 全スタッフに対して公平に接する必要がある。)
( えこひいきすんな。)
–
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アプリを更新せよ
–
- ” This program needs to be updated.”
- ” This program needs an update.”
( このプログラムは更新が必要です。)
( このプログラムの更新をしてください。)
– - ” You need to update your profile.”
- ” Your profile needs an update.”
( プロフィールを更新する必要があります。)
( プロフィールを更新しなさい。)
– - ” I need to visit Japan once in my lifetime. ”
( 一生に一度、必ず日本に行きたい。)
( 死ぬまでに絶対、日本に行くべし。)–
– - ” This needs to be done by Friday.”
( 金曜日までに終わらせる必要があります。)
( 金曜までに終えておけ。)
– - ” Residents need to remain indoors. ”
( 住民は屋内にとどまる必要がある。)
( 住民は 外出禁止。)
– - ” You need to take the lead.”
( あなたがリーダーシップを取る必要がある。)
( 率先してやってもらいたい。)
– - ” We need to hire a 24-hour live-in caregiver.”
( 24時間常在の住み込み介護人を雇う必要がある。)
( 住み込みで24時間対応してくれる人に介護してもらおう。)
– - ” You can install it without needing professional assistance.”
( プロの手を借りなくても設置できます。)
( 自力で設置可能です。)
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ブルーツース使用許可が必要
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- ” This website has a lot of red flags you need to be aware of.”
( このウェブサイトには、 気づくべき危険信号が山と出ている。)
( やべー兆候がめちゃくちゃあるから、 こんなサイトやめとけ。)
– - ” You need to be aware of two important changes.”
( 2つの重要な変更点に注意する必要があります。)
( 重要な変更点2つを見落とすな。)
– - ” He needs to use momentum for chin-ups.”
( 彼は懸垂をするのに反動を使う必要がある。)
( 反動がなければ彼に懸垂は無理。)
– - ” I need to take a dump.”
( くそしたい。)
( 漏れそう。)
– - ” You need a shower.”
( シャワーを浴びる必要がある。)
( 臭いよ。)
– - ” You need a haircut.”
( 髪を切った方がよい。)
( 髪切りな。)
– - “ You need to take action.”
( 対応してください。)
( やれよ。)
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–
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Wi-Fi を設定せよ
–
- ” I’m needed elsewhere.” (※) 形容詞 「 必要とされる 」
( 他にも用事があります。)
( もういいですか。)
– - ” Your input is needed.” (※) 形容詞 「 必要とされる 」
( あなたの意見が必要です。)
( ご意見をお聞かせください。)
– - ” Volunteers are needed.” (※) 形容詞 「 必要とされる 」
- ” We need volunteers.”
- ” Volunteers needed ! ” → ポスター ( be動詞 は 省略 )
( ボランティアが必要です。)
( ボランティア募集 ! )
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電子署名の証明書が必要
–
- ” I will give you everything you need.”
( 必要なものはすべてご用意いたします。)
( 欲しいものはなんでもあげる。)
– - ” You need to attribute the author.”
( 著者への言及が必要です。)
( 無断引用するな。)
– - ” I needed to vent.”
( 愚痴を吐き出す必要がありました。)
( ストレス発散したかったんだ。)
– - ” You need to get married soon.”
( あなたは早く結婚する必要がある。)
( さっさと結婚しろ。)
– - ” You need to stay organized in this dorm.”
( この寮では、常に整理整頓しておいてください。)
( この寮は、きれいなままにしておいて。)
– - ” I need you here for the conference.”
( 会議に君が必要だ。)
( 会議に来てくれ。)
– - ” I need to borrow some money.”
( お金を借りる必要があります。)
( 金を借りたい。)
– - ” I need to be fully present for my sick child. ”
( 私は病気の子に全力で付き添う必要があります。)
( 病気の子にずっと付き添わなければならないの。)
– - ” Before we subscribe you, we need to confirm you are a human.”
” We just need to make sure you’re not a robot.”
( ご登録前に、人間であることを確認させていただく必要があります。)
( ロボットでないことを確認する必要があります。)
( サブスク するなら、自分が人間だと証明して。)
– - ” The public needs a coronavirus vaccine ASAP.”
( 国民には、コロナウイルスのワクチンが至急必要。)
( 今すぐ、国民のためにコロナワクチンを用意せよ。)
– - ” Please feel free to take what you need.”
( 必要なものをご自由にお取りください。)
( 欲しいものを好きなだけ持ってって。)
– - ” We need to provide a translated copy to her.”
( 彼女には翻訳版を提供する必要があります。)
( 彼女には翻訳版を渡さないと。)
– - ” You need to take this class.”
( この講義を受ける必要があります。)
( この講義を受けろ。)
– - ” Class attendees need to read & write English
without assistance.”
( 受講者は独力で英語の読み書きができなければなりません。)
( 英語の読み書きが自力でできないなら、参加しないこと。)
–
–
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再起動せよ
–
- ” Your computer needs restarting.”
( コンピュータの再起動が必要です。)
( コンピュータを再起動してください。)
– - ” You don’t need to do anything.”
- ” There’s nothing you need to do.”
- ” There is no need to take action.”
- ” No need to take action.”
( なにもする必要はありません。)
( 放っておけ。)
– - ” There is no need to be rude.”
- ” No need to be rude.”
( 失礼な振る舞いをする必要はない。)
( 無礼だぞ。)
– - ” There is no need to be on camera.”
( カメラに写る必要はありません。)
( 顔出し不要です。)
– - ” There is no need to contact them.”
( 彼らに連絡する必要はありません。)
( 知らせないで結構。)
–
- ” There’s nothing else you need to do. ”
( 他に何一つする必要はありません。)
( もうなんもやらなくていいから。)
– - ” We need additional information to proceed.”
( 進めるには、追加情報が必要となります。)
( よく分からないまま、進めるわけないだろ。)
– - ” We need to verify your information.”
( お客様の情報を確認させていただく必要があります。)
( 個人情報を提示しなければ、使わせません。)
- ” We need to do something about disgruntled employees.”
( 不満を抱く従業員に対し、なにかしら対処しなければならない。)
( 不満分子をどうにかするべし。)
– - ” You need to break off relations with your toxic parents.”
( あなたは毒親と縁を切る必要がある。)
( 毒親なんかと縁を切れ。)
–
–
もうちょい待ってろ
‐
–
- ” We need to work together.”
( お互い協力し合う必要があります。)
( みんなで協力すべき。)
– - ” I do not need to learn English.”
( 私は英語を学ぶ必要はありません。)
( 英語なんて要らない。)
– - ” Bullying needs to be addressed now.”
( 今こそ、いじめに対処する必要がある。)
( いじめを早くなんとかしないと。)
–
お手伝いしましょうか
–
- ” I need help now.”
( 今、支援が必要なのです。)
( すぐ、助けて。)
– - ” You need to quit your job.”
( 今の仕事を辞める必要がある。)
( 仕事辞めな。)
– - ” The child needs your love.”
( あの子にはあなたの愛が必要だ。)
( あの子を愛してあげろよ。)
– - ” I need to wear a wig for the rest of my life.”
( 一生かつらをかぶる必要がある。)
( ヅラなしでもう生きられんわ。)
– - ” For the rest of his life, he will need dialysis.”
( 彼は一生、透析を受ける必要がある。)
( 病院通いしないと彼は死ぬ。)
– - ” You need to pay us upfront.”
( 前払いでお支払いいただく必要があります。)
( 前払いのみです。)
– - ” I need to be upfront with you.”
( 正直に言わせてもらいます。)
( ずばり言うね。)
– - ” You need to rest.”
( あなたには休養が必要です。)
( ちゃんと休みなさい。)
– - ” You don’t need to be burned out to go on hiatus.”
( ひと休みするため燃え尽きる必要はない。)
( 休みが取れるように自己管理しておけ。)
–
- ” Needs improvement.”
( 改善が必要。)
( もっと頑張りましょう。)
–
もっと がんばりましょう
–
動詞 ” need ” の典型例を挙げてみた。
(※) 名詞 ” need ” と 形容詞 ” needed ” も含む
直接耳にすれば、 どれも神経に響く 「 きつい 」 感触。
いかがだろうか。
–
◆ 名詞 ” need ” は、 可算名詞と不可算名詞を兼ねる。
– 不可算 「 必要 」「 必要性 」「 要求 」「 欲求 」「 窮地 」
– 可算 「 必要なもの 」「 必需品 」
- ” We should help each other in times of need.”
( 必要な時は、お互い助け合うべき。)
( 窮地に陥った際は、相互に助けるべき。)
( 困った時は、お互い様。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” Please consider helping those in need.”
( 困っている人たちの支援をご検討ください。)
( 困窮者を助けることを考えてみてください。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” She was a refugee in dire need of a safe haven.”
( 彼女は 安全な避難場所を切実に必要とする難民だった。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” I’m in need of a dog sitter.”
( 犬の面倒を見てくれる人を探しています。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” Donate masks to hospitals in need.”
( 窮地の病院にマスクを寄付しよう。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” I’m in desperate need of another cash handout.”
( なんとしても、もう一度、給付金が必要なんです。)
→ 不可算名詞の ” need ”
– - ” A friend in need is a friend indeed. ” ※ ことわざ
( 困った時に助けてくれる友こそ、真の友。)
→ 不可算名詞の ” need “
–
The words ” need ” and ” indeed ” rhyme. ↑
( ” need ” と ” indeed ” が 韻を踏む … 押韻 )
–
- ” Children are in urgent need of help. ”
( 子どもたちは早急の支援を必要としています。)
→ 不可算名詞の ” need ”
–
- ” There is an urgent need for blood.”
( 血液が緊急に必要です。)
→ 可算名詞の ” need ”
– - ” Does anyone have a need for this ? ”
( これが欲しい人はいますか。)
→ 可算名詞の ” need ”
–
–
–
『 英文法解説 改訂三版 』 p.7.江川 泰一郎 ( 著 )
金子書房、 1991年刊※ 下線は引用者
–
◆ カタカナ「 ニーズ 」は、 可算名詞 ” need ” の複数形 ” needs “。
【発音】 nidz (1音節)
–
–
ニーズ 【needs】必要。 要求。 需要。
( 広辞苑 第七版 )
–ニーズ 【needs】
必要。 要求。 需要。
( デジタル大辞泉 )–
–
ニーズ 【needs】
必要。 要求。
( 大辞林 第四版 )
–ニーズ 【needs】
必要。 要求。
( 明鏡国語辞典 第三版 )
–ニーズ
求め。 要求。 需要。 必要。
▽ needs
( 岩波 国語辞典 第八版 )
–ニーズ (名)
〔 needs = ニード(need)の複数形 〕要求。 求め。
( 三省堂国語辞典 第八版 )
–
それぞれ語釈全文である。
” needs ” 本来の、
ぴりぴり 神経をとがらせた、 待ったなしの 緊張感
を表す上で、 「 必要 」 「 要求 」 「 需要 」 「 求め 」
では、 やや物足りない感がある。
カタカナで日本社会に根づいたのは、 穏当な流れと考えられる。
- ” We should decide who receives the cash handout
based on their needs.”
( この給付金の受取人は、各自のニーズに応じて決めるべきだ。)
– - ” We will take care of all your social media needs.”
( 貴社のソーシャルメディアのニーズは、すべて弊社にお任せください。)
–
–
Prioritise YOUR needs
–
–
組織への過信を封ぜよ
–
https://www.linkedin.com/posts/1johncastro_truth-bomb-incoming-work-is-not-family-activity-7259542511617036288-0re0※ 2024年11月12日 アクセス
※ prioritize = prioritise ( 主にイギリス英語 )
◆ 定訳に至った ” needs ” もある。–
- ” Special needs peer groups are significant for
children with special needs.”
( 特別支援を必要とする子どもたちにとって、
特別支援の仲間グループはとても大切である。)
–
◇ ” special needs education ” = 特別支援教育
→ 各自の 「 特別なニーズ 」 に応じた教育の提供
が目的で、必ずしも身体障がいに限定されない
–
※ 2007年に 学校教育法 が改正施行され、 「 特殊教育 」( 旧 第六章 )
が 「 特別支援教育 」( 第八章 ) に改められ、 法制化された。
–
◇ 2022年9月9日、「 障がい児を分離した特別支援教育 」に
対し、 国連の障がい者権利委員会が 日本政府に中止を要請した
・ https://www.ohchr.org/en/press-releases/2022/09/un-disability-rights-committee-publishes-findings-bangladesh-china-indonesia
・ https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_631bf906e4b082746bdfe371–
–
–
needs = 欲求
–
–
Maslow’s Hierarchy of Needs ( マズローの欲求段階説 )
https://www.simplypsychology.org/maslow.html
2024年1月24日付※ 2025年2月23日 アクセス
–
◆ 日頃、 英語の時事ニュースでよく見かける 「 ニーズ 」 は、
次の通り。
- basic needs ( 基本的 )
- emotional needs ( 情緒的、心理的、精神的 )
- fitness needs ( 健康増進の、 フィットネスの )
- individual needs ( 個別の、 一人ひとりの )
- medical needs ( 医療の )
- personal needs ( 個人的な )
- physical needs ( 身体的、 肉体的 )
- social needs ( 社会的 )
- operational needs ( 運営上の、 作戦上の )
- financial needs ( 財政的、 経済的 ) ※ 後述
和訳は代表例。
- ” It’s time to prioritize your emotional needs.”
( ご自分の心が求めるものを優先すべき時が来た。)
( そろそろ自分に素直になったら。)
– - ” I’m open to change as long as it’s driven by operational needs.”
( それが運営上の必要性に基づくものである限り、変化を受け入れます。)
( 運営と無関係な変更は申し出るな。)
主体が個人か組織かによって、 訳し方が違ってくることもある。
–
–
◆ 例えば、 ” financial ” は、「 金銭 」的意味を幅広くカバー。
- 企業 → 財政、 財務、 会計、 金融、 資金
- 個人 → 経済、 家計、 資金
※ 「 ~ 的 」 「 ~ 上 」「 ~ 性 」などの接尾辞的な語
を加えた形も含む––
–
【発音】 fənǽnʃəl
【音節】 fi-nan-cial (3音節)
–
” financial backers ” ならば、 文脈に応じて、
- 資金支援者
- スポンサー
- 財政援助者
- 資金提供者
- たにまち ( 谷町 )
- 出資者
–
◆ 援助交際 の相手を、 この ” financial backers ”
と英訳している記事を読んだことがある。
婉曲的 な呼称だが、 役回りに忠実な呼び名かも。
- パパ、 ママ ( 援交相手 )
- パトロン
【発音】 bǽkər
【音節】 back-er (2音節)
–
「 援交パパ 」 は、 ” sugar daddy ” が英語の通称。
【発音】 ʃúgər dǽdi
【強勢】 súgar dàddy
「 援交ママ 」 は、 ” sugar mommy ” または ” sugar mama “。
【発音】 ʃúgər mɑ́mi
【発音】 ʃúgər mɑ́mə
–
シュガー ” sugar ” ( 砂糖 ) みたいに、 甘ったるい雰囲気。
実際のところ、 甘く言い寄るのはどっちか。
–
当のご本人は、 ” sugar baby “。
【発音】 ʃúgər béibi
–
–
【参考】 ※ 外部サイト
- Japanese ‘sugar baby‘ given reduced prison sentence
( 「 頂き女子りりちゃん 」 一審より少ない懲役と罰金の判決 )
https://mainichi.jp/english/articles/20240930/p2g/00m/0na/024000c
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/040/075000c ← 日本語原文
2024年9月30日付
–
「 パパ活 」 「 ママ活 」 は、
- sugar daddy dating
- sugar mommy dating
- sugar mama dating
他動詞を用いて、
- find a sugar ○○
( 援交○○ を見つける )
– - found a sugar ○○
( 援交○○ を見つけた )
– - have a sugar ○○
( 援交○○ がついている )
–
※ ○○ は、 パパ または ママ
–
パパ活詐欺は、 ” sugar daddy scam “。
–
–
【参考】 ※ 外部サイト
- How to Avoid Sugar Daddy Scams
( パパ活詐欺を防ぐために )
https://www.avast.com/c-sugar-daddy-scams
2023年1月20日付
–
【参考】 ※ YouTube ( 全長 14分10秒 )
2022年7月8日付
Joce Bedard
–
↑ 後掲の おすすめ カナダ人 YouTuber ( ユーチューバー )
–
◆ あえて大胆な言い方をすれば、
–
限界状態に身をよじり、 もう 我慢できず、
ギャー ギャー 騒ぎ立てる有様 が ” need “
–
ヒステリックな気配で、 押しが強い。
日本語の 「 必要 」 「 要求 」 「 需要 」 「 求め 」
が備える、 品よく、 しっとりした落ち着きには乏しい。
どこまでも自分側の意思通りに、 無理無体に事を運ぼうとする
強引さ。
–
とにかく、 余裕がない。
–
切羽詰まると( ” under the gun ” )、 こうなる。
–
◆ ” no need ” は、 シンプルだが、 応用の効く表現。
口頭で ” No need. ” と2語完結した場合、 通常、
これを略したもの。
–
” There is no need. “
( その必要はない。)
–
” no need ” の後にまだ続く場合、
” No need to. ” と3語完結になることも。
代不定詞 ( PRO-infinitive )である。
文脈から不定詞の内容が明らかな場合、 ” to ” だけ残し、
以下を省略することがある。
–
–
–
『 徹底例解 ロイヤル英文法 改訂新版 』 pp.467-468.綿貫 陽 ( 改訂・著 ) マーク・ピーターセン ( 英文校閲 )
旺文社、 2000年刊
◆ 一見、「 There is 構文 」 に見えるが、 そうではない。
「 There is 構文 」は、 主語( Subject )と 動詞( Verb ※ )
の語順が逆となる基本構文。
日本の学校教育でも初期に学ぶ構文で、 基本中の基本の位置づけ。
存在を表す構文 ( ~ がある、 ~ がいる ) の筆頭である。
※ 具体的には、 述語動詞 ( Predicative Verb )で、
主語と同じく、「 基本5文型 」 に必須の動詞。
必須でないのは準動詞 ( verbal )。
–
【参考】 ※ 外部サイト
–
すなわち、 「 S → V 」 ではなく 「 V ← S 」。
そういう 「 倒置 」( inversion ) の修辞を用いており、
実は高度な基本構文なのが、「 There is 構文 」 である。
「 There is 構文 」 は、 日本人学習者が乱用しがち。
■ 「 私の本はテーブルの上にあります。」
△ There is(V)my book(S)on the table.
〇 My book(S) is (V)on the table.
–
動詞( Verb ) は be動詞 ” is “、 主語( Subject ) は ” book “。
前者△は、 間違いとまでは言えないものの、 若干不自然な英語。
ところが、 日本人の英作文においては、 珍しくもなんともない。
◆ 時たま目にする不自然な 「 There is 構文 」 の実例は、 お店の看板。
–
–
–
( 2024年7月12日 筆者撮影 )
文法的に問題なく意味は通じるが、 公道沿いの案内板としては奇妙。
–
–
- There is an English menu.
–
- English menu is available.
( 英語で書かれたメニューをご用意しております。 )
【直訳】 英語のメニューが利用可能です。
–
◆ ” There is no need. ” は、 英語ネイティブも普通に使う。
「 There is 構文 」 の特徴である 「 倒置 」は見られず、
” No need. ” は単なる 「 省略構文 」( 狭義 ) である。
語句を省略しても、 文脈上意味が伝わるため、 語句が略されている
だけで、 修辞上のひねりはないのが、 狭義の「 省略構文 」。
簡潔明快を旨とする、格言・ことわざ・慣用句・常套句に目立つ。
こちらも「 省略構文 」パターンで、 両者とも自然な英語。
〇 There is no smoke without fire.
〇 No smoke without fire.
〇 ( 火のない所に煙は立たない。)
–
◆ なお、 文脈上省いても理解に支障なければ、 英語でも筆舌問わず、
かったるい 「 主語 」 は日常的に省略されている。
完全な文として 「 英文法上は 」 必要でも、 実務ではしきりに略される 。
文頭が動詞の原形でも、 「 命令形 」 ( imperative form ) ではなく、
主語が略されている用法は、 プログラミング英語 においては割と普通。
” Could you update me on – ” の末尾で具体的に述べている ( 図入り )。
” Hope this helps.” でも図示した。
–
—
Hope this website meets your needs.
–
( 弊サイトが皆様のニーズを満たせることを願っております。)
–
◆ 下記3つには、 述語動詞( Predicative Verb )が入っておらず、
英文の 「 基本5文型 」 からは外れる。
- No need.
- No need to.
- No smoke without fire
「 基本5文型 」 とは、 英文の分類を指すのではなく、 「 動詞 」
の種類を区別するための用語であるから、 動詞がなければ論外。
- 第1文型 : SV
- 第2文型 : SVC
- 第3文型 : SVO
- 第4文型 : SVOO
- 第5文型 : SVOC
- S ( subject、 主語 )
– - V ( verb、 動詞 )
→ 動詞の中でも、 述語動詞 ( Predicative Verb )
– - O ( object、 目的語 )
→ 4. SVOO の目的語は、 間接目的語 ( indirect object ) に
直接目的語 ( direct object ) が続くので、 SVOO の代わりに、
S V IO DO と表すこともある。 S V O1 O2 も同義。
間接目的語は 「 人 」、 直接目的語は 「 物 」 が多め。
– - C ( complement、 補語 )‐
–
無骨でぶっきらぼうだが、
この上なく明瞭
ぴしゃり「 不要です 」
–
There is no need.
–
◆ 表題 ” no need ” では、 名詞。
既に触れたように、 可算・不可算兼用。
” need ” = 「 必要( 必要性 )」を
形容詞 ” no ” で否定し、 「 不要 」。
この場合の ” need ” は、
不可算名詞 の 単数名詞 が通例。
「 単数名詞 」 ( singular noun ) とは、
単数形で使われるのが一般的な名詞。
–
英英辞書では “ S ” または “ sing ” と略記されたりする。
【発音】 síŋgjulə
【音節】 sin-gu-lar (3音節)
–
◆ 上述の通り、 もともとは ” There is no need. “ の略。
2語単独で使え、 応用が効くのがポイント。
口頭の2語完結以外の頻出表現は、
- no need to – ( 主に動詞が続く )
- no need for – ( 主に名詞が続く )
意味は「 ~ する必要はない 」 または 「 ~ は不要 」。
–
「 不要 」 = ” no need ”
–
こう覚えておけば、 意思は伝わる。
–
ー
◆ ” It is not necessary ” や ” not necessary ”
とほぼ同義だが、 次の 3つの持ち味 を押さえておきたい。
–
■ ” no need ” の方が、
1 ) 簡明直截
2 ) 強い否定
3 ) 感情的
–
” It is not necessary ” は、副詞 ” not “ で
be動詞 ” is ” を否定( = isn’t )するのに対し、
” no need ” は、 形容詞 ” no ” で、 名詞 ” need ” を否定。
この場合、 形容詞 ” no ” の方が、 副詞 ” not ” よりも、
否定の度合いが強い。
取りつく島もなく、 拒絶する勢いの ” no need “。
「 神経質 」で「 感情的 」な ” need ” の語感
と相俟って、 すげない印象を与えがち
–
もっとも、 個人的感情を排する事務的な冷たさ
であり、 必ずしも悪気があるわけではない。
–
片や、 –
◇ ” not necessary ” と ” unnecessary ”
は、 単に「 不必要 」であることを表し、 ずっと中立的
–
【発音】 nésəsèri 【音節】 nec-es-sar-y (4音節)
【発音】 ʌnnésəsèri 【音節】 un-nec-es-sar-y (5音節)
–
感情抜きで、 淡々と「 必要ありません 」「 要りません 」。
現状では不要であることを、 客観的に示すにすぎない。
–
◆ 否定の接頭辞 ” un “、” in “、” non ” が 同じ語につく場合、
強い否定の順に、 in > un > non
–
◇ これらの「 接頭辞 」以上に 強い否定 が、 副詞 ” not ”
–
副詞 ” not ” > 接頭辞 ” in ” > ” un ” > ” non “
–
既述のように、 形容詞 ” no ” の方が、 副詞 ” not ” よりも、
さらに否定の度合いが強いため、 大づかみの順序は次の通り。
–
no need > not necessary > unnecessary
形容詞 ” no ” > 副詞 ” not “ > 接頭辞 ” un ”
–
「 大づかみ 」 なのは、” need ” と ” necessary ” が異なる単語だから。
同一単語みたいに、 単純比較はできない。
「 ほぼ同義 」 とはいえ、 主な品詞すら異なる。
■ need → 動詞・名詞中心 (※)
■ necessary → 形容詞中心
” need ” に、 名詞・他動詞・自動詞・助動詞がある点は、
冒頭に記した。
” necessary ” には、 形容詞 と 名詞がある。
語源は、 ラテン語 「 必要な 」( necessārius )。
” ne – ” ( 否定 not )+ ” cess ” ( 譲る ) + ” – ary “( ~ の )
” need ” に形容詞はなく、 ” necessary ” に動詞はない。
にもかかわらず、 両方とも 「 必要 」 を表し、 同義扱いされている。
これは、 大方の日本人学習者が混乱する、 品詞と和訳の問題である。
この辺りは、” aware ” と ” vocal ” で、 細やかに探究しているので、
ご覧いただければ幸い。
(※) LDOCE6( ロングマン )の指標によれば、
■ 動詞 “ need ”
– 重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
– 書き言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
– 話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
■ 名詞 “ need ”
– 重要度 : 最上位 <トップ3000語以内>
– 書き言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
– 話し言葉の頻出度 : 最上位 <トップ1000語以内>
【発音】 níːd (1音節)
–
■ 動詞用法も名詞用法も、全項目において、 最重要かつ最頻出
■ 英単語全体における立ち位置が、 最高水準の ” need “
こんな英単語は、 そうそうない。
重要単語であっても、 品詞によって、 頻出度に違いのある方が普通。
例えば、 動詞 ” want ” ( 後述 ) も最高水準で、 最重要かつ最頻出。
なのに、 名詞 ” want ” の頻出度は、 書き・話しとも、 3000語圏外。
” want ” の名詞用法は、 動詞用法に比べて、 はるかに格下ということ。
抜きん出る英単語だからこそ、 本稿では “ need ” と ” want ”
の要注意な 「 強烈さ 」 を強調したい。
私たち日本人は、 使い方を誤りやすい。
–
【参照】
- ” Don’t Need To Know ”
( 知る必要がないこと ” DNTK ” ← 頭文字語 initialism )
– - ” not an option ”
( その選択肢はない )
– - ” It’s no joke. ”
( 冗談ではない )
– - ” not a fan ”
( あまり好きではない )
– - ” No strings attached. ”
( 条件なしで )
– - ” demanding ”
( 大変な、 きつい、 自分勝手な )
–
” No need ” も 『 断る力 』
–
- ” No need to fight.”
- ” No need for a fight.”
( 喧嘩は不要。)
– - ” I’ll help you.” – ” No need.”
( 手伝いますよ。) ( 結構です。)
– - ” No need to change a tire.”
( タイヤ交換は不要。)
– - ” No need to resubmit.”
( 再提出は不要。)
– - ” No need for lockdowns.”
( ロックダウンは不要。)
– - ” No need to lock the door.”
( 施錠不要。)
– - ” No need to shout.– I hear you.”
( 叫ばなくてよい。–聞こえてます。)
– - ” No need to yell.”
( 怒鳴らなくてよい。)
– - ” No need to get angry.”
( 怒る必要ないだろ。)
– - ” No need to panic.”
( パニックにならなくてよい。)
– - ” No need to extend the deadline.”
( 期限を延ばす必要はない。)
– - ” No need for your approval.”
( あんたの承認なんていらん。)
– - ” No need to remind me.”
- ” No need for a reminder.”
( 教えてくれなくて結構。)
( 思い出させないでよい。)
– - ” No need to discuss it.”
- ” No need for discussion.”
( 話し合いは必要ない。)
( 議論は不要。)
– - ” No need to talk.”
- ” No need for a talk.”
( 話し合わなくてもよい。)
( 話さなくてもよい。)
– - ” No need for an invoice.”
( インボイス不要。)
– - ” No need to pay you.”
- ” No need for payment.”
( 支払う必要はない。)
– - ” No need for installation.”
- ” No need to install.”
( インストール不要。)
– - ” No need for a signature.”
( 署名は不要。)
– - ” No need to compromise.”
( 妥協は不要。)
– - ” No need for me to be here.”
( 私がここにいる必要はない。)
– - ” No need to use fancy words.”
( 気取った言葉は不要。)
– - ” No need to run a manual backup.”
- ” No need for a manual backup.
(手動バックアップは不要です。)
– - ” No need to register.”
- ” No need for registration.”
( 登録は不要。)
– - ” No need to stay up late.”
( 夜更かししなくてよい。)
( 夜更かし不要。)
– - ” No need to translate.”
- ” No need for translation.”
( 翻訳は不要。)
– - ” No need to worry.”
( 心配無用。)
– - ” No need for experience.”
( 経験不要。)
– - ” No need to react that way.”
( そんな反応しなくてもよい。)
– - ” No need to overreact.”
( 過剰反応は不要。)
– - ” No need to overthink it.”
- ” No need for overthinking.”
( 考えすぎる必要はない。)
( 考えすぎだ。)
– - ” No need to reapply.”
( 再応募は不要。)
– - ” No need to raise your voice.”
( そんな大声を出さなくてよい。)
– - ” No need to bribe politicians.”
( 政治家たちに賄賂を渡す必要はない。)
– - ” No need to reply all.”
( 全員に返信しなくてよい。)
– - ” No need to reset your password.”
( パスワードの再設定は不要。)
– - ” No need for training.”
( 研修は不要。)
– - ” No need to intrude here.”
( こちらに侵入する必要はない。)
– - ” No need for a mask.”
- ” No need to wear a mask.”
( マスク着用は不要。)
– - ” No need for gimmicks.”
( 小細工は不要。)
– - ” No need to interview. “
- ” No need for an interview.”
( 面接は不要。)
– - ” No need to explain. “
- ” No need for explanation.”
( 説明は不要。)
– - ” No need to take action.”
( 対応は不要。)
– - ” No need for vaccination.”
( ワクチン接種は不要。)
– - ” No need for violence.”
( 暴力は不要。)
– - ” No need to apologize.”
- ” No need for an apology.”
( 謝る必要はない。)
( 謝罪は不要。)
– - ” No need to be sorry.”
( 謝る必要はない。)
( 残念がる必要はない。)
– - ” No need to go there.”
( そこへ行かなくてよい。)
– - ” No need to act like a queen.”
( 女王みたいに振る舞わなくてよい。)
– - ” No need to scan this.”
( これはスキャンしなくてよい。)
– - ” No need to wait around.”
( そこで待っていなくてよい。)
( 時間を持て余す必要なし。)
– - ” No need for citations for verification.”
( 検証のための引用は不要。)
– - ” No need to cry.”
( 泣くな。)
– - ” No need for you.”
( あんたなんか要らん。)
ー
【 ご注意 】
” need ” と ” want ” は、 差し迫った要求。
–きつく聞こえがち なので、 対人では 注意 !
日本語の 「 必要 」 に比べて、 かなり感情的
–
<対面>で使う際は要注意。
–
特に相手が <目上> の場合
–
やたら ” I need 〇〇 ” と 要求 してはならない。
–
前記の 「 ギャー ギャー 騒ぎ立てる有様 」 そのもの。
–
–
–
◆ 名詞 ” need ” と 名詞 ” want ” の複数形を組み合わせた、
–
” wants and needs ” は、 「 欲求とニーズ 」。
–
既記の通り、 要注意な 「 強烈さ 」 が特質の2語。
–
決まり文句に近いペアで、 文脈次第で、
「 欲望と要求 」 「 要求と必要性 」 などとも訳される。
- satisfy someone’s wants and needs
- meet someone’s wants and needs
( 誰々の欲求とニーズを満たす )
– - free of wants and needs
( 欲望や要求から解放されている )
( 欲求や要求はなしで )
– - the wants and needs of customers
- the customer’s wants and needs
- the customers’ wants and needs
( 顧客の欲求とニーズ )
–
単数形でも使う。
- ” Having a child is a want, not a need.”
( 子を持つことは欲望であり、必要性ではない。)
デリケートな内容で、 和訳に手こずる。
◆ 相手との関係・状況・言い振りにも左右されるが、
ここでは日常的なビジネスの場を想定する。
例えば、
–
■ 上司に面と向かって、
” I need it. “
「 私はそれが必要なのです 」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「 とっとと渡せよ 」
「 早くやれ 」
–
こんな風に受け取られる可能性がある。
–
–
ギャー ギャー
–
—すぐやれ!
–
命令の勢いを帯び、 上司ならカチンと来ても不思議でない。
部下にいきなり 「 大至急やれ 」 と居丈高に厳命された心境。
よって、 平時には ” I need – ” の出番は少なめ。
文面でも、 同じ傾向が見られる。
- ” I need – ” による要求は、高圧的な感じで、
誤解を 招きやすい
– - 他動詞 ” want ” の ” I want – ” も、
同様の印象を伴う
–
店頭で 「 これください 」 「 これにします 」 と注文する際、
” I want this.” や ” I need this.” では、 がさつでぞんざいに響く。
同僚や友人ならいざ知らず、 初顔合わせであるなら感じ悪いので、
- I’ll have this.
- I’ll take this.
これらの方が無難。
トラブル予防には不可欠な知識なのだが、 日本の学校教育では
教わる機会が少ない。
至極残念である。
- 自分の目標 や 抱負を述べる ような使い方にはよいが、
対人用途 では 高リスク
学校の教え通りに、 ” I need 〇〇 “、 ” I want 〇〇 ” と無邪気に
口にする日本の中高生を思うと、 なんともやりきれない。
◆ 日本のコンビニ店などでは、 有料レジ袋の要否を確認するため、
外国人客に対し、 端的に ” Need a bag ? ” と聞き出していたりする。
「 対人用途 」 であるものの、 相手の希望 ( 必要性 )を尋ねており、
なにかを要求しているわけではない ので、 上記の危険は該当しない。
” Need a help ? “、” Need help ? ” ( 手伝おうか ) も同じ論理。
” Need support ? ” ( サポート・助けが必要ですか ) も同趣旨。
” Need a ride ? ” ( 乗りますか )( 送っていこうか ) もそう。
嫌味っぽかったり、 語気 ( tone )鋭くなければ、 基本非礼はない。
簡約すぎる向きは否定できないとはいえ、 なれなれしくなければ可。
–
–
【参照】 「 英語は3語で伝わりません 」 は、 本当か
【参照】 「 品格 」 よりは、 有用な援助が物を言う
実務によく出る完全文であれば、
- ” If you need to reach me, please call my cell phone.”
( 私に連絡を取りたい場合は、携帯電話にお願いします。)
” need ” なのは相手側なので、 やはり なにかを要求しているわけではない。
- ” If you would like to reach me, please call my cell phone.”
( 私に連絡されたい場合は、携帯電話にお願いします。)
上の助動詞に比べれば、 相手の心情の表現として ” need ” の方が押しが強め。
ただ、 事務連絡の用途では直截な表現が好まれて、 ” need ” の起用は無問題。
–
–
◆ よろしくない例は、 こちらのシーン。
動画開始後 21:08 で飛び出した、 堀江貴文氏の “ I want ” 発言である。
–
–
I want you to –「 レバノンで カルロス・ゴーンと 対談しました ( 2020/3/6 ) 」
–
堀江貴文 ホリエモン ( 公式チャンネル )
2020年3月10日 公開
–
––
◇ ゴーン元会長に対する物言いとしては、不適切と考える。「 ぜひとも ~ をやっていただきたい 」 とおっしゃりたいのだろう。
ところが、 前後の文脈を勘案しても、 「 おまえ、 ~ をやってくれ 」。
おまけに、 人差し指で指差しつつ述べているから、 厳かに命じる感。
ひどい。
暴挙に近い無礼さに、 見ていて恥ずかしくなってしまう。
–■ 日本語字幕 ( 公式版 ):
「 私はあなたに 日本の司法制度が良くない事を
世界に広めて欲しいと思っています 」–
■ 実際の口調 ( 拙訳 ):
「 日本の司法制度が良くないって、
おまえが世界中に広めてくれ 」
–
思うに、
–失礼な一幕で、 手振りも 口振りも、
ゴーン氏に対する 「 命令 」–
かのようだ。
–先述のまずい会話を、 見事なまでに具現している。
無性に活発な両手の動きが人目を引く。
とりわけ、 人差し指は上図と紛うばかりの存在感。
ジェスチャーは、 大勢の認識以上に注目されやすい。
なにより、 対談中、 何度も頬杖をつくのが目立ちすぎ。
” want ” の弱点 はともかく、 指差し と 頬杖 は基本マナーに背く。
堀江氏は気づいていない模様。
癖かもしれない。
しかし、「 キャラ 」 「 個性 」 で済まされる所作とは言えないだろう。
社会人として、 もったいない。
–◇ 一方、 ゴーン氏の聞き手としての態度は、 誠実で立派と感じる。
世界を舞台に長年活躍してきた、 トップマネジメント特有の物腰。
射る眼光が放つ荘厳さに加え、 底知れぬ静穏な佇まいが醸すオーラ。
多様性に日々揉まれ、 職務上 「 異文化理解力 」 を要求されてきた
ビジネスパーソンに共通する雰囲気。経験上、 そんな気がする。
数々の無作法な言い回しにも、 気分を害する素振りを見せることなく、
集中力を維持したまま、 熱心に討議する姿が動画を通じて見て取れる。英語力は言わずもがな、 体の構え( 姿勢 )の差異も際立っている。
–
※ ホリエモン風にやったら、 私なんかは 即刻クビ になる
–
◆ 「 英単語の丸暗記こそ、最強の英語勉強法 」
と公言する方々は、 応分の高い英語力を有する割には、
なぜか「 場違いな 」基礎表現を乱発するきらいがある。
40年以上に渡り、 幾多の学習法と学習者を見聞きしてきた感想。
なぜかしらん。 基礎なのに。 難しい単語もご存じなのに。
高度な語彙力の持ち主として推断すると、 異様なギャップに驚く
こともしばしば。
並外れて優秀な頭脳を加味すれば、 完全に不相応で怪奇なほど。
真剣に商談していた有用な人材が、 突然、 赤ちゃん言葉で
ばぶばぶ話し始める、 衝撃的な場面に立ち会うかのごとし。
「 英単語の丸暗記 」 に重点を置きすぎた方の陥りがちな陥穽
なのか、 堀江氏の英語を拝聴し、 ふと典型を見い出してしまう。
数ある著作で「 英単語の丸暗記 」の有効性を主張し続けるホリエモン。
確かに 「 英単語の丸暗記 」 は、 受験対策には効率がよく、 効果的。
–
–
◆ けれども、 実力が 中級 に達した後は、 めったに出会わない単語
を羅列する教本に執着せず、 リアルな英文に接することの方が大事。
市販の単語集で一生懸命勉強し、 どんなに語彙数を増やしても、
英文を読まねば、 無意味に近く、 紙上に兵を談ず。
仮に、 記憶術などを駆使して、 3万語を覚えることができたとする。
見上げた努力だが、 これだけで英語力が上がったと言えるだろうか。
とんだ勘違いであろうが、 こういう日本人学習者は相当数にのぼる。
–
–
文章を機械翻訳を使って外国語に置き換えていけば
意思疎通が可能だと思っている人が多いのですが、
これは間違いです。機械翻訳は、言葉の置換はできても、
それがその文章に適切な表現なのかを判断することはできません。–
「 間違いだらけの多言語サイトで危ぶまれる翻訳の未来 」
https://diamond.jp/articles/-/287089
2021年11月11日付※ 太字は引用者
–
こうした指摘同然の懸念が浮かぶ。
AI( 人工知能 )翻訳の品質評価で、 頻発している問題点。
世間一般には、 流布していない実態である。
–
▼ thief が自ら通報してくれるお店 🤣
–
▲ 主語抜きの邦文を機械英訳した失敗例
( 2023年 ビックカメラ なんば店 )
–
–
勝手に 「 幻覚 」 を生み出す怖さ人間が翻訳していれば絶対に起こり得ない誤訳を、
生成型AIは確率論の名において平気で冒すことが出来る
–
–
「 AIが間違えるハズがない 」 は危険。
平気で嘘をつく生成型人工知能の限界
https://www.mag2.com/p/news/583243/3
2023年8月31日付
–
AIを過信する危うさは、 ” Vocal about – ” で追究した。
–
–
◆ さらに、 具体例を挙げる。
以下、 ” vocal about – ” より再掲。
–
2017年のサービス開始以来、 「 世界一高精度な翻訳ツール 」 と
自称する、 多言語翻訳サイトの 「 DeepL 」 ( ディープエル )。
本拠地はドイツ。
世に名声をとどろかせる AI翻訳 が仕出かした 「 重大な誤訳 」 をご紹介。
和訳の自己レビュー中の出来事。
英文を自分で和訳して作った日本語文書を、 DeepL で機械英訳して、
英語に戻す作業により、 自ら和訳の品質( 精度 )を点検していた。
原文は英語 → 和訳 ( 私 ) → 英訳 ( DeepL、下記の通り )
懲戒処分( disciplinary action )の一環としての始末書関連の翻訳。
2022年7月21日実施。
–
–
–
画像の拡大
※ 赤字の 「 ← 誤訳 」 は追加
–
赤い矢印は、 完全な誤訳で、 これはまずい。
意味があべこべ。
否定の形容詞 ” no ” は余計。
No need for a ” no ” here !
拡大してみる。
–
–
–
–
直下の 「 別の訳語一覧 」 は誤訳になっていないから、
なおさら妙な気がした。
どうしてこうなったのかは不詳。 不気味で怖い。
熟練の翻訳者は、 この手のミスはしない。
全体を見据えながら翻訳を進め、 完成前に異常値を阻止する。
同日すかさず、 DeepL で 類義の 「 自己の責めに帰する 」
を機械英訳。
次の英訳が現れ、 明らかな問題は見られなかった。
- attribute blame to oneself
別の訳語一覧: - take the blame for one’s own actions
- take the blame for one’s own faults
- take the blame for one’s own fault
「 DeepL Pro 」 の文言が示すように、 有料版である。
–
▲▲ 再掲終わり ▲▲
–
この ” vocal about – ” には、 その他の誤訳例もたっぷり掲載している。
( 実名入り、 図入り )
–
◇ 語義が分かることと、的確に使いこなせることは、まったく別の話
語彙の認識 ( recognize ) と運用 ( command ) は、 練度の高低に差がある。
英単語の意味がぼんやり分かるだけで実用に供するなら、 そりゃ世話がないわ。
–
–
言葉を取り扱うプロたちは、 多彩で複雑な内奥の広がりを知覚する。幾重にも重なる言葉の多層性は、 上澄みをすくったくらいで見えない。
いくつもの意味 ( 語義 )を包含する単語が数限りなくあるということ。
外語相手の翻訳者に限らず、 母語中心の作家や漫才師らも知り抜く話。
置き換えで事足りない点は、 本稿で引用する複数の翻訳者が証言する。
–
–
” Vocal about – ” より
–
プロではない一般人が常用する日本語だって、 そうではないか。
私たちが普段おおよそ使わない、 日本語の難しい語彙をたくさん
知っている日本語学習者が、 実質的に使える日本語ができるとは限らない。
「 ちょいと眉唾物かも … 」 どことなく勘ぐりたくもなってくる。
外語ゆえんなのか、 こと英語に関しては、 さして思考し整理することなく、
ごっちゃにした末に、 単語一辺倒の風潮に色濃く染まっているのが悔しい。
長期に渡って、教材に取り組み続けると、「 勉強している 」 自己満足に
酔った挙句、 上辺だけの見せかけ英語に流れてしまう危険が待ち受ける。
やばくない ?
かるたみたいに、単語を並べるのみなら、それでよいかもしれない。
ニュアンスで使い分ける視点も理解力もなく、ほとんど暗記ゲーム。
真面目な日本人学習者にありがちなのは、 単語数を増やすほどに、
英語ができるようになると妄信し、 上級語の暗記に精を出す盲進。
お馴染みの勉強法だが、 思い通りに結実する中長期の展望は暗め。
それより、 「 使えない 」 自己満英語に向かって、 まっしぐら。
–
◇ 語感の持つ重要性を知れば、闇雲に単語数を増やそうと思わない
なぜなら、 まともに使いきれない上級語を増やして悦に入るよりは、 皆
が使う基礎単語と 句動詞 ( phrasal verb ) を習得する方が、 実用に
即しており、 確実に通じるようだ、 と感知するから。
動詞なら、 put, give, get, take, make, have, go, want が代表格。
英語を使える人間であれば、 例外なく全員が習得している基礎単語である。
今覚えようとしている難しい単語、 ご自分で使う機会はありそうですか ?
上等すぎる英単語の丸暗記は、 電話帳の暗記に似寄るので用心する ( 後述 )。
中級者であれば、 もっと優先して学ぶべき重要な単語やフレーズは山とある。
先に挙げた動詞は汎用性も応用力も強大で、 みっちり仕込めば飛躍を遂げる。
総合的な英語力の底上げとして得られる絶大な効力は、 上級語の比ではない。
基礎単語をじっくり学び直すべきなのに、 手が回らないから英語ができない。
–
日常語すら心許ないのに、 高難度の語に飛びついたところで、 まず使えない。
マニアックなものに手を出す前に、 誰もが使う単語と表現をきっちり固める。
日常会話さえできないのに、 ハイレベルの知識を詰め込んでいるのが日本人。
自ら使うに至らぬまま、 しゃかりきに習い理論武装を重ねる方が極めて多い。
高難度な単語を覚えることに精一杯で、 簡単な単語を使いこなす余裕がない。
会話なくして口を動かさない 「 英語の勉強 」 に満悦し、 時間を使い果たす。
口で発声してみなければ、 絶対しゃべれるようにならないのは争えない事実。
勉学に専念し、 user になることなく、 English learner だけで一生を終える。
おかしな話だ。
認識止まりが learner、 自分で語彙運用 ( command ) を試みるのが user。
読めればよいのなら、 必然の帰結として、 スピーキング実現から縁遠くなる。
もし、 自ら話せるようになりたければ、 考え方を改めなくてはならないかも。
もっとも、 受験・資格対策であれば、 割り切って覚えるしかないと考える。
–
◆ 漠然と単語の意味が分かるぐらいでは、4技能( 聞く ・ 読む ・ 書く ・ 話す )
を万遍なく、 一定水準まで高める目的には程遠く、 的外れな注力となる。
はっきり申し上げると、 使い物になりそうもない、 偽の英語で終わる。
通じる英語から、 知らず知らずかけ離れていく、 几帳面で必死な勤勉さ。
痛ましい結果が、「 使える英語 」とは別物の、 自己満英語の出来上がり。
ご本人は 「 英語ができる 」と思い込んでいるから、 とてつもなく厄介。
言葉の使用場面を誤るとどうなるかは、 先ほどの映像が示唆してくれる。
誰しも使うような、 最重要かつ最頻出の基礎単語の誤用は避けたい。
限られた時間で学習する以上、 実際に使える英語を目指そう
勉強時間の使い方を間違えてはならない。
やるべきことの優先順位を間違えてはならない。
もったいない。
–
【参考】 ※ 外部サイト
– 英検1級に必要な語彙数は、 英語ネイティブなら中学生未満
–
◆ いつ使うか予期できぬ字面をひたすら暗記するより、現に目の前
で取り上げている具体例から学ぶ方が、 殊の外、 気楽で飽きにくい。
英会話や英作文を通して、 自ら語彙を運用できれば、 なおよい。
「 語彙力 」は教養の土台を形作るが、 相手あってのコミュニケーション。
受け手の理解度及び反応に寄り添って、 語彙運用する心遣いが望ましい。
「 頭がいい人 」 「 できる人 」 と思われたいなんて、 もってのほか。
そもそも、場にそぐわない難解な言葉を用いても、本能的に反発されて、
心理的に 距離を置かれて しまうどころか、 そっぽを向かれるのがおち。
【参照】 ” perceive ”
–
衒学的な尊大さが、 鼻につくのだろう。
ましてや、 私たちはノンネイティブ ( 非英語母語話者 )。
ネイティブを英語力で打ち負かそうなどと、 思い上がらないことだ。
【参照】 ” Please advise. ”
–
–
◆ こう考えた私は、 「 生の英語 」に触れるよう、 多読・多聴に努めた。
ここで言う「 生の英語 」とは、 一般人の生活で多用される英語。
インターネットが普及した現在では、メルマガ 及び インターネットラジオ
も存分に活用している。
便利な時代だ。
今の若者がうらやましい。
–
散歩 や 筋トレ では、 骨伝導ヘッドホン
耳が疲れにくく、おすすめ
( Shokz OpenMove )
古いスマホを再利用して、 浴室でも リスニング
のんびりごろごろ、 長続き
室内で揺らめき、 ひらめくぶらんこ
–
▲ 別稿 「 単語の覚え方 」 より
–
◆ 「 単語力か、多読か 」は、 英語学習の不朽不滅の論点。
1980~90年代、 本気の英語学習者の一部に知られていたのが、
渡部昇一 ( 1930-2017 ) と 松本道弘( 1940-2022 ) の論争。
英語学者として 「 単語力 」 を強調する渡部教授に対し、 一貫
して 「 多読 」「 速読 」 を力説する、 通訳者の松本氏に私淑
していた若かりし頃の私は、 氏の説く手法をやんわり踏襲した。
松本氏の初期の著作、 ことさら 『 私はこうして英語を学んだ 』、
『 速読の英語 』、 『 「タイム」を読む 』、 『 「FEN」を聴く 』、
『 速聴の英語 』 は、 むさぼるように何度も読んだ。
そして、 毎日、 愚直に実行した。
※ いずれも旧版、 80年代頃の松本作品は良質だった
1975年刊の 『 GiveとGet 』 は、 何べんも反復して読み返し、
サイデンステッカー( 1921-2007 )との共編 『 日米口語辞典 』
の 「 増補改訂版 」 は頭に叩き込んだ。( 「 決定版 」は 2021年刊 )
–
‐
◆ 「 単語力 」 以上に 「 多読 」 を優先してきて、 大正解。
分からない単語に いちいち気を揉む代わりに、
力量に見合った 英文を 大量に 読み込む心構え。
–
単語の暗記・単語帳の作成 よりは、 英文を読む時間 を重んじた。
不明部分に拘泥しなくても、 決定的な支障が出ない読み方を会得した。
試験には通用しがたいかもしれないが、 これぞ自然な「 読書 」に似通う。
常日頃、多くの人は母語で活字を楽しむ時、 無意識にこうしているだろう。
外語は勝手が違うとはいえ、 力がついてくると、 母語の読書に近づく。
文脈・用例から意味を推理し、 かれこれ読み取っていく読解力の発露。
一部抜粋されると誤読・誤訳してしまう晦渋な英文であっても、 文脈
に沿ってだいたい読めていれば、 すらすら読み解けていたりするもの。
試験並みの厳しく丁寧な吟味がなくとも、 一応 「 読書 」できている。
読めるようになってくると、 英文法のあれこれに気を取られなくなる。
文法は大事であるが、 英語が使えるようになると、 意識から遠のく感。
母語を気兼ねなく行使する際、 文法を念頭に置かない状況に似てくる。
以前みたいに、 文法のために中断を強いられ、 頭を抱える時間が減る。
文法の煩雑さが低減していく手応えは、 英語力増進の物差しとなりうる。
目にした瞬間、 脳天に一撃を食らわす、 あの猛烈な英語アレルギー。
英文に見慣れれば、 そんな心理的障壁も薄れ、 心地よくなってくる。
辞書を通読する気力があるなら、 多読に充てる方がベターと感じる。
–
◆ しんどい一因は、 他人が集めた 片言隻語 ばかりに向き合っているから。
多読・多聴で学んだためか、「 よく我慢できるな … 」 と生真面目さに心底感心。
身近にあふれる面白い英文を無下にして、単語集に没頭する理由がどうにも不可解。
無気根者の私は、 ” No need for much secondhand info ! ” と激しく思う。
暗記中心で、 英語の実力が本当に伸び続けるなら、 無論こうは言わない。
実は「 受け身 」的な、つらい苦行。 無味乾燥で、つまらなくて当然。
いつまでも既存の単語集・表現集に依存せずに、 早々切り上げて、
得意分野の英文を がんがん読もう
–
そっちの方が、 変化に富み、 きっと無理なく続く。
少なくとも、市販の教材にしがみつくより、「 自信 」がつくぞ !!
「 案外、読めるぞ。 なんか、いけるかも … 」 芽生えが始まる。
これまでの積み重ねの成果を目の当たりにして、 バイリンガルの
仲間入りする自覚が高まり、 苦労が報われた実感で胸がときめく。
能力と相性に沿う英文を選ぶことが、 なによりも大切で、 成否を決す。
なんとなく、 心身の調子が上向く程度の難易度がちょうどよい。
もし、 ストレスがたまるなら、 まだまだ難しすぎるため、 選び直す。
「 辞書を引かなくても、充分読めるレベル 」 からスタートしてみる。
ご自身と相談しながら、 難易度 及び ペース を上げ下げしつつ調整。
こうすれば、中級者は、能動的に働きかける学習態度を養うことができる。
–
–
–
◆ インターネットが普及した現代は、 自分に適した英語を自由自在に選べる。
それ以前の日本社会では、 英語に接するまでに、 手間暇・コストを要した。
英語のケーブル放送を目当てに、 都内のホテルにて自主合宿したもんだ。
自宅では、 高価な 短波ラジオ で、 ノイズにめげずに国際放送を受信していた。
2か国語放送は1980年代、 BS・CSは90年代より徐々に家庭に浸透していった。
英字新聞・雑誌を 定期購読 し、 海外発送分は「 国際郵便為替 」で毎年送金。
やっとこさ手にした大抵の雑誌は ” cover-to-cover ” で舐めるように読んだ。
なにかにつけ、 あれやこれやと費用がかさんだ。
選択肢が手薄い当時は、 しくじると浪費に直結したので慎重だった。
一般個人は、 こうもしないと、 生の英語までたどり着けなかった。
–
◆ 勇気を奮って、「 補助輪 」 を取り外し、 思い切りペダルを漕ぐべし !
教材づくめの学習法には、 それほど期待できない濃厚な目覚め。
この喜びは、原文を読みこなして、 味わっていただくしかない。
英文の場数を踏むと「 弾みがつく 」現象は、やってみれば分かる。
素材さえ合っていれば、 中級者は着実に進歩し、 自信がぐっと高まる。
あらぬ方向に突き進んで、 自滅してしまう可能性は低い。
この安定感こそ、 初学者とは 一線を画す、 実力者の本領なのだ。
与えられた素材ではなく、 自分の頭を使って学習計画を立案する。
教材相手では到達困難な領域を自ら開発し、 独自に展開していく興奮よ。
自発的・内発的な動機の底力と、 自主的な行動力の効き目はすさまじい。
–
–
早めに 原文に 着手しましょう
–
◆ 一般的な日本人の生活環境を考慮すると、 インターネットなどで英文を読む
ことこそ、「 英語を使う 」 ことに接近するための手軽で手近な手段と考える。
市販教材は、 部分的に抜き出した抄出素材ゆえに、 真の読解力を体得できず。
著作権の問題があり、 欲しい題材を安易に取り込むことはできないのである。
そこまで関心のない過去の話題中心なので、 好奇心も湧かず、 退屈な勉強に。
紙幅に制限がある中、 学習者の役に立ちそうな内容に焦点を絞り、 出版側の
都合及び執筆者の能力範囲という制約内で説明を加えるのが、 学習教材の主流。
編集者・監修者・出版社など、 大勢のフィルターを通した学習となっている。
それが教材学習の本質であり、 知るや知らずや、 他人に多分に依存する仕様。
かっちり骨組みを決められ、 がっちり主導権を握られていることに気づくべし。
良心的な教材であるほど、 学習者の引っかかりやすい箇所をあぶり出してくれる。
その反面、 弱みを補完する意図の本ばかり読んでいると、 全体から文意を主体的
につかみとる読解力は育ちそびれ、 解説なしでは気が臆し、 もろくもくじける。
理屈が通りにくい、恣意的・気分的要素を踏まえ、 解き明かすことはややこしい。
その解説が妥当であればまだしも、 言語の世界は一筋縄ではいかないことが多い。
あらゆる角度から分析した達意平明の教材よりは、 粗製濫造じみた傾向がある。
高い素養を積んだ外国人学者の説ですら、 異議を挟みたくなる記述が散見される。
” Could you update – ? ” の後半にて、 ネイティブ学者の説に反証してみた。
” vocal about – ” では、 「 日本の第一人者 」 の 杜撰な論考に反駁してみた。
–
※ 後述
その辺の教材に付き合うくらいなら、 心より読みたい素材の方が幸せをもたらす。
加えて、 自力でいけるかどうか、ざっと相対的に判別していく貴重な経験を放棄。
資源と所要時間を見積る能力が、 段取りと産物をいかに決するかは身に染みる話。
それどころか、 依存的体質が染みついてしまい、 いつまでたっても自立できない。
ずるずる他人に頼ると、 こうなる。
下手すると、 心は 「 万年受験生 」 ( 後述 )。
正否の 線引き を厳格に定める本に執心すると、 通じる英語の枠組みを設けづらい。
理論と運用が秩序立たない用途も数多く、 時に白黒つけがたく泥臭いのが、 実用。
初級なら指導者の手引きに従うべきだが、 中級以降はもっと能動的になってよい。
お膳立てを整えてもらうのでなく、 切望するスキルを突き止め、狩りに行く心意気。
これから記すが、 リスニング教材も単語帳も、 自分で作ってしまえばいいのでは。
いろいろ手を打って、 うきうきする教材を自前で用意すれば、 退屈とは無縁になる。
私はそうした。
自分で作れば 自信 と 喜び が湧く
–
【参考】 ※ 外部サイト
– コミュニケーションと違い、 リーディングは自学自習できる
中級者なら、 主導権を奪われるな
–
–
初級者だった昔と違って、 なんとなく気乗りしなくなってきている …教材選びに失敗するとこうなる。
慢性的に 「 退屈している 」 危ない状況を自覚できていない人たち。
一途に市販教材に取り組む 「 勤勉さ 」 が及ぼす危険の典型である。
–
–
「 自分の世界 」 が広がる英語 より
–
◆ YouTubeの コメント や商品 レビュー( アマゾンなど )も、
一般ユーザーが気軽に発した生の英語に触れるチャンス。
お手元に英語素材がなければ、 手始めに コメントとレビューから
取り掛かるとよい。
–
魅了された動画や商品の英文コメントを、 ついでに読む 「 習慣 」。
「 今日からできる 」 英語学習であり、 人生を変える効果がある。
–
翻訳機能を使えば、 その場で答え合わせでき、 気苦労は少なめ。
すこぶる奨励する学習法のひとつであり、 私も毎日実行している。
玉石混交といえど、 とにかく楽しい教材となる。
旧来の新聞・雑誌の読者欄は言うまでもない。
なにしろ、 投稿者の感情がほとばしり、 エネルギーが充満する。
「 コメント回り 」と称し、 めぼしい日英表現を 語彙採集 し、
営々と単語帳 に登録するのが、 永年の私の日課である。–
–
–
◆ 世界中の英語学習者に対して発信される、 本場発の講義動画も絶賛推奨する。
一例として、 ” Oxford Online English ” を ” integrity ” でご案内している。
お気に入りの作家・映画の作品をリピートする習慣 も、 ぜひ取り入れておこう。
しっくりくる素材を元手にして、 丈夫な柱を埋め込む 大人の勉強法は後述する。
オーディオブック は名実ともに充実しており、 作家自らが朗読する作品も豊富。
誰もが知っている大物俳優が、 長々と何時間もかけて朗読しているから驚く。
メリル・ストリープ、 シャロン・ストーン、 ジェーン・バーキン も複数販売中。
※ 舞台出身の メリル・ストリープ ( 1949- ) は朗読歴も長く、 格別な出来。
1990年代後半、 カセットテープ版を5作ほど買ったが、 彼女の発音はさすが。
オーディオブック も天下の絶品で、 オペラ歌手仕込みの柔らかい発声が聞ける。
ナレーターとは違う個性が丸出しで、 出演映画以上に気合が入っていたりする。
気になる人物の自伝朗読は、 うれしさにわくわくして、眠れないほど心が躍る。
見知る有名人が自分だけに語りかけているという幻想で、 胸がどきどき高鳴る。
憧れの人に個人教授されているつもりで、 一言一句を吸収し、 真似てしまおう。
–
< 検索リンク >
https://www.audible.co.jp/search?searchNarrator
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高難度の単語・表現は、 どこから得たか私は大方覚えている。
「 この表現は、 Xさんがあの時使ってた 🤩 」
–
心密かに甘酸っぱいファンタジーの快楽に身を任せている。
「 Xさんが私に直々に教えてくれたんだ 😍 」
–
外語学習の知的興奮は、 えも言われぬエクスタシーの極み。
–
◆ 著作権切れの ” pubic domain ” にある創作物の朗読は、 基本的に無料。
https://tunein.com/audiobooks/
–
【参照】 「 TuneIn Radio 」 で英語リスニング、 ” public domain ”
–
YouTube でも、 英語作品の朗読を提供するチャンネルはごろごろしている。
https://www.youtube.com/results?search_query=read+story+in+english
–
気に入った作品を録音し、 自習用のリスニング教材を 「 自作 」 してしまえ。
【参照】 自習教材を自作するために使っている道具 ( 写真入り )
–
◆ セレブらの追っかけ ( 記事・動画・書籍 ) は、 私には非常に効果があった。
大昔の情報も映像も、 インターネットで探せば、 独力で仕入れられる幸せよ。
40年以上前、 紙面に見入り、 想像をたくましくして、 そっと思い浮かべた
光景の動画を、 今や検索するだけで難なく探し出せ、 自宅でゆっくり楽しめる。
果てしなく続いた夢が、 幾星霜を経て一飛びに叶い、 感謝感激を噛み締める。
あぁ、 生きててよかったな …
情景を味わい尽くそうと、 じろじろ見つめ、 躍起になって反すうし胸に刻む。
唾液飛ばして舌を動かし、 幼児みたいに声を出し、 きゃっきゃっと真似っこ。
画面越しに食らいつく。
気に入った作品は執拗に反復し、 暗唱するまで仕上げると、 堅固な支柱が立つ。
得意な分野に集中して、 英語の柱を立て並べながら、 基盤を踏み固めていく。
中級の大人は、 大好きな方面の英語をとっかかりにする方が、 楽に成長できる。
子どもと違い、 自分の素質に合う分野はどの辺か、 ある程度は目星がつくはず。
いかにも教科書的な進捗よりは、 得意分野から足場を固める方がスムーズに捗る。
外堀を埋めるのではなく、 造詣が深い専門の牙城に直に切り込む方が実は楽ちん。
英語力は不十分でも、 動機が盤石、 なぜだか話の流れは分かり、 継続しやすい。
英語から遠ざかる隠れた原因は、 砂をかむ教材で、 げんなりと意気阻喪するから。
何十年も生きてきた大人が、 学生向けの素材で勉強し続けるのは大儀でならんわ。
基礎力を備えた中高年の中級学習者は、 興味津々な素材中心に進めていくのが吉。
刺激的で飽きず、 持続できて自己肯定感が高まり、 とんとん進展し心が折れない。
–
–
個人的関心と職業を上手に組み合わせていくと、 非常に強力な威力が加わる。自信と自尊心が強化され、 人生が好転する相互作用・相乗効果を実感できる。
自己肯定の循環が発生し、 人生の運びが好調となり、 生きる力が湧いてくる。
地位・名誉・年収などの外的報酬動機から内的動機にシフトすればなおよろし。
高齢になっても、 支障なく続けられるのは、 自分志向の内的動機付けゆえん。
–
–
「Gmail」で作る単語帳 より
–
–
意志力以上に、 よい習慣と仕組みを味方にする。意志力にいつも頼るのは、 不安定で病みやすい。
自分に合う習慣と仕組みを設ける方が楽に続く。
–
( 中略 )
–
「 仕組み → 習慣化 → 無意識 」 で気が楽になる。
なにも考えずに、 反射的・自動的に動けるように。
楽々( effortlessly )できるようになってすごい。
※ 気まぐれな意志力を私はあんまり信用しない
–
–
【時間管理】視覚化して脳を安心させる より
–
😵 意志力に頼ると、 辞める・病める人になりがち 😵💫
∵ しんどい
–
–
崖っぷちに自ら追い詰めるやり方を、 私はおすすめしない。一夜漬けの短期決戦はいざ知らず、 長くは続かないからである。
その反動で燃え尽きたり、 得体の知れない疲れが残ることもある。
50年以上生きて振り返ると、 その潜在的な危険性が透けて見える。
なによりも、 心の状態に左右されない仕組み作りが大事 と考える。
–
–
「 単語の覚え方 」 より
–
【参考】 ※ 外部サイト
- 面倒くさいことを、やる気がなくても自動的に終了させる方法。
https://www.youtube.com/watch?v=tQGT5bAw82k
2024年7月8日付 ※ 動画全長 19分14秒
–
– - 先延ばしは変化を嫌う脳の防衛本能、 過大目標・恐怖・疲労が原因
https://www.youtube.com/watch?v=oicEi-YTMlY
2024年6月24日付 ※ 動画全長 19分53秒
–
– - ベビーステップ、 小さな一歩がもたらす習慣と成功
https://www.youtube.com/watch?v=Qn6lA95UAFE
2024年8月16日付 ※ 動画全長 17分18秒
–
中級 の力量の持ち主は、 興味が湧く対象を中心に取り組むと結果良好。–気になる素材をやり終えることで、 見違えるほどたくましくなります。
–
すべての疑問がすっきり解消するまで、 最初から最後までお供します。
–
分からなかった部分を洗いざらい解き明かしますので、 挫折しにくい。
–
大好きな作品を支柱として埋め込み、 それを足掛かりにする自習習慣。
–
語学の基本は真似なので、 暗唱するまで仕上げれば一生の財産になる。
–
–
支援サービス ( Support Services ) より
–
◆ よほど惚れ込んだ対象となれば、 専用の 単語帳 を作り、 着々とひそみに倣う。
–
–
これ1本で、 YouTubeなどの動画と音声をダウンロードし、 保存できる。動画のURLを入力( コピペ )して、 提示された複数のファイル形式から
希望を選べば、 あとは内蔵の動画ダウンローダが保存先にダウンロード。動画の音声のみのダウンロード・保存も楽々できる。
私的利用目的の範囲内で、 「 自習教材 」 を好き放題に作れて楽しい。
自ら取捨選択し編成した素材なので、 市販教材よりも引きつけられる。
MP3で保存した動画音声を、 移動時間などに年がら年中聞いている。
殊に、 リスニング ・ 書き取り ・ 語彙採集 ・ 発音訓練 に有益。
直感的に操作でき、 数百のファイル形式に、 ワンタッチで高速変換。
( 中略 )
音声を聞く iOS アプリは、 2009年から上掲 GoodReader を使う。
–
–
辞書の 「 自炊 」 と辞書アプリ より↑ 自習教材を自作するために使っている道具を記述 ( 写真入り )
–
1990年代までは、 ラジオは主にラジカセで録音していた。
1980年代、 チューナー内蔵のラジカセ登場後は、 テレビも音録り。
映画は、 ビデオデッキから、 オーディオケーブル1本で音声出力。
VHSからカセットテープに音声入力し、 ウォークマンで音声再生。
インターネット普及後に振り返ると、 なんだか冗談めいた話だが、
私にとっては、 なんの変哲もない学習習慣で、 久しく定着していた。
–
–
◆ あまり大きな声で言えないが、 40年以上、 物真似して生きてきたためか、
ひいきのネイティブ多数に、 お口の中に住んでもらっている感覚。
「 暗唱するまで仕上げる 」 と、 肌身離さずどころか、 24/7、 同居状態。
語学目的なので性別不問、 日毎夜毎、 うじゃうじゃ外国人と痛快に過ごす。
うっとりとした夢現の境を漂いつつ、 英語に揉まれて、 夢見心地の暮らし。
こうなると、 否定感情がまとわりつく隙はなく、 すがすがしくて常時快適。
これこそ外国語学習の醍醐味で、 頭の中に 「 別世界 」 を心任せに作れる。
英語好きな人に幸せそうな人が多いのは、 多重の場をこさえているからかも。
” What’s the use of – ? ” 、 「 Gmail 」で作る単語帳 、 ” integrity ” で
詳らかにした。
( 以下、 後半の ” No need. (2) ” に続きます。 )